2009年02月04日

『コサキン』終了へ

 27年続いた長寿ラジオ番組、『コサキン』(TBSラジオ)が、今年3月一杯で終了する模様。

 コサキンとは、小堺一機さんと関根勤さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組です。

 う〜ん、そうか〜・・・。残念に感じる一方で、やむなしかなとも思います。

 『コサキン』は、『快傑アドレナリン』という名前の頃だから、18年くらい聴いているんですが、ここ数年は、正直本当につまらなくなりました。

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2009年01月31日

復帰

 午後2時くらいから、イラストの彩色。水彩絵の具にて。

 気分がなんとなく沈殿しているので、作業は少ししんどい。水彩絵の具めんどくさーと思いつつ塗る。

 でも描き味とか仕上がりが、Photoshopにはない暖かみがあって、良いなって思う。

 根を詰めたせいか、段々頭が痛くなってきた。ヤワだな〜。午後7時頃、大方塗り終わる。2枚仕上げたかったけれど、ダメでした。

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2009年01月28日

無茶質問

 寝起きから、弱い偏頭痛。朝食食べて、イブレスト飲んで、昼まで寝る。痛みは、少しずつ弱まっていった。

 先日描いたイラストの下絵の修正。そして、違うイラストの下絵を入れる。途中、歯科クリニック受診。いつものレーザー治療。それにしても、治療期間長いなぁ。

 今日は、寒い寒い。でも、気温は平年並だとか。寒いの嫌だなぁ。春よ、来い〜。

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2008年05月29日

『山姥』

 MDに録音しておいたNHKラジオ第一の『ラジオドラマ・アーカイブス』を、昨夜聴いた。

 かつてNHKで放送されたラジオドラマを、再放送する番組なんですが、今回は、寺山修司・作の「山姥(やまんば)」(1964年の作品)。

 昔の貧しい農村のお話。

 村に住む、ある30男は、バカ者であると、バカにされて、嫁もとれなかった。男の楽しみは、村の若い娘が、川で身体を洗うところをのぞくこと。

 彼に、ある村人が「一緒に住んでいる母を、山に捨ててくれば、嫁が与えられる」という、村の掟を教えた。

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2008年03月30日

残念な卒業

 卒業シーズンですが、納得できな卒業があります。

 『土曜の夜はケータイ短歌』(NHKラジオ第1)で、パーソナリティーのふかわりょうさんと、魚喃キリコさんが、昨晩の放送で番組を卒業した。

 特に、ふかわさんの降板は、残念。

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2008年03月08日

モテない男トーク

 午前中は、歯科クリニック、図書館、食料買い出しと、車で回る。

 帰宅して昼食を食べると、疲れてダウン。一休みして、午後3時半くらいから、動き出す。カラーイラストの下絵を、1.5枚。今ひとつ、乗り切れない。

 夜、『土曜の夜はケータイ短歌』(NHKラジオ第一)を聴いていたら、ゲストで、新婚ほやほやの山田まりやが、幸せ感を隠さずトークしていることに、イライラ。不快なので、MDに録音しておいた、『みうらじゅんのサブカルジェッター』(TBSラジオ)を聴く。

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2008年02月24日

ラジオの1日

 午前中から気分が落ち込み、偏頭痛もあって、頭痛薬を飲んで、夕方までベットに横になって過ごした。

 その間、することといえば、携帯ラジオを聴くことだけだった。

 オールナイトニッポンの40周年記念番組を聴いたり、TBSラジオの『伊集院光 日曜日の秘密基地』を聴いたり。

 オールナイトニッポンは、40周年を記念して、昨日から明日朝5時まで40時間放送を敢行。歴代のパーソナリティーを選抜して、2時間ずつ担当させる趣向。

 昨日の放送では、あのねのねを聴いた。今日は、笑福亭鶴光、タモリ(途中まで)、所ジョージを聴く。

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2007年12月30日

エロの力

 今日もほとんど1日、ベットで布団にくるまっていた。風邪は小康状態。微熱がある。

 両親は、正月飾りの飾り付け作業だった。例年あまり手伝わない、不肖息子だが、今年は風邪なので、おおっぴらに(?)休ませてもらう。

 部屋にはテレビがないし、あっても観たい番組もなし。それで、ほとんどラジオを聴いていた。昨晩MDに録音しておいた、『みうらじゅんのサブカルジェッター』(TBSラジオ)、『「怪」ラヂオ』(TBSラジオ)、『コサキンDEワオ!』(TBSラジオ)。

 『サブカルジェッター』は、相変わらずゆるい感じで、面白い。『「怪」ラヂオ』は、ドつまんなかったな〜。『コサキン』では、ルー大柴独立の話題が出なかった。

 そういえば、昨晩オンタイムで聴いていた、『ケンドーコバヤシのキミナグ』(TBSラジオ)は面白かったなぁ。ケンコバが、アシスタントのグラビアアイドル折原みかに、「そこ、あかんねんって言うてみて」と振って、軽い下ネタだと分からない折原が「そこ、あかんねん」と無垢に復唱するのが、バカバカしくて笑った。

 それらを聴き終わってからは、『伊集院光 日曜日の秘密基地』(TBSラジオ)。街頭インタビューのコーナーで、ある男性が語った、死んだおじいちゃんの話が面白かった。

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2007年12月06日

2周年、大空眞弓、松浦四郎若。

 すっかり忘れておりましたが、このブログは、11月17日に2周年を突破していたんですね。いつもご覧頂き、ありがとうございます。無事生きて、2周年を迎えられました。

 これからも、どうぞよろしくお願いします。

 

 さて、今日は手紙を書いたり、図書館へ行ったり、HPの更新作業などで、終わってしまった。

 夜『 わが人生に乾杯!』(NHKラジオ第一)を聴く。芸能トークバラエティーで、ゲストは、女優・大空眞弓さん。HP更新作業などをしながらで、集中して聴けなかったものの、なかなか面白かった。

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posted by 諸星ノア at 21:14| Comment(2) | TrackBack(0) | ラジオ

2007年12月04日

「げんこつやま」から「ライディーン」まで

 作曲家の小森昭宏をご存じだろうか。

 本日の『今日も元気でわくわくラジオ』(NHKラジオ第一)のゲストに、小森昭宏さん(76歳)がゲスト出演されて、名前を知った。

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2007年11月20日

似顔アップ、そして応援したくなる恋

 午前中は、描きかけの似顔の彩色作業。お昼ちょっと過ぎに、完成。先日イベントに参加した、AV女優七海ななちゃんの似顔。早速、17日の記事にアップしておいた。

 昼食後は、治まっていた頭痛がかすかにぶり返してくる。それとモニターを見つめすぎたせいか、目が疲れていて、1時間ほど目を閉じて、横になる。眠りには落ちなかった。

 描きかけのカラーイラストの下絵に取りかかる。下絵にトレーシングペーパーをかけて、写し取る。ここで、今日は終わりにした。

 ところで、ラジオの話ー

 先週の日曜『きらり10代!』(NHKラジオ第一)を聴いていたら、心温まるメールが紹介された。

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2007年09月16日

天才コンビ

 今朝は早起きして、姪を電車で迎えに行く。今日は彼女をウチで預かる日である。

 姪の相手をしていて、朝早かったせいもあって疲れて、午後は1時間ほど眠ってしまった。

 『伊集院光 日曜日の秘密基地』(TBSラジオ)のゲストは、24時間マラソンとゴールデンゴールズ優勝の記憶も新しい、萩本欽一=欽ちゃんであった。危うく寝過ごして、聴き逃すところであった。続きを読む
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2007年09月12日

絶品・立川真司。それと粘土造型再開デス

 昨日の『真打ち競演』(NHKラジオ第一)で初めて知ったのだが、モノマネ芸人・立川真司さんは、爆笑だった。不勉強にも、こんな面白い人がいたことを知らなかったなんて。

 電車などの、車掌の声や電車の走る音などのモノマネだったが、もう絶品で笑いが止まらなかった。別に鉄道マニアでなくても、全然かまわない、万人受けする乗り物芸である。公式HPを探して確認したが、CDも出ているそうで、これは欲しいなぁ。

 『真打ち競演』は3組の芸人が出るが、立川さんは2番目。ここで館内爆笑で、大盛り上がりだったので、トリを務めた春風亭昇太さんが可愛そうだった。

 こういう時に限って、MDの録音をし損なった。悔やまれる。

 ちなみに、You Tubeで一部観られますので、お楽しみ下さい。
 立川真司ものまねライブ in 西武電車フェスタ2007

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2007年09月05日

NHKラジオ第一聴きつつ、イラストアップ

 昨夜放送の、『ふれあいラジオパーティー』(NHKラジオ第一)は、アイドルについての特集であった。題して「アイドル大解剖」。MDに録音しておいたものを聴いた。

 ゲストは、アイドル評論家の中森明夫さんと、マンガ家・コラムニストの辛酸なめ子さん。司会は、「NHKのゆうこりん」こと青木裕子アナ。昨今のアイドル事情について、語る。続きを読む
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2007年08月23日

怪談話のキモは・・・

 先日NHKラジオ第一で放送された『真夏の夜は怪談パーティー』の録音したMDを聴く。私の好きな、稲川淳二大先生が登場するということで、期待して録音したものだ。

 出演は、佐野史郎、東ちずる、六代目・一龍斎貞水(いちりゅうさいていすい/講談師・人間国宝)、小泉凡(小泉八雲記念館館長/ラフカディオ・ハーン=小泉八雲のひ孫)、東雅夫(ひがしまさお/怪談専門誌『幽』編集長)の各氏。稲川さんは、録音で登場だった。

 いずれも、怪談・幽霊・妖怪好きのキャスティングである。貞水さんや稲川さんは、怪談のプロだけれども。

 稲川さん、佐野さん、貞水さんが、それぞれジャンルの違う怪談を披露し、それらを出演者で考察したりする番組構成であった。

 稲川さんは、自身の体験した、「実話怪談」を2本。佐野さんは、小泉八雲の「幽霊滝の伝説」のギター弾き語り、貞水さんは、講談「鈴の音(小泉八雲「破られた約束」より)」。

 怖さで言うと、稲川さんの怪談がダントツに怖かった。東ちずるさんなど出演者も、一番怖がっていた。貞水さんは、「私ら講談師には、絶対できない語り」と評した。曰く、講談の世界では、間で怖がらせろという教えで、いかに語らずに、「しゃべらずにしゃべる形」で、怖がらせるのが常識。でも稲川さんの語りは、とにかくマシンガンのように間髪入れずしゃべり倒して、それでいて情景描写できていて怖いというのがすごい、ということだった。なるほどねぇ。稲川さんの語りは、とにかくデティールを語り倒すスタイルだ。

 稲川さんが録音で、自身の怪談話について語った。「私は、ストーリーを追っているわけじゃないんです。絵が目の前に見えていて、その絵を追ってしゃべっているんですよ」と言う。彼の怪談は、いわば、言葉のショートムービーという感覚だろうか。

 作品として面白かったのは、佐野さんの弾き語り。絶妙の間で、ギターの哀愁に満ちた旋律が流れ、役者の一人芝居のような怪談である。音楽に近い、怪談。小さなライブハウスが似合うテイストである。新鮮で、聴き入ってしまった。

 貞水さんは、もう寄席の雰囲気がそのまま。「草木も眠る、丑三つ時〜」というトラディショナルなスタイルである。さすがに人間国宝、重厚な語り口なんですが・・・私的には、あまりグッと来るものがなかった。講談を聴く耳が、できていないせいかもしれない。

 こういうオカルト系の番組をやるとは、NHKも随分柔らかくなった。しかし最後は、学問として、文学として、そして教訓話としての怪談話という流れに話をもっていくので、そこはNHK。軸足は現実にあったまま、ためになる話にするので、試してガッテン、というスタイルになる。稲川さん寄りにならないように、持っていく。まぁ、それでも面白いんですが・・・。

 ただ、怪談話について、色々厳密に規定して語ってしまうのは、無粋という感じがする。ひたすら怖い怖いで、現実と虚構をぼやかしていくのが、怪談話の楽しみ方のような気がする。得体の知れない闇の世界が、自分の身の回りと地続きになっている絶妙なリアリティーが、怪談話のキモだと思うのです。

 稲川さんは、8月30日放送のNHKテレビ『きよしとこの夜』にも出演されて、怪談話を披露するそうな。今日の夕方、再放送の『きよしとこの夜』をチラッと観たのだけれど、氷川きよし君は、自分の冠番組なのに、主役なのに、トークコーナーで全く発言せず、絡まない。これも、なんとも、ミステリーです。

※先ほど、巨人vs中日戦をテレビでチラッと観たら、巨人の応援歌に、アニメ『侍ジャイアンツ』(1973年/東京ムービー)のOP、しかも後期OP「王者 侍ジャイアンツ」が使われてました。私も、この後期OPが男っぽくて好きです。というわけで、「王者 侍ジャイアンツ」をどうぞ。男気溢れる歌詞なのは、梶原一騎先生だからですね〜。

侍ジャイアンツ オープニング(2)

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2007年07月25日

ハッとしてホッとする番組

 夏休みが始まったが、この時期ラジオ番組で楽しみなのは、『夏休み子ども科学電話相談』(NHKラジオ第一)である。子供の疑問に、動物や昆虫、天文等々、専門家が答える番組である。

 今年から加わった、甲南大学教授の田中修先生が面白い。はんなりとした関西弁で、ユーモラスでものすごく分かりやすく解説している。

 先日亡くなった心理学者の河合隼雄さんは、生前「会議には関西弁を使ったらどうだろうか」と提案されていた。河合さん自身、兵庫県出身の関西人。関西弁のユーモアが、膠着した議論を風通しよくするのではないかと言っていた。

 電話相談の田中先生の話を聞いていると、関西弁の内容を柔らかくする効用を感じた。テレビのNHKでは、漫才で法律相談する番組『バラエティー生活笑百科』という長寿番組があるが、あれも関西弁が上手く使われている感じである。関西弁は、難しい物事を丸くする効用があるのかもしれない。

 今日の相談で面白かったのは、小六の男の子の相談で、「妖怪とオバケはどうちがうのか」というもの。この子は、水木しげるのファンのようで、そのような疑問を持ったようだ。

 先生は皆、専門外の質問に、困っていた。昆虫専門の矢島稔先生が、「ボクはこう思うんだけれど、オバケとか幽霊は、人の恨みや思いが残ったもので、妖怪というのは人間が自由に想像したものだと思うなぁ」と答えていた。おおむね、私も同感であった。

 医師の山本保博先生は、病院での不思議な体験談を語っていた。

 曰く、「肺を病んで、呼吸器装置をつけていた人が、ある時チューブを抜いて死ぬ寸前の所でした。あとでその人になんでチューブを抜いたのか聞くと、自分も抜きたくなかったのだが、男の子がやってきて、苦しいからチューブをおくれよと言ったので、子供の願いだから仕方ないと、チューブをあげたということでした。その男の子の容姿を聞くと、数日前にその病院で亡くなった子供に似ていたというんだね。人魂を見たという患者さんも多いし、病院には、不思議な話があるんだよ」

 科学的な先生達が、皆妖怪や幽霊の話で盛り上がっているのが面白い。子供の疑問に否定せず、自分はこう思うと前置きして、思いや体験を語ることが大事だろう。人間には分からないことがあると謙虚さを持ち、かといって無根拠に信じる無知にも陥らない。その間で揺らいで、想像をめぐらすのが、楽しいだろう。

 それと、子供に水木しげるのファンが根付いていることも確認でき、水木ファン・妖怪ファンとして嬉しい。現在放送中のアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』が、功を奏しているだろう。メディアの影響は、大である。

 『夏休み子ども科学電話相談』は、大人も勉強になり、子供の視点に時にハッとする。そしてホッと心和む良い番組です。

※アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の、第一期(1968年)から第五期(2007年)までの変遷をご紹介します。こうして繰り返しアニメ化されることで、世代を超えて鬼太郎、妖怪、水木しげるが愛されるのでしょう。

ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎今昔

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2007年06月27日

どら息子

 昨晩はなかなか眠れず、困った。いつもは『ジェットストリーム』(東京FM)の途中で、意識が落ちるのだが、ダメだった。仕方なく携帯ラジオで、『ラジオ深夜便』(NHKラジオ第1)を聴く。午前1時からは、演芸特選。落語二題を放送。八代目・雷門助六の「七段目」と、五代目・柳家小さんの「粗忽長屋(そこつながや)」。

 雷門助六というのは、今回初めて知った。ウィキペディアで調べると、八代目助六は、一時喜劇役者もしていたそうだ。昔、子役で声優の雷門ケン坊という人がいた。30代後半から40代の男性には、アニメ『サスケ』でサスケの声で馴染みがあるかと思うが、八代目助六は雷門ケン坊の師匠である。

 「七段目」は、商家の若旦那が仕事もせず、歌舞伎道楽で仕方ないという話。道楽というのは、趣味のこと。本業そっちのけで、趣味に走る道楽息子=どら息子の話である。彼の父親が、歌舞伎が大嫌いだから、よけい息子の道楽ぶりが気に入らない。

 なんかマンガ嫌いの父とマンガ好きの私の関係を想起させて、昔も今も同じだなぁと感じる。でも私はこの若旦那みたいに、ヘラヘラとはしてないけれども。

 随分前、母が誰かに私のことを、「どら息子で申し訳ない」と話していたことがあった。その時分は、意味があんまり分からなくて、ただ腹が立ったことだけは覚えている。でも「七段目」を聴いていると、今更ではあるけれど、自分はどら息子なんだなぁと感じる。趣味中心の生活であるから。

 私の場合は、絵というものを、才能が乏しいにもかかわらず、自分のアイデンティティーにしてしまったので、楽しんでというよりは、自分が自分であることを保つために、止めることができないという感じである。実存に関わる、病かもしれない。

 「七段目」を聴いていると、親子問題をも含んでおり、今のひきこもりを、落語のテーマにできないものかと感じる。落語のような、穏やかな笑いで、ひきこもりを語れないものだろうか。勿論、ひきこもりを糾弾する内容ではなく、おかしみの中に深く考えさせる噺ができるような気がする。

 「粗忽長屋」は、五代目小さんの十八番。とぼけたユーモアと人物描写で、面白かった。粗忽とは、思慮が浅く、そそっかしいさまの意味。自分が死んだことも分からない粗忽者=長屋の熊さんの、奇妙な物語。熊さんが、死体の自分を抱き上げて、本当の自分はどっちだろうと嘆く、ユーモアSFとでも言うような噺である。

 道楽者とか粗忽者など、現実世界ではやっかいな人物も、落語の世界になると、どこか憎めないユーモアを帯びてくる。だから、ひきこもりなどのしんどいテーマも、落語流のユーモアで語れるような気がするのだ。出口の見つかりにくいテーマを、笑いで風通し良くできないものだろうか。

 今晩は、眠れるかな・・・。昨晩は午前3時頃眠りに入ったものの、午前6時半には目が覚めてしまった。

 ちなみに、今夜の『ラジオ深夜便』も、落語を放送する。林家彦六が登場。弟子の林家木久蔵(『笑点』でお馴染み)がよくモノマネすることで、私には馴染みがある。眠れなきゃ困るから、落語の時間はタイマー録音をセットしておこう。

※五代目・柳家小さんといえば、私はまずCMで存在を知ったと思う。永谷園のみそ汁のCMである。蕎麦をすする演技は日本一とされていたそうだから、その演技力を買われて、CMに起用されたのだろうか。ともかく、美味しそうにみそ汁をすすります。

永谷園CM 柳家小さん

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2006年12月12日

切る

 『ラジオほっとタイム』(NHKラジオ第一)のコーナー「いきいきホットライン」で、「“やめどき”を考えてみませんか」と題する特集が組まれている。今日は、人付き合いのやめどきについて考える。

 明治大学助教授で、心理カウンセラーの諸富祥彦さんがゲスト。お歳暮や年賀状、忘年会などで、辞めたい人間関係、形式だけにつき合いをどう「切る」かを語る。

 この時期、年賀状書きが辛い私。リアルの人間関係に直面せざるをえないし、年賀状で順調に生きている人間を知って、自分と比較してしまいまた辛い。それでも、自分が嫌われるのが怖くて、とにかく年賀状をたくさん出す。諸富さんによれば、実はこんな人は結構多いらしい。こうした年賀状を辛い気持ちで書いている大人は多いという。へぇぇ、私だけじゃないんだな。

 嫌われたくないから、本当は辛い、自分にプラスでない人間関係もズルズル続けてしまう。そんなことで心労で消耗し大切な時間を浪費しないためには、どうするか。

 諸富さんはこう語る。嫌な人間と思われることを恐れない決意が必要。多少角が立つことを恐れない。いざとなれば、一人になる、孤独になれる決意が必要。それは、物理的、心理的に自分を消耗しないため。それと八方美人にならないことで、自分にとって本当に大事な人を知り、その人との絆を深めるためだ、と。

 なるほどね。私の場合、自分が嫌われたくないから、相手に軽んじられても、その人と関係を持とうとしてしまうんだよな。ひきこもって人間関係が少ないゆえ、精神的に辛くてもそれにしがみつこうとしてしまう。
 
 諸富さんは、一般人に向けてのアドバイスだから、私のようなタイプは当てはまらない面もある。孤独になる決意と言っても、長年ひきこもっている私は年中孤独であり、そういう場合はどう社会性を養っていくかという問題がある。一人になることより、人とつながる道を考えなければならない。

 私は学生時代から、親しさの度合いを考えずクラス全員に年賀状を出したり、朝は見かけたクラスメイトには全員挨拶しようとしていた。全ては、とにかく敵を作らないため。それでも、いじめをたくさん受けてきた。全方位型の気遣いも、努力の割りには報われない。かといって、挨拶しないのも、「なんだあいつ」ってなるんだけれど。

 ただ、でも、割り切りも必要なのかと感じる。自分は、どんなタイプの人とも上手に付き合える性分ではない。よっぽど親しい人とでないと、長時間一緒にいると、大変なストレスを感じる性分である。そのように自覚し割り切った上で、どう社会とコミットしていくか。経済的危機が迫る中で、ある種のんびりした考えだけれど。でも、ストレスが強い人間関係を続ける精神的な消耗は、本当に時間の浪費だと実感している。自分の心を守るために、嫌われても良いくらいの、スッキリした割り切りが必要なのかもしれない。辛かったら、切ってしまう、と。

 年賀状に取り組む気持ちが、少しだけ楽になった気がする。毎年心労でキリキリしないで、切る勇気が必要なのかもしれない。本当に交流を続けたい人とは、関係を切る必要はないことは無論であるが。

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2006年10月27日

人生留年

 『唐沢俊一のポケット』(TBSラジオ)、今回のテーマは「傾向と対策」。受験勉強にスポットを当てた。ゲストが落語家の立川談笑さんで、落語家になる前に予備校教師だったということにもちなんでいる。

 思えば大学受験というのは、私の青春だった。特に二浪目というのは、私の人生の中でも数少ない、燃えたというか情熱を傾けた時期であった。まぁ二浪だから、いやが上にも頑張らなければならないんだけれど。

 覚えるということが苦手で、受験勉強というのは結局、効率よくたくさん覚えることで決まるところがあるので、ダメだった。それでも授業が終わっても、予備校の自習室、行き帰りの電車内で、色々暗記に勤しんだ。

 私としては、ある意味幸せだった時期でもあった。私の場合大学受験は、就職したくない方便で始めた面もあるのだが、とりあえず大学受験としておけば親や世間に理由ができたというしあわせ。それでかつ、クリアする目標=大学がハッキリあり、それに向けてひたすら準備に集中できるという、シンプルさが良かった。とりあえず、1年は迷いなく進む道があるという幸せだった。

 迷いがない時期というのは、幸せだ。後に車の教習所、デザインの専門学校など、目標ややりがいがある時期は迷いがなく、燃えられた。

 傾向と対策が練れるという受験の世界はシンプルで、楽だと思う。世間の荒波もないし、自分の勉強・世界に没頭ができる。社会適応性とかが、問われないというか。

 長期ひきこもり、無職、という私の人生には、もはや傾向と対策を立てようがない。クリアする問題が多すぎる。まぁ人生そのものに、参考書はないものだろうけれど。私にとって一番難しい、対人関係や社会適応性とか自立の問題には、傾向と対策が分からない。人生の予備校には、留年しっぱなしでありをりはべりいまそかり。

 あっ、『オールニートニッポン』の放送今晩だったね。忘れてた。ダメだなぁ。

P.S.
 コメント下さった方々、レスもう少しお待ち下さい。すみません。

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2006年10月21日

仮面ライダーの素顔

 半田健人さん、すみません。まぁ多分ご本人は、これを読んでいないだろうけれど、あなたは本当にすごい人です。

 10月16日のブログで、『唐沢俊一のポケット』(TBSラジオ)を取り上げて、その中で次回のゲスト半田健人さんはヲタ話についていけるか、みたいなことを書いた。

 ところが、彼のゲスト回を聴いて、ぶっ飛んだ。この人はイケメン俳優(仮面ライダー555でお馴染み)で、しかも22歳の若さにして、かなり濃い昭和歌謡ヲタク、高層ビルヲタクであった。このことはすでにかなり有名な話らしく、私のヲタクとしての底の浅さ、視野の狭さを、読者の方に露呈した感じである。誠に、恥ずかしい限り。そして、半田「君」なんて書いて、ちょっと下に見てました。すみません。彼は私など足下にもおよばない、非常にレベルの高いヲタクです。

 半田さんは小学校の頃、近所に貸本屋があって、そこで好んで昭和の古いマンガを読んでいたそうだ。『漂流教室』とか『がんばれ元気』、『うる星やつら』などなど。

 そのうち、その作品の描かれた、昭和という時代に興味を持ち、その頃の歌謡曲を聴くようになったそうだ。ブルーコメッツとか(ブルコメですよ!)、ピンクレディー、山口百恵・・・。山口百恵が、歌謡曲世界の入り口になったらしい。彼の周りが、ミスチルにハマっている時期に、作曲家の都倉俊一(昭和歌謡に大ヒット曲多し)にハマるという、すごい思春期。濃すぎます。

 ピンクレディーとかは、演奏に注目。演奏されている楽器ごとに、どう演奏されているのか聴く。最初はギターだけ注目して聴く。次はベースだけ、次はキーボードという具合に、楽器の数だけ聴き直す徹底ぶり。今でも、口で楽器ごとにリズムを言えるという。

 半田さんは、こんな調子なので、昭和20年代生まれの団塊の世代の人達と話が合うそうだ。

 またビルや建物にも造詣が深い。高度経済成長期は、高層ビルは海砂を使っていたので、砂に塩分が含まれており鉄筋が錆びやすくてビルの寿命が短く、昭和50年代から山砂が使われ出したと語り始める。京王プラザホテルの、手すりが昭和を感じさせるとして、自身の写真集ではその手すりのある場所で撮影したそうだ。

 ウィキペディアの「半田健人」の記述によれば、愛知万博には7度訪れ、もっぱら手すりとかマンホールとか、警備員などを撮影したとか。パビリオンは必ず記録に残るが、マンホールなどは絶対残らないから、写真に納める意義があるという。

 濃すぎます。唐沢さんも半田さんの知識攻撃に必死の防戦という感じで、早口でウンチクを返していく。アシスタントの海保アナは、もう呆れるばかり。

 一流のヲタクというのは、ただマニアックな知識があるだけではなく、それの時代背景とか関連する分野を研究するものだ。半田さんは、まさにそれを実戦しているわけで、これは中川翔子=しょこたんと並ぶ、実力派若手ヲタク芸能人だ。

 仮面ライダーの素顔は、凄腕のヲタクであった。変身するより、すごいです。

P.S.
 コメント下さった方々、レスもう少しお待ち下さい。

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