2015年12月13日

絵本『なまいきヴォルク』発売記念、トークショー&サイン会@ジュンク堂書店新宿店 その3

 絵本『なまいきヴォルク』発売記念、トークショー&サイン会@ジュンク堂書店新宿店・その2からの続きです。

 サイン会が始まるまで、少し時間があったので、せっかく絵本に登場した加藤月琉(かとう・るな)ちゃんが隣にいるのでー
 

 るなちゃんのお母さんに許可して頂き、彼女にサインをもらいました。

 このトークショーの特典で、ヴォルクのポストカードが配られたんですけど、それにマジックで書いてもらいました。

 るなちゃんは、照れくさそうにしながらも、快く書いてくれました。ありがとうね。お母様も、ありがとうございました。

 それにしても、我ながらサイン好きというか、図々しいというか(苦笑)。

 それから、ステージの奥の棚の上に置いてあった、ヴォルクの人形2体を、記念に写真に撮ります。

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↑ヴォルク人形。

 画像左のヴォルクが、撮影用の人形で、右は、5月に商品化されるサンプルみたいですね。 

 そんなこんなで、サイン会の時間。サイン会の位置は、喫茶の入り口寄りのところ。整理券番号順に、合田さんの前に行きます。

 15分くらい待って、私の番になります。係の人に、合田さんとツーショットを撮れるか聞くと、OKなので、デジカメを渡します。

 合田さんは、絵本の遊び紙のところ(3P目)へ、ヴォルクの似顔入りのサインを入れてくれます。

私「「ヴォルク」の名前の由来が、「ヴォルク・ハン」と聞いて、自分プロレスファンなんで、嬉しかったです」
合田「リングスとかの、試合を見たことある?複雑な関節技を使うんだよね」

 ここでツーショット撮影を、お願いします。

 合田さんは、オジサンの私がツーショット撮影を申し出たのに、少し引いている感じ。すみません、キモイから・・・。

 でも、なんとかツーショット撮影もでき、合田さんにお礼を申し上げて、はけます。

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↑合田さんとるなちゃんのサイン。

 サイン会終了−。

 合田さんのサインに加え、絵本に登場した女の子=るなちゃんにまでサインを頂けて、非常に有意義なサイン会でした。

 私は、『どーもくん』は知ってましたけど、合田経郎さんの名前と存在は、この絵本で初めて知りました。

 ですから、トークショーでは、自分の知らないことが多くて、興味深かったですね。

 普通絵本というと、かなり作家の個性というか、アーティスティックな分野だと思うんですけど、合田さんの制作スタイルは、複数のスタッフで、会議を重ねて作るというのが、新鮮というか。こういう制作の仕方もあるんだなぁって、興味深かったです。

 合田さん、岩澤さん、貴重なお話ありがとうございました。それと、るなちゃん、ありがとう。

 ヴォルクのぬいぐるみが出たら、買おうかな。

絵本『なまいきヴォルク』発売記念、トークショー&サイン会@ジュンク堂書店新宿店・その3(了)

※素人の方の映像です。猫vsぬいぐるみ。猫ちゃんが、ぬいぐるみを警戒している様が、笑います。そして可愛い!

ぬこ VS ぬいぐるみ


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絵本『なまいきヴォルク』発売記念、トークショー&サイン会@ジュンク堂書店新宿店・その2

 絵本『なまいきヴォルク』発売記念、トークショー&サイン会@ジュンク堂書店新宿店・その1からの続きです。


 当日来たファンから集めた、合田経郎さんへの質問について、合田さんにお答えしてもらうコーナーです。

 司会は、引き続き、『なまいきヴォルク』担当編集者・吉澤昌さん。


吉澤「まず最初は、鋭い質問ですね。女の子がヴォルクの存在を忘れてしまうと、ヴォルクは動かなくなってしまいますが、ヴォルクは女の子の心の投影した存在なのですか?」(実は、私が書いた質問デス)

合田「う〜ん、存在を忘れたから動かないんじゃなくて、ヴォルクは元々、「生きている」んですけどねぇ。う〜ん。相手がぬいぐるみでも、携帯電話でも、気持ちが通じ合えば、友達になれるってことなんですけど」

吉澤「これも鋭い質問。ヴォルクは首輪をしていますが、前に飼い主がいたんですか?」

合田「出荷時に、デフォルト(からかじめついていたもの)だったんいたんです(苦笑)。ということは、他に同じように作られた友達がいるかもしれません」

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↑ヴォルク人形。

吉澤「作品を作る際に、お話を先に作るのか、キャラクターを先に作るのか、どっちですか?」

合田「こういう感じのものを作りたいっていう、コンセプトが先ですから、お話ですかね。それからキャラクターを考えます」

吉澤「キャラクターの「動き」のこだわりはありますか?」

合田「あったりなかったり、します(苦笑)。人にま任せると、良い動きが出たりするので、ざっくり意図を伝えて、あとは任せます」
吉澤「(ポージング担当の)峰岸さんに、動かし方の信頼をしているのでしょうか?」
合田「信頼してます。峰岸さんらしい動きに任せたり、彼がやったことがない動きは、話し合ったりして決めます」

吉澤「目が青いキャラクターが多い気がしますが。それは何故ですか?」

合田「手癖みたいなものかな?ヴォルクは、オオカミだから、青い目のイメージがあります」
(会場の)るなちゃん「赤が良い!」
合田「赤だと、花粉症っぽいね(笑)」
吉澤「黒目だけとか白目を入れてる場合があるんですけど?」
合田「白目を入れるのは、最初は自信がなかったんです。あっ、『ウェルかめ』のカメも、白目に青だね」

吉澤「続いての質問で、ヴォルクが映像化された場合、どんな女優さんと競演させますか?」

合田「この本の松本っていうプロデューサーがいるんですが、彼女がジャニーズ好きでねぇ。一緒に出すなら、嵐の誰が良い?って聞いてきたり(苦笑)。ですから、女優さんより、ジャニーズの方が、競演は早いかもしれません」

吉澤「「ヴォ」って発音しにくい言葉を使ったのは、あえてそうしたんですか?」

合田「ヴォルクって、ロシア語で、オオカミっていう意味なんです。少し前に、ロシアのサンボを使う格闘家で、ヴォルク・ハンというオジサンがいたんですが、そこからつけているんです。それと、「ヴォ」には、強くなりきれてない、可愛い響きもあるんで」

 ここで、前方のスクリーンには、ネーミング会議の模様が映し出され、ホワイトボードに、名前案が書き出されてます。

 列挙しますとー

 ヴォルク、ボーニャ、ドローニャ、グルブル、ぽっぺ、チョコ、アマロック、ジャブ、カミオカ、上岡けん。

合田「さっきの松本さんが、勝手に「ポン吉」という名前をつけて、ポン吉の会議やるからとか、なにかにつけて「ポン吉」を使うので、これは「ポン吉」にしたいんだなって思ったんで、絶対ロシア語で!って、「ヴォルク」に決めました(笑)」
吉澤「ヴォルクの前に、「なまいき」ってつけるのは、先ほどのお披露目ムービーを作る直前だったですよね」
合田「ソニーピクチャーの人に、名前の前に何か言葉を入れてって言われたんで、入れたんですよね。そうすることで、しっくりきたんで、ソニーさんのアドバイスは良かったですね」

吉澤「では質問に戻りますと、ヴォルクを連れて行きたいところってありますか?」

合田「ヴォルクの見た世界を見たいですね。10cmの高さから見た世界を見たい。僕らが見るよりも、もっと大きな物に見えるだろうし。地面を掘らないと(地上10cmではカメラをかまえられないので)撮影できないね」
吉澤「今回の撮影も、地面にころがって撮影しましたしね」

吉澤「この絵本は、何歳向きですか?」

合田「自分は、そういうのは必要ないと思う。5歳の子も色々いますし、大人でもいろんな人がいるので、それぞれで読んでもらえれば」
吉澤「文に、漢字を入れるか入れないかという問題がありましたよね」
合田「そうですね、小さい子でも読めるように、全部ひらがなにしたんです」

吉澤「コマ撮りアニメは、長期の集中力とモチベーションを保たないといけないと思うんですが、どうやって維持しているんですか?」

合田「モチベーションは、落ちないんです。お金と時間という制約の中での仕事は、きついんですけど、撮影している時は、楽しくやりたいんです。僕は、スタッフに仕事をしてもらうので、僕の役割は、スタッフに「今楽しい?」って聞く立場なんです」
吉澤「社長ですからね」

吉澤「「うさじい」は、峰岸さんがモデルなんですか?」
注)うさじい=『どーもくん』のキャラクター/峰岸さん=ポージング担当の峰岸裕和氏。

合田「一切そういうことではないんです。峰岸さんが、うさじいに似ているんです(笑)」

吉澤「『ヴォルク』のDSソフト化はありますか?」

合田「DSで、良い思い出ないんだよなぁ(ポツリ)」

吉澤「おもちゃ販売の方はどうですか?」

合田「出したいんだけど・・・」

吉澤「そうですね、この絵本を、一人100冊ずつ買ってくれれば、おもちゃ会社も動いてくれるのではないかと。それと、ツイッターでヴォルクとつぶやいてもらったり、ブログにも書いてくだされば(笑)。ああ、5月に、キューブという会社から、ヴォルクのぬいぐるみが出る予定ですね。それと、同じく5月に、ソニーデジタルエンタテインメントから、携帯の待ち受け画面も出るそうです」

 ここで、会場から質問。

客「『まくまくん』のDVD化はあるんですか?」

合田「NHK含めて検討中で、夏休み前までにはなんとかまとめたいですけど、今のところ予定はないです」

吉澤「というわけで、お時間も来たようなので、これで終了とさせていただきます。本日は、ありがとうございました」


 ここで、トークイベントは終了。午後1時15分くらいだったか。

 これから、15分の休憩を取って、この場でサイン会へと以降していきます。サイン会参加者は、その場で待機。

 合田さんは、プレス用の写真撮影を受けられてました。すかさず、ファンの皆さんも、デジカメや携帯で、撮影タイム。

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↑プレス用撮影タイムの合田さん。

 以下、絵本『なまいきヴォルク』発売記念、トークショー&サイン会@ジュンク堂書店新宿店・その3に続きます。


※プロレスです。

 リングスの試合から、『なまいきヴォルク』の名前の元になった、コマンドサンボの使い手・ヴォルク・ハンの試合を張ります。

 ヴォルク・ハンvsアンドレィ・コピィロフ。1994年10月22日、福岡国際センター。コマンドサンボの使い手同士、奥の深い攻防!

ヴォルク・ハンvsアンドレィ・コピィロフ


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絵本『なまいきヴォルク』発売記念、トークショー&サイン会@ジュンク堂書店新宿店・その1

 これからアップするのは、2010年3月13日から三日間に渡ってレポートした、絵本『なまいきヴォルク』(講談社)の発売記念トーク&サイン会の記事、再アップ版です。

 人名の誤植があったので、再アップです。過去の記事を修正するのは、ブログのソフトが変更してしまったようなので難しく、新たに再アップしました。

それではどうぞ。



 絵本『なまいきヴォルク』(講談社)の発売を記念した、トークイベントとサイン会に参加してきました。

 場所は、ジュンク堂書店新宿店、喫茶コーナー(三越新宿店8F)。

 作者は、合田経郎(ごうだつねお)さん。アニメーション作家です。人形アニメの作家さんです。1967年生まれ。株式会社ドワーフ社長(ドワーフHP)。

 NHKキャラクターの『どーもくん』を制作した方。最近では、NHK朝ドラ『ウェルかめ』のOPの可愛いカメの人形アニメーションを制作しています。

 『なまいきヴォルク』は、人形を実景において写真撮影して構成した、写真絵本。ぬいぐるみとオオカミのハーフである「ヴォルク」と、小学生の女の子の出会いのお話。

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↑喫茶コーナーにあったパネル。

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↑店内告知ポスター。


 トークショーは、お昼12時より。参加費は、ドリンク代として、1,000円。

 ジュンクの喫茶コーナーには、50名ほどのファン&関係者が集まっております。

 司会は、この絵本の担当編集者・吉澤昌氏。

 ステージには、ノート型Macがあり、そこからプロジェクターを操作して、写真などを投影して、話を進めます。

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↑ステージはこんな感じ。


 以下、トークショーの再現です。少し間違っているところもあるかもですが、ご容赦下さい。

合田「今日は天気も良くて、花粉が飛び交う中、お越し下さり、ありがとうございます」
吉澤「絵本のメイキングストーリーは、ドアーフのブログにあるんですけど、今日はそれ以外の話ができればなと、思います。

 まず、この本の誕生の経緯から話しましょうか」

合田「2008年に、ドワーフのスタジオ「ドスタ」のお披露目パーティーがあって、そこで話が出たんですよね」
吉澤「そもそも合田さんとの出会いは、2003年でしたっけ。当時は、TYO(のCMディレクター)でしたよね」
合田「『こまねこ』の頃ですね。その時吉澤さんが、外でロケしましょうって言って、人形アニメは、セットを作り込んで制作するんで、ロケというのは禁じ手なんだけど、やってみたら面白かった」
吉澤「場所は、世田谷の砧公園だったですね」
合田「それで、ロケで人形ってのは、アリだなって思った。セットを作ってる美術の人には、「裏切り者!」って言われたけど(苦笑)」

吉澤「ソニー・クリエティティブの方から、何か新しいキャラクターを制作して欲しいと言われまして、僕が、合田さんなら良いんじゃないですかって、推薦したんです。それで、「チーム・ヴォルク」が結成されたわけです。合田さんの中では、最初から絵本で行こうと思ったんですか?」

合田「最初から絵本ですね。それで、自分が子供の頃、どういう遊びをしていたか思い出して、絵本の打ち合わせをしてました」 

 ここで、打ち合わせ風景の写真が、スクリーンに投影されます。スライドショー機能で、順次写真が移り変わります。

吉澤「企画会議は、半年はやりましたね」
合田「設定資料は、どこかな」(Mac内のファイルを探ってます)

吉澤「絵本の対象は、男女どちらにするか決めていたんですか?」
合田「ジェンダーフリーにしたかったんです。男の子用、女の子用って分けるのは寂しいなって。男女両方が分かる世界にしたかった。

 人形アニメを作っていると、作業が夜中まで続いてすごくきつい。そんな時、「人形が勝手に動いてくれたら助かるのにな〜」って思ったりするんです。

 自分は大人なんですけど、時々人形が、生きているんじゃないかって思う瞬間があるんですね。それで、大人の自分がそう思うんだから、小さい子は、もっと、ぬいぐるみは生きているって思うんじゃないかって想像しました(それが発想の元)」

吉澤「ヴォルクは、「オレ、ヴォルク」って言うんですよね。一人称が、「オレ」」
合田「正確な発音は、「オレ」(オを強く発音)なんだよね。5歳くらいの男の子の言う感じ。

 普段の人形アニメだと、カットとカットのつなぎ合わせで話を見せるんですが、絵本はページをめくることで話を見せるので、勝手が違うんですけど、吉澤さんの協力でなんとかできました」

吉澤「新しすぎるものにしない、って言ってましたよね」
合田「そう。それと、制作にすごく手間暇かかるから、パッと見てパッと終わるものでは嫌だなって思いました。繰り返し、長く見てもらえるような絵本にしたかった。ちっちゃい子が大人になって、自分の子供に見せられるような。そうなると、iPhonとか出さないようにして。そういうのを入れると、10年後には、「古っ!」って言われちゃうんで」
吉澤「新しいものは古くなるけど、少し古いものは、古くならないって言いますもんね」

吉澤「デザインやネーミング、お話など、何パターンも作りましたよね。でも結局、一番最初のやつが、イケると思った。それが「ヴォルク」」
合田「実景に、ヴォルクの絵をパソコンで合成して作った資料ですね。ヴォルクと森の入り口で出会ったというイメージで。あれは内心受けるか、とても不安でした。もっとポケモンみたいに、キラキラしたものにするべきかなって思ったりして。

 でも吉澤さんが、「これ、良いじゃないですか」って言ってくれて、自信になりまました。でも悩んだ期間が、3〜4ヶ月ありましたね〜。キャラをもっと増やそうかとか、ヴォルクと出会った後の話にしようかとか、色々迷って、結局元の「出会いの話」に戻った」
吉澤「色々迷って、最初のが良いってことになったですよね」
合田「出会った後の話は、あわよくば、続編で(笑)」

吉澤「ヴォルクは、ぬいぐるみとオオカミのハーフっていう設定ですけど、そのアイデアはどこから出たんですか?」
合田「ぬいぐるみが生きているっていうアイデアは、よくやられているネタで、夜中にぬいぐるみだけが生きているとか、女の子が見ている前では生きているとか、そういうのは多いんですけど、僕の中では、ぬいぐるみは、そもそも「生きている」んだというテーマなんです。それで、オオカミのぬいぐるみなんで、ぬいぐるみとオオカミのハーフというのが良いんじゃないかと。

 では、ぬいぐるみとオオカミのハーフはどうやってできたかって考えると、そこはディープで恐ろしい話になるんで(苦笑)、そういうところはファンタジーということにしておいて下さい。

 そしてヴォルクは、人間の女の子と出会い、人間の世界の「おかしさ」を知るわけです。彼は生意気なんですけど、それは正直なだけなんですね。

 さて、吉澤さんに最初のままで良いと言われましたので、そこから人形が実際に完成するのが、2009年の8月末。

 ヴォルクのぬいぐるみは、人形アニメもできるように、中にちゃんと関節がしこんであります。信頼している人形作家さんに頼んで、作ってもらってます。(関節部分の写真が映し出され)こういう関節は、東急ハンズでは売ってないので、特注で作ってもらうんです。まぶたとかつけると、怒ったり、眠ったりとかの表情もつけられます」

吉澤「というわけで、実際に撮影に使ったぬいぐるみが、これです」
 
 箱から、ヴォルク人形が取り出され、合田さんが手に持って、ファンにお披露目。すかさず、デジカメや携帯での撮影タイムに入ります。

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↑合田さんと、撮影に使用したヴォルク人形。

吉澤「さて、撮影のことに関してですけど、ロケ地周りとかされたんですか?」
合田「軽井沢とか峰岸さん(人形のポージング担当の峰岸裕和氏)と行きましたね。北軽井沢。

 ヴォルクと出会う「女の子」のオーディションもやりまして。結構な人数から選んだんですけど、実際は顔出しなしなんで、申し訳なかったです。女の子は、「るなちゃん」って言ったかな?」

 ここで偶然なんですけど、私の隣に座っていたのが、そのるなちゃんでした。加藤月琉ちゃん。髪の毛を両脇で束ねた、可愛い子です。お母さんとお姉さんと来てました(後でうかがうのですが、双子のお姉さんだとか)。合田さんは、時々るなちゃんを見て、笑顔を送ってました。

合田「るなちゃんは、顔が出ないのに、頑張ってくれました。元気な子で、現場を明るくしてくれました。撮影が終わった時に、お菓子をくれたり。源氏パイだったかな?」

 スクリーンには、海辺の写真。

合田「これは、伊東の海岸ですね」
吉澤「ライオンのオブジェがある公園は、あれは新宿でしたっけ。戸山公園。撮影は、合田さんご自身でされましたよね」
合田「それが不安でね。チャレンジでした」
吉澤「使ったのは、デジカメではなく、ブロウニーという大きなフィルムのカメラですよね」
合田「写真の技術に自信がなかったんで、フィルムの持つ風合いを借りて、なんとかそれをカバーしようと思いました。フィルムカメラは、お金と手間がかかるんで、周りからは嫌がられましたけど(苦笑)」
吉澤「普通のフィルムカメラは、35mmのフィルムなんですけど、ブロウニーっていうのは、昔学校の記念写真とかに使う、大きなものなんです」
合田「機材屋さんで借りたんですが、借り手がいないもんで、好きなだけ使って良いよって言われました(苦笑)。

 でもこの絵本の中で、ヴォルクがリンゴに囲まれている写真があるんですけど、それだけは、デジカメで撮った写真の方が出来が良かったんで、デジカメの写真を使ってます。

 ブロウニーのカメラって、シャッターを押す時、「バシャッ!」って大きな音がするんですけど、そのせいで「この人できるな!」って思われて良かったです(笑)」

吉澤「北軽井沢っていうのは、どういうイメージで決めたんですか?」
合田「森のイメージですね。スタッフが事前にロケハンしてくれて、その中から選んで実際に行ってみて、決めました。近くには、子供達が実際に通学路にしている道があって、そういうのは写真に写ってないですけど、(作品世界の)リアリティーとして大切にしたいと思いました」

合田「(Macを操作しながら)ここで、『ヴォルク』というのをやるよっていう、プレス向けのお披露目のために作ったムービーがあるので、ここで公開します」
吉澤「なかなか一般の方には、見るチャンスがない作品です」

 すみません、私、内容忘れました(←ダメなやつ)。

吉澤「女の子の衣装ですが、赤のボーダー柄が印象的なんですが、どうされたんですか?」
合田「女の子の衣装は、スタイリストさんに作ってもらいました。ヴォルクがちょうど入ることができる大きさのポケットの服ってなくて、「それなら作った方が早いですよ」ってスタイリストさんが言ってくれたんです。それで、るなちゃんの体のサイズを測って、なおかつヴォルクが入れるポケットのある服を作ったんです」

吉澤「ここで、今度は質問コーナーに移りたいと思いますが、時間の関係で全部は紹介できないことは、あらかじめご了承下さい」

 補足説明ですが、このトークショーの前に、参加者に質問紙が配られており、回収した質問について、これから紹介し、合田さんにお答えしてもらうコーナーです。

 というわけで、今回はここまで。

 絵本『なまいきヴォルク』発売記念、トークショー&サイン会@ジュンク堂書店新宿店・その2へと続きます。


※タカラ(現:タカラトミー)の男児玩具、「ミクロマン」。そのコマーシャルソング、「小さな巨人ミクロマン」(1976年)をどうぞ。

 作詞/丘灯至夫、作曲・編曲/菊池俊輔、歌/水木一郎。

小さな巨人ミクロマン [MICROMAN]


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2015年09月08日

大河原邦男トークショー&サイン会@池袋コミュニティー・カレッジ8F(東京・豊島区)/後編

 大河原邦男トークショー&サイン会、後編です。

 後半戦は、参加者からの、質問コーナー。



質問A)メカニックデザイナーになってなかったら、何になってましたか?

大河原「流れ流れて(メカデザイナーに)なったんでねぇ。奥さんの実家の近くの国立にタツノコがあったから、入ったし、(美術の)中村光毅(みつき)さんが言われて『ガッチャマン』のメカを担当しただけで、また背景描きに戻る予定なのに、そのまま中村さんの意向でそばにいられただけなんです」

質問B)ご自身がデザインした中で、実現させたいメカは、なんですか?

大河原「東日本大震災を経験してから特に思うんですけど、震災救助の、重機ロボットですね。あとは私の年齢もありますが、家庭内のロボットとかですか」

質問C)やりやすい玩具メーカー、やりにくいメーカーってありますか?

大河原「ダグラム(『太陽の牙ダグラム』1981年)や、ボトムズ(『装甲騎兵ボトムズ』1983年)のデザインをやる際、頭部のデザインがカッコ悪い、オモチャが売れないってスポンサーのタカラ(現タカラトミー)に評判悪かったんですけど、サンライズの創業者の一人がタカラの方で、その人が説得して下さって、デザインを通して下さったんです。なので、タカラさんです。やにりくいメーカーは・・・言えません(笑)」

質問D)本(『メカニックデザイナーの仕事論 ヤッターマン、ガンダムを描いた職人』)の巻頭で、自身のデザイン、自選トップ10の中に、昭和シリーズではなく、平成版のヤッターペリカンとヤッターゼロが入ってる理由をお聞かせ下さい。

大河原「『ヤッターマン』は、完全な新作かと思ったら、同じことをやると。それで、昔のデザインから劇的に変えないでってことで、ペリカンには羽根をつけたりそういうところかな。『ヤッターマン』は、昔も今も、クレームは来たことないですね。平成版も、ワダアッコー(和田アキコ似のドロンボー・メカ)とか、思い切ったメカやったんですけど、読売テレビが間に入ってくれて、良かった。こういう作品は、みんなが見て、ニヤニヤしてくれれば、それで良いんです(笑)」

質問E)一番忙しかった時の仕事量は?

大河原「『ガンダム』、『ゼンダマン』、『ザ☆ウルトラマン』やってた頃が、一番忙しかったですね(共に1979年頃)。32歳くらい。10時くらいから18時まで仕事して。そこから22時まで酒呑んで。そこから3時くらいまで仕事。若いから出来たんですね」

質問F)実写作品のメカデザインはされないんですか?

大河原「ないですね。メジャーなの、やりたいんですけどね。そういうのは、河森正治に集中してる(笑)。まぁ60歳までは、アニメのメカデザインにこだわってやりたかったです」

質問G)『レイズナー』(『蒼き流星SPTレイズナー』1985年)のファンですが、制作の思い出話などお聞かせ下さい。

大河原「レイズナーは、紫外線で色が変わるプラ素材を試したいっていうバンダイさんの意向が先にあって、立ち上がった作品なんです。だから、ああいう頭部のキャノピーが大きなデザインになりました。私は商品の見栄えを考えて頭部を大きくデザインしたんですけど、アニメーターさんは、頭部を大きく描くのはカッコ悪くなるから、嫌がるんですよね。それで、現場との軋轢で苦労しました。キャノピーのプラ素材も、上手く色が変わらなかったですしね。ちなみに『ドラグナー』(『機甲戦記ドラグナー』1987年)とかも、東芝製の多色射出成形機をバンダイが使いたいということで企画された作品で、足の部分に(赤や青の)ラインを入れたデザインにしてます」

質問H)若いデザイナーで、有望だと思う人は?

大河原「若い人と交流ないから、名前分からないんだけど、石垣純哉かな(1967年〜/『新機動戦記ガンダムW』、『機動戦士ガンダムAGE』、『マクロスF』等)。でも彼にしたって、48歳?若手じゃないよね(苦笑)」

質問I )メカデザインされる場合、実用性と見栄え、割合はどうされますか?

大河原「アニメの場合、実用的なものなら、改めてデザインする必要はないんでね。例えばザクにしても、外に出た動力チューブなんてのは、実用的なことを考えれば、弱点をさらしてるもんですけど、あれで作品の世界観を表現しているんですね。ネジ一本までも、その作品世界を表現するのが、メカデザインだと思っています。そしてやっぱり、見てくれるお子様達の脳裏に残るようなデザインにしたいです」


 ここで質問コーナーは、終了。拍手で、大河原さんをお見送り。

 間を置かず、会場の外のロビーで、サイン会が行われる模様。

 ぞろぞろと参加者が出ていくので、私も続きます。整理券番号順じゃなく、並んだ順番みたいです。

 サインの様子を遠巻きに見ていたら、対象書籍の『メカニックデザイナーの仕事論 ヤッターマン、ガンダムを描いた職人』だけって聞いていたのに、それ以外もう一点大丈夫ってことになっていた。なんだよー。

 当日会場で、『大河原邦男Walker』(KADOKAWA)が売りに出ていたので、店員に、これを買ったらサインもらえますかって聞いたら、もらえませんって言ってのに。対応がチグハグ。

 今思えば、尋ね方が悪かったのかな。対象書籍の他に、『大河原邦男Walker』にもサインもらえますかって聞けば、良かったのかな。

 サイン色紙持ってきてるファンもいますしね。

 私は対象書籍の他に、当日各席に置かれていた『大河原邦男展』のチラシにサインを頂くことにしました。

 20分くらい待って、やっとサインを頂けました−。

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↑大河原さんのサイン。

 おそらく一生に一回だからなぁ、大河原さんにサイン頂けるチャンス。返す返す、『大河原邦男Walker』買っておけばよかったと思った私でした。

 トークは、食うためにやって来たという大河原さんの、ざっくばらんと言うか、芸術じゃなく、職人的な職業感が炸裂する内容でした。

 でもそこには、子供を楽しませたいという、彼なりの倫理観が感じられて、同世代の大人よりも考えが凝りかたまっておらず、未だに心が若いんだなって嬉しくなります。

 大河原さん、楽しいお話、ありがとうございました!


※2008年版『ヤッターマン』から、ワダアッコーが登場する第8話、「おだいばテレビに潜入だコロン!」のダイジェストです(笑)。

 ちなみに、ゆうこりんならぬ、ゆうこるんも登場(笑)。

ヤッターマン(ワダアッコ編)ダイジェスト


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posted by 諸星ノア at 23:12| アニメ・声優など

2015年09月07日

大河原邦男トークショー&サイン会@池袋コミュニティー・カレッジ8F(東京・豊島区)/前編

 『メカニックデザイナーの仕事論 ヤッターマン、ガンダムを描いた職人』(光文社新書)の発売を記念して、池袋コミュニティー・カレッジ8F、コミカレホールにて、大河原邦男さんのトークショー&サイン会が開催され、参加してきました。

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↑『メカニックデザイナーの仕事論 ヤッターマン、ガンダムを描いた職人』。

 開催時間は、19時から。

 イベントが告知されてから、早々にトークショーは、完売。

 会場のコミュニティーカレッジ、コミカレホールは、100名くらいのお客で熱気むんむん。圧倒的に、男性が多いですね。40代くらいがメインですね。私と同世代くらい。ぽちぽち、女性がいます。

 トークショーの聞き手は、本の編集担当・井上氏。

 井上さんは、大河原さんと同じ、東京造形大学出身と紹介されました。

 以下、私が当日手書きメモした内容から、トークショーの内容を再現したものです。独断で、カットした内容もあります。

 1時間のトークは、前半30分はトーク。後半30分は、大河原さんの強い希望で、会場からの質問コーナーになりました。

 まずは、トーク。

 お互いが同じ、東京造形大学ということで、そこから話はスタート。

大河原「私は造形大の一期生。本当は多摩美に行こうと思っていたんですが、造型大が出来るという話を父から聞かされ、一期生になるのは滅多にないし、先輩もいないからのびのびやれるかな、と。

 専攻は、グラフィックデザイン。東京オリンピック(1964年)の亀倉雄策さんのポスターに影響されたのかも。ただ、横尾忠則さんが出始めた頃で、彼のデザインを見てとても勝てないと思って、テキスタイル科に変えました。学校嫌いだったから、小まめに通って、4年で出ましたね。学校行かないと、染め物とか、反物作る道具とか器械ないしね。

 大学4年の頃、教授に推薦してもらって、オンワード樫山に入りました。最初は、新宿の伊勢丹の紳士服コーナーに立たされて接客させられて。伊勢丹は規律が厳しくて、すぐ池袋西武に変えてもらいました。西武は、ゆるかったです(笑)。ただ、仕事が面白くなかったので辞めました。面白くないことは続けない主義なので(笑)。
 
 次に、ベビー用品の営業に転職して、そこで今の女房と知り合いました。そこは、仕事は面白かったです。でも、一生やる仕事じゃないなと思って、辞めてしまって。ただもう結婚したので、仕事しなきゃならない。それで、たまたま奥さんの実家の近くにあったのが、タツノコプロだったので、タツノコプロに入ったのです

 タツノコの給料は、安い(苦笑)。オンワードの給料半分以下かな。アニメ界は今もそうですが、ギャラが安いんです。だから、数をこなさないといけない。

 それで入社3年目からは、非常勤にしてもらいました。非常勤ってとこがミソ。隠れて、自宅で他社の仕事して、稼ぎまくる(笑)。ここから収入がドーンと増えるので、奥さんがビックリする(笑)。私以外でも、後にファイナルファンタジーで世界的に有名になった、某さんとかも、同じ手を使ってましたしね(笑)。

 入社してたての頃、アニメは素人。最初は、『科学忍者隊ガッチャマン』(1972年)のデザインをやったんですけど、線をいっぱい引いたメカとか描いてしまって。

 入社直後、タツノコの『決断』という戦記アニメを観て、リアルなデッサン調だったから、その調子で描いてしまったんですね。素人の失敗です。後で、スタッフに睨まれてしまって。今はメカはCGで動かしますけど、手描きの時代は、線を一本増やすだけで、描く手間が増えて、大変ですから。線をたくさん入れて良いって言われたのは、『F91』(映画『機動戦士ガンダムF91』/1991年)の時だけでしたね

 『(機動戦士)ガンダム』(1979年)は、ジオン軍のモビルスーツは、私におまかせという感じでしたけど、ガンダムとかガンキャノン、ガンタンクはオモチャになるので、違います。ガンタンクは、腹部のコアファイターを軸にして、上半身にガンダムの上半身を合体させる予定で、クローバー(番組スポンサーの玩具メーカー)の社長さんにプレゼンしました。劇中では、やりませんでしたけど(笑)。クローバーは、『ザンボット』(『無敵超人ザンボット3』1977年)、『ダイターン』(『無敵鋼人ダイターン3』/1978年)と合金玩具で儲かっていたので、『ガンダム』は(ストーリーでやりたいことは)何でも出来ましたね。で、『ガンダム』でコケちゃったんですけど(苦笑)。

 それで、プラモデルをやったら儲かるんじゃないかって、手を挙げたのが、バンダイさんなんですね。それが今に続くガンダム・プラモ、ガンプラです。

 『ダイターン』の時から、朴の木(ホオノキ)で、モックアップ(検討用の模型)を作って、スポンサー会議でプレゼンしてました。玩具にはSTマークという商品安全の規格基準があって、尖った部分が割れたりしちゃいけないから、そういうのをクリアするようなオモチャを作るには、実際にモックアップ作らないと分からないんです。デザイナーでは、模型作ってプレゼンしてたの、私くらいかな。あとは、『マクロス』の河森正治(1960年〜/メカデザイナー・アニメ監督)が、レゴでやっていたくらいですね」


 ここでトークショーは時間切れ。続いて、質問タイムです。

ー後編に続く。

※『科学忍者隊ガッチャマン』(1972年)からOP、子門真人「ガッチャマンの歌」。ED、コロムビアゆりかご会「倒せ! ギャラクター」。

 著作によれば、大河原さんのアニメ初仕事は、『ガッチャマン』のメカではなく、番組のタイトルロゴだったそうです。

ガッチャマン(Gatchaman)OP ED


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2015年09月04日

大河原邦男展@上野の森美術館(東京)

 上野の森美術館で開催している「大河原邦男展」に行ってきました。

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↑「大河原邦男展」看板。

 大河原邦男さん(1947年生/現在67歳)は、ガンダムや、タイムボカンシリーズのヤッターマンのメカなど、数々のメカを担当された、アニメ作品のメカデザインの第一人者です。

 私は、大河原さんがデザインしたメカが登場したアニメで育ったもんなので、大変楽しめましたね。

 上野の森美術館の壁面には、歴代大河原ロボットの大きさ比較図が描かれていて、絶好の撮影スポットになっております。

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↑大河原ロボットが描かれた壁面。

 大河原さんがタツノコプロに入社して、『ガッチャマン』からキャリアスタート。私もちょうど、そこからずっとリアルタイムで観てきました。

 驚いたのが、タカラ(現タカラトミー)のミクロマンのヘリコプターなどもデザインされていたこと。へー。ミクロマンのおもちゃ、随分買ってもらったなぁ。

 『ゴーダム』、『メカンダーロボ』、『ギンガイザー』、『マシーン飛龍』、『ボルテスV』、『ザンボット3』、『ダイターン3』、『ガンダム』、『ザ☆ウルトラマン』、『ヤッターマン』・・・。

 みんな観てました。懐かしい。

 メカの設定画以外にも、カラーイラストも大迫力。

 ポスターカラーで描かれているんですけど、ありふれた画材でも、画力があれば、これだけの絵が描けるんですね。

 有名なガンダムの「ラストシューティング」場面だって、ポスターカラーですしね。

 ただ大河原さん自身は、インタビューなどで、絵は上手くないし、描くのは好きじゃないと言ってましたけど(苦笑)。

 80年代以降のアニメとなると、『レイズナー』や『ドラグナー』とか、所々見なくなる作品が出てきて。

 90年代以降、『ガオガイガー』や『アイアンリーガー』となると、見てないんですけど、色んな年代で、楽しめるんじゃないでしょうか。

 90年代以降展示、『ガンダムF91』の設定画見て、クスッて思ったのが、安彦良和が大河原さんへの伝言メモが端っこに書いてあって、それが関係者への悪口だったから(笑)。

 撮影フリーコーナーでは、変形可能なロボットとしてデザインした車、「EXM-002-00」の展示がありました。早速、撮影。

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↑EXM-002-00。

 それと今回のために描き下ろされた、大河原さん自選のロボット達の、イラスト。ファンへの感謝を込めて描いた作品とかで、図録の表紙にも使われてます。横長なので、撮影するのが、大変(苦笑)。

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↑描き下ろしおロボットイラスト。

 物販コーナーは、恒例の図録は、ゲット。資料価値ありますので。

 プラモデルは、実はここ限定のダグラムがあったんですけど、完売だったので、残念でした。

 後は話のタネに、「オオカワラ クニオカレー 中辛」を買ってみました。700円だったかな。

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↑左から図録、オオガワラクニオ・カレー。

 大河原さんのメカデザインで育った世代ですから、興味深く拝見出来、内容の濃い、良い展覧会でした。


※大河原邦男さんが関わったアニメとしては、初期の作品。『合身戦隊メカンダーロボ』(1977年/和光プロ)から、OP「トライアタック! メカンダーロボ」です。

 歌は、水木一郎&コロムビアゆりかご会。

 当時、リアルタイムで観てました。東京12チャンネル(現テレビ東京)放映なので、全国的な知名度は低いかな。

 両腕の前腕が回転してミサイルポッドになったり、両腕の前腕の外側についた丸い盾を内側に返し、盾についてるトゲトゲで、敵ロボットの頭部を挟みつけて粉々にするとか、鬼畜な戦法が印象的(笑)。

合身戦隊メカンダーロボ


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2015年08月27日

「あしたのジョー+エースをねらえ!+アタックNo.1+巨人の星 = スポコン展!」@松屋銀座8F催事場

 「あしたのジョー+エースをねらえ!+アタックNo.1+巨人の星 = スポコン展!」に行ってきました。

 開催場所は、東京。松屋銀座8F催事場。

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↑会場入り口前。

 スポーツ根性物、略して「スポ根」。

 そのスポ根アニメ、そのウチ、東京ムービー(現トムス・エンタテインメントアニメ)制作の70年代制作された作品を取り上げた展覧会です。

『アタックNo.1』(1969〜71年)

『巨人の星』(1968〜71年)

『エースをねらえ!』(1973〜74年)

『あしたのジョー』(1970〜71年)
『あしたのジョー2』(1980〜81年)

 いずれも、70年代に大人気を博した作品。

 私は幼すぎて一部をのぞき、本放送では観てなかったんですが、夕方に何度も繰り返し再放送されたので、小学生時代に全て観てました。

 開催二日目なのに、会場内はまばら。平日とはいえ、寂しい入り。

 観客は、見た目40代、50代以上がメインですね。リアルタイム世代でしょう。

 セル画展示も良いですけど、原作マンガの原画展示が、目を引かれました。

 『アタックNo.1』の原作マンガの原画が、一番多く展示されてました。浦野智香子先生の直筆原稿。

 モノクロやカラー原稿合わせて、40点ほど展示。

 素人の私が言うのもなんなんですけど、身体とかデッサンが崩れているというか、あんまり上手くない印象。

 一方向からの止め絵が多かった従来の少女マンガの絵から、色んな角度から動きのある絵を求められるスポーツ表現に苦戦している印象です。

 ただ1968年当時の女流マンガ家で、スポーツ物は初ですから、仕方ないというところでしょう。

 それが、1971年の『エースをねらえ!』の山本鈴美香先生となると、先生は武蔵野美術大学出身ということで、抜群のデッサン力が、テニスマンガの身体表現発揮されてますね。身体の描き方、つまり骨格の構造から分かってる描き方をしています。

 惜しむらくは、原稿が、2枚ほどしか展示がないのです。残念。

 『巨人の星』は、アニメのセル画や、絵コンテやらの資料展示豊富で、原作漫画の原稿展示も多くて、良かったですね。

 作画を担当された、川崎のぼる先生の、野太いペン画タッチは、凄まじい。暑苦しいほどの、分厚い身体表現です。

 泥臭くて、原作の梶原一騎先生の講談の世界そのままを描いちゃったところが、同じ梶原一騎の(高森朝雄名義)『あしたのジョー』と、永遠性を分けてしまったかも。

 『あしたのジョー』の作画を担当した、ちばてつや先生は、ペンの描き込みは劇画調ですけど、あくまでスマートでシャープ。どこか優しいタッチだし、時に詩情があります。

 『巨人の星』は、今見ると、前時代的で表現が過剰で、笑われちゃうんだけど、『あしたのジョー』はそうでもないってという明暗別れちゃうのは、ちば先生の、シャープで優しいペンタッチが大きかったのかもしれません。

 残念なのは、『あしたのジョー』の原稿が、一部複製なこと。原画が紛失しているのかも?よりによって、力石vs矢吹の最終戦の原稿の何ページか、ですよ。残念。

 会場では、アニメの映像も流れていて、当時の興奮が、映像と音で思い出されます。

 やっぱり少年時代から思春期に見聞きした音は、身体の奥に染み渡ってます。

 それと、演じている声優陣の演技が落ち着いてるというか、どっしりと上手いから、聞き惚れちゃう。

 特に『エースをねらえ!』と『あしたのジョー』は、出崎統(でざき・おさむ)監督が、ここぞというところで画面をストップモーションし、劇画っぽい絵(ハーモニー画と命名)を挿入する手法を発明したり、画面の斜め上から本物の光を差し込ませる映像を編み出したり、ドラマティックな映像美で、私たちを魅了しました。

 そのハーモニー画も、何点か展示されてます。

 物販では、定番の図録をゲット。汗が凸凹で表現され、文字がにじむという凝った表紙。

 それと、原稿を再現した厚手のミニポスターやチケットホルダーを購入。

 少し賑わっていたのが、今大人気の『弱虫ペダル』グッズ狙いの女性ファン達。

 ここ限定の弱ペダ・グッズがあるようで、それを交換し合ってました。世代ギャップかぁ。

 『弱ペダ』とコラボした方が、もっと展覧会自体が盛り上がったんじゃないかなぁ。今も昔も、汗と涙のスポーツ物は、健在だってというとで。

 トムス・エンタテインメントアニメとしても、70年代と現代をつなぐことも出来ますしね。

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↑ポスター。


※アニメ『エースをねらえ!』(旧エースをねらえ!/1973年)OP、大杉久美子「エースをねらえ!」(TVサイズ)です。

アニソン エースをねらえ! OP


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2015年07月30日

「THE 世界名作劇場展」@東武百貨店池袋本店8F催事場

 池袋・東武百貨店8F催事場にて開催、「THE 世界名作劇場展」を鑑賞です。

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↑ポスター。

 会場前に行ってみると、ちょうどラスカルが来てました! 私と背丈は、変わらない。

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↑かわいいよ、ラスカル!。

 けっして、大きいなー、人間大だと、言わないよーに(笑)。その場の皆さん、可愛いの連呼!撮影可能なので、シャッターチャンス。

 さっそく、会場へ。

 世界名作劇場は、日本アニメーションが制作し、フジテレビ系で放映された、ファミリー向けアニメシリーズ。日曜19時30分の枠ですね。

 第一作は、1975年の『フランダースの犬』。

 これ以前の、『ムーミン』や『山ねずみのロッキーチャック』、『アルプスの少女ハイジ』は、ズイヨー映像の作品なので、カウントされないようです。

 ですので、展覧会の原画展示は、『フランダースの犬』からです。

 当時の原画の展示は、迫力あるというか、やっぱり手描き、肉筆の迫力ですねー。

 動物の愛らしさ!それと、背景画の緻密さ!背景画など、タブローでも良いんじゃないか、という。世界観がしっかりしている。

 背景に確かな生活感があり、嘘がないから、人物を支えるし、ドラマを支えられるんですね。

 宮崎駿や高畑勲の師匠の、森やすじの描いた、動物キャラの原画(『シートン動物記 くまの子ジャッキー』)がころころと愛らしい。初期の東映動画のフォルムですなー。

 日本アニメーションのキャラクター描写は、線が柔らかいですよね。あれがいい。こなれた線というか、確かなデッサン力に支えられた線ですよね、あれは。

 不満は、高畑勲&宮崎駿コンビの『赤毛のアン』展示が、少な目ってことですか。明らかに、皆さんが一番見たいキモだと思うんですけど。

 ウィキによれば、宮さんは『アン』が嫌いみたいで、これ以後、世界名作劇から去るので、それが影響しているのかも?

 名作劇場展示は、地上波放送最終作『家なき子 レミ』(1996年)と、BS放送での最終作『こんにちはアン』(2009年)まで。

 番外で『未来少年コナン』。さらにフジテレビ系で現在放映中の『ちびまる子ちゃん』です。

 また、『あらいぐまラスカル』や『アルプスの少女ハイジ』などの主題歌の作詞を手がけた、詩人・岸田衿子(えりこ/2011年没)の直筆詞も展示されてます。岸田衿子は、女優で、ムーミンの声でも知られる岸田今日子(2006年没)の実姉。

 ラストは、物販コーナーで、図録をゲット。

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↑図録。

 それと、盲導犬の募金コーナーがそばにあり、ワンちゃん(セントバーナードかな?)もいっしょにいたので、可愛いので思わず募金。すると、フランダースの犬のフィルム状しおりをもらえました。

 全体的に、女性客が8割の展覧会でした。


※アニメ『あらいぐまラスカル』(1977年)OP、「ロックリバーへ」です。歌は、大杉久美子、セントメリーチルドレンコーラス、コロムビアゆりかご会。

ロックリバーへ

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2015年07月24日

機動戦士ガンダム展

 『機動戦士ガンダム展』に行ってきました。

 場所は、東京都港区六本木。六本木ヒルズ・森タワー52階にある、森アーツセンターギャラリーにて。

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↑ポスター。

 『機動戦士ガンダム』(1979年)は、言わずと知れた、有名ロボットアニメ。

 スペースコロニーで人類が生活する宇宙世紀の時代、ジオン公国と地球連邦軍との戦争の最中、単なる民間人だったアムロ・レイ少年が、偶然にも連邦軍の秘密兵器・モビルスーツ=ガンダムを操縦することで、戦争に巻き込まれていくことになる。

 内気でコンピューター好きのアムロの成長を軸にしつつも、彼を取り巻く仲間達や、ジオン軍のシャア少佐の私的な復讐のドラマなど、そこに生きる人物達の心情をリアルかつ重厚に描いた群像劇となっており、ジオン軍や連邦軍のモビルスーツのメカデザインの秀逸さとも相まって、今なお語り継がれる名作となっています。

 大人っぽい台詞回しのカッコ良さも、本作の魅力の一つでしたね。

 『ガンダム展』は、今月18日から開催され、夏休みでも平日とあってか、比較的館内は空いていて、見やすかったです。土日や、お盆近くなれば、ぎゅうぎゅう詰めで、館内進むのも大変になりそう。入場制限もかかるでしょうね。

 なにより、会場限定販売のガンダムプラモデル=ガンプラ目当てのファンが殺到するから、大変でせう。

 ガンプラは9月27日までの会期中、4度に渡り、新たな限定ガンプラが投入されるらしいので、発売日はすごいことなるでしょうな。

 入場すると、20人くらいの単位で、まずは、ホワイトベースのブリッジを立体で再現したエリアに通されます。
 
 そこで、大気圏突入のドラマを疑似体験します。

 ブリッジ前方には、モニターでミライさんやセイラさんがいて、背面には、ブライトさんがモニターで映し出されてます。

 そして、ガンダム発進。ブリッジの右上モニターに、アムロ!

「アムロ、ガンダム、行きまーす!」そして、艦橋の窓に、ガンダムが飛んでいくのが見えます。奥には半円の大きな地球が見えます。

 そこへ突如、艦橋の窓全体に、赤いザクのモノアイがヌッと覗く!シャアの登場!

 全て声は、オリジナルでしょう。ブライトさんは、鈴置洋孝が亡くなられたから、成田剣かも。

 バトルしながら、ホワイトベースは、大気圏突入していきます。ガンダムは、どうなるかー。

 ここから、ガンダム展が、実質スタートしていきます。

 企画書の段階から、人物やモビルスーツの初期設定画の展示、背景や世界観のイメージボードなど、興味深い展示が満載。

 富野由悠季(当時は喜幸)監督は、初期は、400字詰め原稿用紙に、色々企画を書いている様子が分かります。手書き時代ですねー。

 最初から、勧善懲悪ではなく、群像劇あり、戦争物であることを意識して作ろうとしていたことが偲ばれます。

 リアルな戦争物にしたいけれど、スポンサーの玩具メーカー(今はなきクローバー)は、子供にオモチャを売りたいし、そのすりあわせで、モビルスーツのデザインに試行錯誤の跡がみられますね。

 1979年放映開始され、私は再放送した81年頃見たんですけど、平和でバブルな時代でした。

 当時13歳頃だったし、知識も浅い子供時代、ミリタリー的なカッコ良さにも惹かれました。ガンプラたくさん作りましたしね。

 今の私はバカなりに色々分かってきて、日本も戦争に向けて舵を切りそうな時代なので、なんだか複雑な気持ちで『ガンダム展』を見てしまいました。

 逆説的ですが、平和な時代だからこそ、戦争アニメは楽しめるし、カッコイイものが製作できるでしょう。

 スレッガー・ロウ中尉の「悲しいけど、これ戦争なのよね」というセリフが、今、重みを増して思い出されます。

 ポスター用の原画など、迫力ありました!

 やっぱり肉筆画は、迫力違います。アクリルやポスターカラーで描かれたのでしょうけど、安彦良和や大河原邦男らの描写力は、すごい。

 一区画だけ、撮影フリーなところがあって、デジカメでパシャパシャ撮ってきました。

 設定画の決定稿とか、ガンプラのジオラマ、あとは、大河原邦男の最新画集『原典継承』のモビルスーツ原画など。

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↑コア・ファイターの内部図解。

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↑ガンキャノンの原画。

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↑エルメスとガンダムの対決シーンを再現した展示。

 それと、ガンダムの実物大ヘッド。ダメージ状態で瓦礫の上にあり、顔左半分が、吹っ飛ばされてます。

 おそらくア・バオア・クーでの対ジオング戦で、破壊され吹っ飛ばされた頭部ですね。

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↑ガンダム・ヘッド。

 最後に、物販コーナー。

 物販だけに参加することは出来ません。デパートの催し物の展覧会とか美術館とは違って、ここはあくまで入場した人のみ、物販コーナーに入れるシステムです。

 私は、図録が欲しいので、まずは図録ゲット。

 限定ガンプラは、HG1/144 RX-78-2機動戦士ガンダムが、1,300円で一番安くて買うか迷ったんだけど、止めときました。買っても、作らないし。限定物って、作ったら、価値下がりますからねー。

 あと売ってる限定ガンプラはー

MG ウイングガンダム プロトゼロEW カラークリア
5.200円

MG ガンダムアストレイレッドフレーム メッキフレーム/カラークリア
7,500円

 となってまふ。

 凶悪な値段(苦笑)。

 上述しますが、このあと、会期中時期をずらして、さらに限定ガンプラが追加されます。

 しかも、1回の会計で、買えるガンプラは同じ商品につき5個のみ。買い占め防止策ですな。

 まー、今はマニアと言えど、買い占めるほど、財布に余裕はないと思いますけれどもね。

 それで、会場限定の、ガシャポンをやってきました。「カシャポン戦士DASH 機動戦士ガンダム展限定クリアカラーVer.」全5種。1回300円。

 皆さん、夢中でやってましたね。

 私は2回やって、ゴッドガンダムが2回出たので、止めました(苦笑)。

 あとは、会場限定で、ビームサーベル型ポッキーがあったんですが、1,300円でHGガンダムと同じ値段だし、ちょっと止めようかな、と(苦笑)。

 そんなわけで、ガンダム展は、図録のみ買って終了−。

 企画段階から振り返り、原画とか貴重な資料満載で、見どころはたくさんあって、ファーストガンダム直撃世代には、興味深い展覧会だと思います。


※『機動戦士ガンダム』(1979年)OP、「翔べ!ガンダム」(ノンテロップバージョン)です。歌は、池田鴻、フィーリング・フリー、ミュージッククリエイション。

機動戦士ガンダム OPb 「翔べ! ガンダム」 (ノンテロップ)


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posted by 諸星ノア at 22:26| アニメ・声優など

2015年06月02日

映画『天才バカヴォン 〜蘇るフランダースの犬〜』

 映画『天才バカヴォン 〜蘇るフランダースの犬〜』を観てきました。

 渋谷TOEIにて。

 以下、ネタバレありますので、未見の方注意です。


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↑『天才バカヴォン 〜蘇るフランダースの犬〜』チラシ。

 『天才バカボン』は、今の30代以下の若い世代にはピンと来ないでしょうが、40代以上には抜群の知名度を誇る、連続TVアニメであり、大ヒットマンガでした。

 のんびり屋でおつむの足りない小学生・バカボンと、彼の親父で、天才的なバカである、バカボン・パパの珍騒動。タイトルは『バカボン』ですが、実質的な主人公は、パパです。

 原作者は、あのギャグマンガの王様、赤塚不二夫。『おそ松くん』や、『もーれつア太郎』、『ひみつのアッコちゃん』など、ヒット作多数。タモリの生みの親でもありますね。

 そして、『フランダースの犬』と言えば、ベルギーを舞台にした児童小説『フランダースの犬』を下敷きに、1975年、日本アニメーションが制作した、これまたアラフォー世代には、涙なくしては観られない、連続TVアニメ。

 画家を目指す貧しくも、心優しい少年ネロと愛犬パトラッシュが、世間の誤解の連続で、報われない短い生涯を閉じる物語。

 最終回、アントワープの大聖堂に飾られた、ルーベンスの絵の前でパトラッシュと眠るように亡くなるシーンは、当時お茶の間の子供達を号泣させました(私もその一人)。

 この二つの作品を融合させる荒技を成し遂げたのが、「鬼才」FROGMAN監督(1971年、東京都板橋区生/44歳)。フラッシュアニメ、『秘密結社鷹の爪』で知られる監督です。

 脚本とバカボンのパパの声も担当。

 実は、FROGMAN監督の作品って、今回初めて観るんです。

 ともかく、笑った!

 そして、泣けた!

 『天才バカボン』を観ている世代なら分かると思うんですが、バカボンワールドの世界観を的確に捉えてます。

 バカボンパパの声は、前述どおり、FROGMAN監督が担当してますが、まったく違和感ないです。初代パパ役の、雨森雅司のキレに匹敵します。

 それと個人的に赤塚マンガの魅力だと思っていることに、ナンセンスな会話劇(言葉遊び的な会話)の面白さがあると思うんですが、それが見事に表現されてました。

 パパが例の調子でバカなことを言いまくり、相手がズッコケて、その会話のテンポが小気味良いので、ほんと笑ってしまいます。あのスピード感は、赤塚マンガのスピード感に似てるというか。

 と、同時にFROGMAN監督の肉体的なリズムなんだと思います。

 バカボンパパは、今作ではひたすら、西から太陽を昇らせることに努力し続けます。

 本作では、世界征服を企む暗黒組織インテリペリが登場。

 インテリペリ総帥ダンテ(声:村井國夫)は、森羅万象すべてを予知出来るコンピューターを動かしたいと思ってますが、それにはどうしても入力しなければならない「言葉」があった。

 それは、バカボンのパパの「本名」。

 そこでバカボンパパの本名を探らせるべく、ダンテは、実は天に召されず、人間への復讐を誓い恨みを抱えながら地獄へ堕ちたネロ(声:滝本美織)とパトラッシュを、現代へ召還!

 二人をバカボン(声:犬山イヌコ)のいる小学校へ編入させ、バカボンの友達にして、パパの名前を聞き出す作戦へ移すが・・・。

 ネロ&パトラッシュは、気の良いバカボン一家とすぐに打ち解けます。つかの間の、幸せをかみしめるネロ。

 しかし、クラスメイト達からは、実在しない、しかも19世紀の人物だとばれて、白い目で迫害される。

 やっぱり裏切られたかと、ネロとパトラッシュは龍の怪物に変化して、都内を炎を吐いて破壊し始める!

 バカボンは、それでも破壊を止めるようネロを説得し続けるがー。

 バカボンパパは、炎の中で、叫ぶ。

 「これでいいのだ。これで、いいのだーーー!」

 なんか、もうね、泣けて来ちゃいました。

 バカボンが龍になったネロに、最初から敵の回し者だったのは知ってたけど、友達になりたかったんだよって言う場面でも泣いちゃったんだけども。

 矛盾とか、恨みとか、どうしようもない感情とか、それでも、受け入れて、赦(ゆる)す境地。

 これでいいのだーー!

 パパが叫ぶと同時に、西から太陽が昇るという奇跡が!!

 憑きものが落ちたように、元の姿に戻る、ネロとパトラッシュ。

 そして、天使達が迎えに来る。

 パパも連れて行かれそうになりますが(笑)。

 そして、エンディング曲は、クレージーケンバンド「パパの子守唄」。

 歌詞の中にー

 人は不完全だからこそ
 その隙間を愛で埋めるのだ

 ってあるんですが、ほんと染みます。

 ネタバレしておいてなんですが(汗)ー

 全てを否定されまくってる、窮屈な気持ちになってる、絶望的な気持ちになってる・・・、そんな人達に見て欲しいなって思います。開放感を味わって欲しい!

 ほんと、バカボンワールドを見事に昇華した作品でした。

 これで、いいのだ!



※『天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜』公開記念、特別映像です。

天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜公開記念特別映像を公開!


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2015年03月12日

『劇場版ムーミン 南の島でバカンス』

 『劇場版ムーミン 南の島でバカンス』を観てきました。

 原作者トーベ・ヤンソンの生誕100周年を記念して、母国フィンランドで制作された、長編アニメーション映画です。

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↑映画チラシ。

 日本語吹き替え版を鑑賞。

 吹き替え版は、1990年に日本で制作された『楽しいムーミン一家』でキャスティングされた声優陣を、そのまま採用してます。すなわち、ムーミン役を高山みなみ、フローレンをかないみか、ムーミンパパが、大塚明夫など。

 以下、ネタバレありますので、未見の方、ご注意下さい。


 本作は、今までのようなトーベの原作小説ではなく、コミックを元にアニメーションにしようとする、初の試みだったようです。

 彼女の描くペンタッチのままで、そこに色を入れ、キャラクターや世界が動くイメージで制作するというのが、当初のコンセプトだったようです。

 その狙い通り、トーベの柔らかい描線が見事に再現され、かつ躍動し、配された色彩も、どこか乳白色のような柔らかさを感じます。日本のアニメーションにはない、質感が出ていると思います。

 お話は、ムーミン一家が、南の高級リゾート地へ軽い気持ちで移住するって言う話。

 お金とは無縁の生活を送っていた彼らが、南のリゾート地では、全てがお金次第で決まる。

 ムーミンやムーミンママは、馴染めないものの、ムーミンパパやフローレンは、バッチリ馴染むという好対照ぶり。

 さて、どうなりますか。その後どう展開かは、映画をご覧下さい。

 楽天的で好奇心にまかせて、まずは行動するところは、『ムーミン』の世界観ならでは。冒険好きらしい、トーベ・ヤンソンの世界です。

 でも最後は、ムーミン一家は、元のムーミン谷に帰還して一件落着。

 冒険は、無事帰れてこそ。帰れない冒険は、無謀でしかないでしょう。

 日本アニメの演出に慣れた目には、演出が多少間延びした印象ですが、これはこれで面白いです。

 それは『たのしいムーミン一家』のキャスト陣の吹き替えで見たからかも。字幕版で見たら、面白みが少し減るかもしれません。

 なおゲスト声優で、さまぁ〜ずが出てますが、大竹一樹がセレブのプレイボーイ=クラークを演じているんですけど、見た目がそっくりで、実にはまり役でした(笑)。


※『劇場版ムーミン 南の島でバカンス』予告編をどうぞ。

映画『劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス』60秒予告
 

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posted by 諸星ノア at 19:55| アニメ・声優など

2015年02月10日

みんなのサザエさん展@日本橋三越本店・新館7Fギャラリー

 2014年10月に放送45周年を迎えたアニメ、『サザエさん』。

 それを記念して全国を回っていてる、『ありがとう45周年! みんなのサザエさん展』に行ってきました。

 開催場所は、日本橋三越本店・新館7Fギャラリー。

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↑ポスター。

 実は2013年から展覧会自体は始まっていて、全国を巡回していたんですが、やっと東京に来てくれたので、行くことが出来ました。

 午後4時半頃、現着。

 平日は、サザエさんファミリーの絵柄入りしおりを配るサービスがあって、私は「タラちゃん」のしおりをもらいました。

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↑入場券(左)と、タラちゃんのしおり。

 それにしても45周年って、ほぼ私と同い年。すごいですねぇ。さすがに放送開始当初は見てなかったですけども、放送開始5〜6年目くらいからは、見てたんじゃないかなぁ。

 お隣さんが、浜さん一家だったし、マスオさんの声が、近石真介さんでした(1978年9月まで/日本テレビ『はじめてのおつかい』ナレーションでおなじみ)。だから未だに、増岡弘さんの声に違和感あるんだよなぁ。

 三河屋さんの御用聞きが、三平さんだったしね。今は、三郎さんですよね。

 中は基本、撮影禁止なんですけど、撮影可のスポットがあって、そこは磯野家の玄関と居間のセット(?)再現。

 門の前では、サザエさんとタラちゃんのフィギュアがいます。

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↑表札の前にいる、サザエさんとタラちゃんのフィギュア。

 居間では、波平さんとマスオさんが座っていて、ビールで晩酌中。フネさんが、おつまみを運んできてまて、そばでタマが寝てます。昼間だから、晩酌じゃないか(笑)。

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↑居間の風景。

 スタッフの女性がいて、記念撮影の補助をしてくれます。スマホを預けたりすると、撮ってくれます。

 私はデジカメをスタッフに預けて、波平さんらと写真をパチリ。

 平日のメリットは、空いているから、待たなくてすぐに写真が撮れることです。この日は家族連れなど、そこそこいましたが、土日はすごい人数でしょうね。

 展示内容は、正直あんまり見るべき物は、ないんですよね。

 あっ、OPの制作過程の説明は面白かったかな。サザエさんが旅するOP。

 スタッフは、半年前から現地にロケハンするので、放送する時とは季節が逆の時に行くそう。へぇって思いましたね。例えば、桜など全く咲いてない時期に行って、放送時には満開の桜を描くわけですな。

 あとは、サザエ一家の名前の由来、原作者の長谷川町子先生が、海を見ながら、海産物から名前を持ってきたとか、マンガから読んできた私からしたら、なんでもないようなことが書いてあるばかりです。

 それと、原作マンガのままでは、登場人物の性格設定が細かく決められてなかったり、それだとアニメにしにくいので、アニメではこう変更しましたという比較展示とか。

 楽しいのは、記念撮影系か、あとは神社も面白かったかな。

 波平のご先祖、磯野藻屑源素太皆(いその・もくず・みなもとの・すたみな)を奉った神社があって、紐を引っ張るとお告げが聞けるんですね。

 サザエさんの家族名の占いみたいなお告げで、私は「タラちゃん」でした。

 こんな感じ。

 源素太皆の声で、「おまえは、タラオじゃ。天真爛漫がよいぞよ〜」って、流れます。

 声は、茶風林。現在の波平役の声優さんですね。永井一郎さんは、2005年に亡くなっちゃいましたからね・・・。

 メインイベントは、あさひが丘に、自分の家が持てる試み。

 すなわち、展覧会のスポンサー=JAバンクに100円寄付すると、2cm大の木製家と「あさひが丘 土地権利書」が渡され、会場内のあさひが丘の地図上に、家を建てることが出来るのです。

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↑小遣い帳(左)、家(右上)、土地権利書(右下)。

 寄付金は、東日本大震災の復興に役立てるとか。

 設定では、花沢不動産が家を売る体になっていて、花沢さんのお父さんの声が終始音声で流れてます。すなわち、若本規夫さんの声。

 私も寄付して、家を建てました。

 家になる木は、無地なので、常備されているポスカで彩色出来るようになっているんです。

 ですが、私はこういう時アドリブが効かないというか。まったく良いアイデアが浮かばず、40分くらい格闘して、結局変な色味の家になってしまった(泣)。

 そばでスイスイ、子供が色を塗っていくし、若いOL風女子が、5分くらいで塗ってたのがセンス良かったりで、比較して自己嫌悪。ダメだ・・・。

 ちなみに私は、カモメ第三小学校のそばでした。ご近所には、松下奈緒さんがいたりして、ちょっと嬉しいかも。

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↑私が買った家近辺。松下奈緒さんのご近所。

 展覧会の仕上げは、グッズ売り場。

 図録は、マストアイテム。

 あとは、ご当地タマ・キーホルダーが可愛かったので、ゲット。

 予算がもっとあれば、タマのぬいぐるみも欲しかったんだけども。

 セル画販売コーナーがそそられたんですけど、放送使用セル画が、5万円なんで、手が出ませんなー。額装するみたいだけど、そこまで値段がするのは理解できないんだけども?

 展覧会は、16日まで。期間が15日間って、ちょっと短めですね。せめて三週間は、欲しい所でしょう。

 でも幅広い年代、家族で楽しめる、平和な展覧会だと思います。


※アニメ『サザエさん』ED、「サザエさん一家」(TVサイズ)。

 春夏秋冬バージョンです。

作詞/林春生、作曲・編曲/筒美京平、歌/宇野ゆう子。

サザエさん 春・夏・秋・冬 5本目/5本中 エンディング SAZAE-SAN ED


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posted by 諸星ノア at 23:43| アニメ・声優など

2014年12月25日

映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』

 映画『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』を観てまいりましたニャン。

 1週間前に、仮面ライダーの映画を観に行った際に、座席を予約をしておきました。

 大ブームは本物で、午前10時40分の回は、ほぼ満席。先着順で配られる入場者特典の、妖怪メダル目当てのお子様達が多いですけどもね。

 今回の配布は、中学生以下対象なのは分かっていたのですが、一応ダメもとで、入場の際にスタッフに妖怪メダルを頂けませんかと言ってみましたが、やっぱりダメでした(苦笑)。

 以下、ネタバレ有ります。未見の方、ご注意下さい。

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↑チラシ。

 本作は、妖怪ウォッチ誕生の秘密が明かされる内容となっています。

 「妖怪ウォッチ」は、世の中にいる妖怪を召還できる機能を持つ、腕時計型の機械。

 この機械に、「妖怪メダル」というメダルを挿すと、妖怪を召還出来るのです。

 妖怪メダルは、妖怪と友達になることで、その妖怪からもらえるメダルのこと。いわば、友達の証です。

 だから妖怪メダルをもらえた妖怪は友達になったという意味になるわけで、だから妖怪ウォッチで、召還できるという理屈になるわけです。

 これが『妖怪ウォッチ』という物語の、ベースになる考え方であり、登場人物の行動原理となっています。

 前置きが長くなりましたがー

 『妖怪ウォッチ』の世界観を知ってる方ならお馴染みなんですが、ご存じないない方のためにあえて説明しました。

 ある日、主人公・天野景太=ケータ君の妖怪ウォッチが、消滅。そんな中、謎の妖怪軍団が攻めてきた。

 ピンチの中、浮遊霊のフユニャンが、現れる。

 フユニャンによれば、危機を脱するためには、60年前に行き、ケータの祖父・ケイゾウ(少年時代)に会うしかない、と。

 ケイゾウは、実は妖怪ウォッチを作ったその人だったのだった。ケイゾウが、何らかの理由で妖怪ウォッチを作らなくなったので、妖怪ウォッチが消滅してしまったのだ。

 おなじみケータ&ジバニャン&ウィスパーのトリオは、フユニャンと共に、60年前の過去へ旅立つ!

 ケータ達は、ケイゾウをもう一度、妖怪ウォッチ開発へと説得出来るか!?


 毎度お馴染み、ケータ&ウィスパー&ジバニャンのトリオのやりとりは、完璧というか、笑いの連続ですね。

 友情あり、笑いあり、そして涙あり。

 ケータのじいちゃん、ケイゾウが何故、妖怪ウォッチを作らなくなったのか。

 それは、人間の親友を、いじめっ子から守れなかったから。だから、もう一度素手で友達を守れるくらい強くなるまで、友達を作らないと心に誓ったから。

 だから、妖怪と友達となれる機械=妖怪ウォッチを作らなくなったのでした。

 ケイゾウの回りには、実は彼に助けられて友達になりたいと待ってる妖怪達が、一杯潜んでいるのでした。

 冒頭で、ケータ達を襲った妖怪軍団、実はこいつらが、実は60年前の歴史にかかわり、ケイゾウの親友をいじめた奴らをそそのかした張本人。

 全ては、妖怪ウォッチを作らせないためー。

 ウバウネ(声:片岡愛之助)率いる妖怪軍団は、人間世界を征服しようと企んでいます。実は、ウバウネも元は人間で、無実の罪で殺された悲しい過去が、最後に明かされるのですが・・・。

 この歳になって、友達がほとんどいない寂しさを痛感するので、この作品内で、友達というキーワードに触れると、自然と涙が出ちゃって、不覚にも泣いちゃいました。

 お子様はしっかり笑えて、大きなお友達もしっかり楽しめる、楽しい作品でした。

 個人的には、イチオシのコマさんが主人公のスピンオフ作品が、1本あればいいなって思いますね。


※映画『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』予告編です。

『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』予告映像Part2


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posted by 諸星ノア at 21:10| アニメ・声優など

2014年07月22日

『思い出のマーニー』公開記念「米林宏昌原画展」@西武ギャラリー(池袋西武本店)

 スタジオジブリの新作映画『思い出のマーニー』の公開を記念しての、「「米林宏昌原画展」」を観てきました。

 場所は、東京。西武池袋本店別館2階=西武ギャラリー。

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↑ポスター。

 無料招待券が手に入ったので、行ってきた次第。

 展示内容は、『思い出のマーニー』のイメージボード(水彩画)や、絵コンテ等々、米林監督の肉筆画。

 絵柄はジブリ調というか、安定の宮崎駿調で、上品ですね。

 改めて上手いというか、まぁ当たり前ですけれども。

 そうそう、私は米林監督のことは、ほとんど存じ上げないんです(汗)。監督第1作『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)も観てないですし。

 ウィキで調べたら、1973年石川県出身の現在41歳。うわぁ、私より年下なのか(汗)。

 『千と千尋の神隠し』のカオナシのモデルだとか。へぇ。

 とにかく、女性キャラの仕草や動きが、上手いですね。髪の毛の表現が男性とは思えないほど、きめ細やかに表現されていて。

 来場者の女の子らも、「髪の毛がキレイだよね〜」と話してましたね。

 四肢のデッサン力も、素人目で見ても確かそうですしねぇ。それとキャラはただ立ってるだけでも、躍動感があります。そこに「人が存在している感じ」が描けてます。

 展示の最後の方には、米林監督が修業時代にスケッチブックに描いた数々の少女画がありましたけど、もうアタリを一切取った跡がなく、ササッと全身が描き上がっていて、ビックリ。

 最初の方に展示されてるイラストボードや絵コンテを思い出すと、下描きの形跡がなく、一発描きで、サッと描かれてます。

 考えてみれば、人を描く度いちいちアタリを取って描くようじゃ、商売にならないですからねぇ。

 動画マン時代に、時間と戦いながら大量の絵を描いたでしょうし、その間も上記のように、スケッチブックに描きまくってたようですから、速く正確に描く訓練、鍛え方が違うでしょう。

 さらに宮崎駿という、大巨匠の元で働くプレッシャーが加わります。

 場内に貼られた米林監督のコメントには、『借りくらしのアリエッティ』の時、宮崎駿監督からは、ダメ出しの連続だったことが記されてます。一生ボツをくらい続けるんだろうなと、思ったようです。

 うわさ通り、宮さん厳しい。こんな監督の元でやってたら、鬼のように画力が上がるでしょう。私だったら、逃げ出すだろうな(苦笑)。

 私自身、アニメ作画の知識がほとんどないんですけど、アニメに詳しかったら、展示されている絵コンテのカメラワークの巧みさとか、もっと興味深く見ることが出来るでしょう。

 そんなわけで(どんなわけだ)、グッズコーナーでは、歴代宮崎アニメのソフビ製指人形を買って、退場しやした。

 指人形ながらキャラの特徴をよく捉えられているし、種類が多いからコレクション性もあって、良い感じです。

DSCN4149L.gif
↑ゲットした指人形達。

 ただジブリ関連商品は、みんな値段が高いのがネックですね。

 ちなみに他の来場者の多くも、肝心の米林監督の画集とかそういうものではなく、ジジのチャームやストラップなどのジブリ・グッズを買ってる人が多かったです。

 この展覧会は、米林監督の画集刊行記念も兼ねているわけで、本来なら、その画集が売れても良いんですけれども、私がいる時には、買ってる人を見かけなかったですね。

 画集とか資料性の高いものは、熱心なアニメファンや、米林ファンが買うんでしょう。展覧会初日は、画集購入者に向けて、米林監督のサイン会があったようで、そこで大量に売れたでしょう。

 まぁマニア相手の作品作りをしないというのが商業的成功につながってますし、そもそもアニメオタク嫌いなのが、ジブリというか、宮崎駿監督なんですけれどもね(苦笑)。


※『思い出のマーニー』の予告編をどうぞ。

「思い出のマーニー」劇場本予告映像

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posted by 諸星ノア at 20:45| アニメ・声優など

2014年03月13日

「がんこちゃん」逝く・・・。

 また声優界に、訃報。

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posted by 諸星ノア at 21:38| アニメ・声優など

2014年01月27日

波平、逝く・・・。

 アニメ『サザエさん』の波平役・永井一郎さんが、亡くなられましたねぇ。

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posted by 諸星ノア at 21:06| アニメ・声優など

2013年10月15日

私と『アンパンマン』

 マンガ家のやなせたかし先生が亡くなりましたね。

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posted by 諸星ノア at 21:29| アニメ・声優など

2013年09月14日

久々に『ドラえもん』観る。

 久しぶりに、テレビアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日)観る。昨日に録画しておいたもの。

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posted by 諸星ノア at 21:17| アニメ・声優など

2013年09月04日

宮崎駿監督引退作『風立ちぬ』

 宮崎駿監督の引退作『風立ちぬ』を観てきました。

 以下、ネタバレありますので、ご注意下さい。

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posted by 諸星ノア at 19:29| アニメ・声優など

2013年07月31日

フジ『アニメアカデミー』、雑感。

 昨夜録画しておいた、フジテレビ『アニメアカデミー〜1億3千万人が選ぶ不朽の名作〜』(カスペ!枠)観る。

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posted by 諸星ノア at 21:12| アニメ・声優など