2016年04月01日

映画『仮面ライダー1号』

 映画『仮面ライダー1号』を観てきました。

 『仮面ライダー』誕生45周年記念映画。

 以下、ネタバレ含みます。ご注意下さい。


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↑映画チラシ。

 主演は、栄光の仮面ライダー第1号=本郷猛。すなわち、藤岡弘、。

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↑本郷猛(演:藤岡弘、)。

 共演は、現役の仮面ライダー、仮面ライダーゴースト=天空寺タケル(演:西銘駿)。それと仮面ライダースペクター=深海マコト(演: 山本涼介)。

 ヒロインは、かつて共にショッカーと戦った立花藤兵衛の孫、立花麻由(演:岡本夏美/元おはガール ちゅちゅちゅ)。

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↑立花麻由(演:岡本夏美)。

 本郷は、藤兵衛の遺言で、両親のいない麻由を娘のように庇護することを託されている。

 現在70歳の藤岡さんが、本郷猛を、貫禄たっぷりに演じる。

 恰幅が良くなったものの、とても70歳とは思えないアクションの切れ!さすがだった。歴代のヒーロー役者で、70歳でこれだけアクション出来る役者は、彼くらいでしょう。

 変身した仮面ライダー1号は、リニューアルデザイン。

 肩パットが入った感じで、胴回りも太めになっている。見た感じはライダー1号だけれども、全身に鎧をまとったような感じ。

 やはり藤岡さんが恰幅が良くなったので、さすがに変身後が、昔のライダーのシュッとした昔のシルエットのままだと不自然。

 本郷猛は、海外の紛争地域で戦いながら、三年ぶりに麻由の元に帰ってきたという設定なので、その間にバージョンアップしたという脳内補完すべきでしょう。

 変身ベルトも、従来の楕円形デザインから長方形のゴツイ形に変わり、変身ポーズとともに左右にカバーが開閉し、中央にタイフーンが現れて回転し、変身完了する。

 麻由は、1人暮らしをしながら、高校へ通う。放課後は、花屋でバイトの日々。

 海外の紛争地域を回ったとか、色々設定などに、役者・藤岡弘、のリアルな体験を、入れ込んでいるのが、本作のテーマになっています。

 すなわち、命の大切さ、尊さ。

 今、この瞬間でも、誰かが命を落としている。だから、命を粗末にしてはならない。

 なぜ、紛争が起こるか。自然破壊が起こるか。人間同士のエゴがぶつかり合うから。

 そこを、藤岡さんは、この映画で訴えたいようです。

 本郷が三年ぶりに帰国し、麻由の元に帰ってきたのに、彼女は許さなかった。

 三年間、自分を一人ぼっちにしたから。

 ただ本郷がなんのために戦い続けてきたか、麻由は理解する。自分一人を守るんじゃなくて、みんなを守るために、猛はいるんだと。

 実は、何故本郷が彼女の元に帰ってきたかと言うと、死期が迫っていたからであった−。長年の激闘で、身体がボロボロになっていたのだった。最期に一目、麻由に会っておきたかった。

 そんな麻由には、ショッカーと、そこから分派したノバ・ショッカーが、彼女を狙っていた。

 麻由の身体には、アレクサンダー大王の眼魂(アイコン)が眠っているからだった。

 眼魂は、『仮面ライダーゴースト』の世界設定なんですが、古今東西の偉人達(宮本武蔵とか、トーマス・エジソンなど)の魂が宿った眼球状のアイテム。それらの眼魂の力を使って戦うのが、仮面ライダーゴーストであり、スペクターです。

 ショッカーの地獄大使(演:大杉漣)は、アレクサンダー大王の眼球と一体化し、仮面ライダー1号と戦おうとしていた。

 ノバ・ショッカーも、どうやら世界を掌握するために狙っているらしい。まずは、日本経済を支配するため、電力会社を装っている。

 麻由を守ろうとする、カケル達。そして本郷猛。
 
 奮闘するも、ショッカー・地獄大使に麻由は拉致される。本郷は死期が迫る中、決死の変身で、激闘の末、麻由を救う。だが麻由の中のアレクサンダー大王の眼魂はショッカーに、更にノバ・ショッカーへと奪われてしまった。

 本郷は絶命−。

 本郷は火葬され、その場で悲嘆に崩れる麻由。

 その時、奇跡が!

 火葬された炎の中から、本郷が再び息を吹き返した!

 ヒーローは死なず!

 太古から未来まで、命は連綿とつなぐ物。生きて生きて、生き続ける。藤岡さんのメッセージが、ここに込められてると思います。

 そして、仮面ライダーは、死んじゃいけない。

 映画のエンドロールが流れた後に、本郷猛=仮面ライダーから文字と声でメッセージが。

「ライダーは、いつも君たちのそばにいる。だから、生きて生きて、生き続けろ」

 なんか、目頭が熱くなったなぁ。

 死んだ人が生き返るなんて、ヒーロー物のご都合主義ではなく、ちゃんとしたテーマがあると解釈すべきでしょう。

 簡単に死んじゃいけないし、死を美徳としちゃいけない。

 命を引き継いでいく。そんなメッセージでした。

 それと、本郷猛から、現役のライダー=天空寺タケルへ語りかける眼差しに、役を越えた何かがあって、ライダー役者としての心構えを託した感じでした。

 これからずっと、ライダーだったことを語られ続ける人生ですし、憧れの眼差しで見られるわけです。

 生き様を見られるわけですから、人としてしっかり生きるんだぞという意味もあったと思うんですね。

 ライダー1号からゴーストへ、ヒーローとしての遺伝子が受け継がれた、そんな作品だったと思います。

 エンドロールで、1号ライダーが、新しいサイクロン号に乗って疾走するシーンが流れるんですけど、そこはなんか、『仮面ノリダー』のOPっぽくて微妙でした(苦笑)。

 今回のライダー1号は、前述の通り胴回りが太くゴツいデザインなので、前傾姿勢がとれず、乗ってる姿勢が上半身直立でオジサンっぽいというか、カッコ良くないんですね。

 それはまぁ、些細なことですけど、全体としては、良い作品でした。


※映画『仮面ライダー1号』予告編です。

映画『仮面ライダー1号』予告編

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posted by 諸星ノア at 23:58| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2016年02月01日

映画『手裏剣戦隊ニンニンジャー vs トッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド』

 映画『手裏剣戦隊ニンニンジャー vs トッキュウジャー THE MOVIE 忍者・イン・ワンダーランド』観てきました。

 戦隊物の恒例映画です。

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↑チラシ。

 ファーストデーなので、平日夕方とは言え、、お子様連れの家族が、5組くらいいました。まぁガラガラには違いないですけど。

 新人役者さん達の成長が見られて、楽しかったなぁ。1年かけて放送するドラマは、民放では、戦隊物か仮面ライダーしかないので。

 あとはNHKで大河ドラマ。半年で、朝ドラです。

 戦隊(ライダーもそうですが)ほとんど新人が抜擢されるから、1年かけると、演技が成長したなって、実感します。

 今回は、ニンニンジャーのアカニンジャー=伊賀崎天晴(いがさき・たかはる/演:西川俊介)が、敵のボス、忍者マニアの闇博士マーブロ(演:山里亮太/南海キャンディーズ)に捕まってしまう。

 天晴を救うべく、烈車戦隊トッキュウジャーが駆けつけてきた!トッキュウジャーと協力して、ニンニンジャーの残されたメンバーはマーブロ一味に立ち向かう、というお話。

 上記で触れた演技の成長なんですけど、この天晴君の成長が、嬉しかったです。放送当初は、視聴者ながら、滑舌悪いし演技微妙だし・・・って思ってました。

 今も滑舌悪いですけど、それなりに克服しようとした感じありますし、微妙な心理の移り変わりも、出来るようになってました。

 すごく努力家なんだと思います。周りの先輩に、アドバイスをすごくもらってるんでしょう。

 天晴がマーブロに虜にされてしまい、トッキュウジャー&ニンニンジャーがかれを救出に向かうわけですが、それに反対したのが、天晴とシロニンジャー=伊賀崎風花(いがさき・ふうか/演: 矢野優花)の父である、伊賀崎旋風(いがさき・つむじ/演:矢柴俊博)。

 旋風は、マーブロの本当の狙いがニンニンジャー全員を誘い出すことで、忍者全員を闇ニンニンジャーにして、世界を闇にすることが最終目標だから、息子の命の心配を押し殺して、断腸の思いで、全員を引き留めたのでした。

 ここに、戦隊映画で繰り返し描かれる、父子愛のテーマがあります。

 しかし、みんなで帰ってくればいいのだからとアオニンジャー=加藤・クラウド・八雲(演: 松本岳)に逆に諭され笑顔で、旋風は許したのでした。

 この映画のみの新キャラで、敵役マーブロを演じた南キャンの山ちゃんが、良い味出してた!

 ナチュラルな演技で、十分悪役だから、笑ってしまう。

 劇場パンフレットに書かれているんですけど、監督に「子供達に嫌われるような話し方でお願いします」と言われ、山ちゃんが「なるほど」と答えたら、「そう、それです」と言われたそう。彼としては、普通に話しただけだったとか(笑)。

 ラジオ番組では、役作りについて聞かれて、衣装着て、ただ笑って写真撮っただけで、役そのままだったことが語られてました(笑)。
 
 先輩戦隊のコラボも、映画の見どころ。

 トッキュウ1号こと、来斗(らいと/演: 志尊淳)は、猪突猛進型で、天晴と同じ単細胞型なんですけど、経験を積んで精神的に成熟した感じで、落ち着いてます。

 来斗は、見た目大人でも、『トッキュウジャー』を観た人にはご存じなんですが、正体は小学生(10歳)なので、後輩レッドである天晴を導く役どころなのは、面白い。

 演じてる志尊クンが、戦隊役者として西川クンより1年先輩というところも重なるから、二人の場面を重層的に見ることが出来ます。

 マーブロ達を粉砕して、エンドロールが流れると、私の後ろの席の父子は、さっさと帰ってしまいました。

 エンドロールで「なんじゃモンじゃ!ニンジャ祭り!」流れ終わった後、天晴達が旋風の元に帰るシーンになります。

 笑顔で旋風「おかえり」のあと、照れくさそうに天晴が、「おお」と小声で微笑む良いシーンで終わる。

 これ、さっきの父子見て欲しかった!大事なシーンなのに!子供の無事を願わない、親はいないですから。

 ここに、この作品のテーマがあるわけで、戦隊映画が、父子で観る作品というものを意識して作られてる所以だと思うのです。
 
 映画は、エンドロールが終わるまで、席を立たないで欲しいもんです。


※『手裏剣戦隊ニンニンジャー VS トッキュウジャー THE MOVIE』予告編です。

『手裏剣戦隊ニンニンジャー VS トッキュウジャー THE MOVIE』予告編


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posted by 諸星ノア at 23:38| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2015年07月30日

河崎実監督トークショー&サイン会@書泉グランデ

 「おバカ映画の巨匠」河崎実監督が、このほど本を出され、そのトーク&サイン会を開催されたので、参戦です。

 場所は、東京・神保町。書泉グランデ8F、イベントフロア。時間は、19時より。

 始まる10分前に会場に入りましたけど、すでに10名ほどお客さんが入っていました。

 今回の本は、『私はいかにして30年間、一度も自腹を切らずに『電エース』を作り続けられたのか』(発行/山中企画、発売元/星雲社)。

 タイトル名、長いですが(苦笑)。

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↑『私はいかにして30年間、一度も自腹を切らずに『電エース』を作り続けられたのか』。

 『電エース』は、河崎監督のライフワーク(?)的な、ロングラン・お気楽ヒーロー物。

 電一(でん・はじめ)が、快楽を得ることで身長2,000mの超人、電エースとなり、怪獣と戦うという、ウルトラマンのパロディ物。1話あたり、2分程。

 監督・プロデュース、脚本、河崎監督。主役の電一も、南郷勇一名義で出演して、監督自身が演じます。

 実際の映像を貼っておきますから、どうぞ。

電エース1話

 この『電エース』を、断続的に30年間、自腹を切らずに作ってきた秘訣を、今回記したのが本書です。

 今回のトークショーには、河崎組の女優・荻原佐代子さんがゲストで登場。

 萩原さんと言えば、『ウルトラマン80』(1981年)では、女ウルトラマン=ユリアン=星涼子となり、『科学戦隊ダイナマン』(1983年)ではダイナピンク=立花レイとして、特撮ファンには有名です。

 電エースには、『本家 電エース』&『元祖 電エース』(共に2005年)に出演。『元祖 電エース』では、電 A子として、出演。

 電 A子は、電一の妹という設定です。

 トークショーでは、軽妙な河崎監督のトークでスタート。

 この本が、ビジネス本であることを強調(笑)。

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↑河崎監督。

 そして、萩原さんが、ご登場!

 早速、萩原さん、恨み節。この本に、自分が載ってないと。

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↑美魔女#旧エ佐代子さん!

 本の中には、電一以下、電兄弟のプロフィールとインタビューも載っているのですが、何故か電 A子の萩原さんは、ない(笑)。長男=電零の堀内正美さんや、第一作か出演の次男=電次郎の加藤礼次郎さん(マンガ家)は、しっかり載ってるのに。

 私も河崎組の一人だと思っていたのに、これはどういうことなんですかと、ことあるごとに、蒸し返す佐代子さん(笑)。

 会場内には、実は、電兄弟が大半であることが判明(笑)。

 ここ数年、『電エース』は、クラウドファンディング方式を採用。要は、インターネット上で制作費を募集して、お金を払ってくれれば、特典として出演出来ることにしたそうです。

 電エースは、元々低予算の作品なので(1作品当たり、大体100万円以下)、それが可能。一口、3万円のコースと5万円コースを作ったらしい。

 出演した際には、電兄弟という設定で出たそうです。

 トークでは、そもそも何故、萩原さんを電エースシリーズに呼んだのかの話から。

 河崎監督はショートカット美人の萩原さんに、「実はオレは、髪の長い女が好みだったんだよねー」と爆弾発言(笑)。

 萩原さんは、しばらく俳優業を休んでいて、2005年に『電エース』で復帰。

 公園でのロケだったんですが、その時、「こんなに早く撮り終わっていいのか」と思ったそう(笑)。

 東映の戦隊物では、厳しい指導で有名な東條昭平監督に「死ね!」と言われて泣いたこともあるそうで、それとあまりに好対照な演出だったとか(笑)。

 河崎監督の早撮りは、有名。カメラチェックもせず、撮ったらすぐ、OK。

 監督曰く、「カメラマンが良いって言うんだから、良いんだよ」。

 それと、公園でロケしているから、早く終わらせたかったらしいです。

 2000年代に入って、都内の公園は、都にロケの代金を時間事に払わないといけなくなったそう。それで、早く終わらせたい、と。90年代の『仮面ノリダー』(『とんねるず みなさんのおかげでした』内の仮面ライダー・パロディー)は、まだタダでガンガン撮影出来ていたそう。

 それと、日が落ちると、照明器具代が発生するから、それも節約するために、短時間で終わらせる。

 河崎監督がプロデューサーと監督を兼ねている利点はここで、予算と時間を調節して、予算内で終わらせるために、演出で無駄にねばらない。

 そうして、赤字を出さないで(黒字にする)出資してくれるスポンサーに迷惑をかけず、納品日をしっかり守る。

 こうして、倒産が多い映画プロダクションが多い中で、一度も不渡りを出さず、信用を積み重ねてきました。

 いい加減に見える河崎監督も、アマチュアじゃないんだからっていう、しっかりとした「プロ」である誇りがあるんですね。

 この本が、ビジネス書である所以は、ここにあります。

 夕暮れと共に、帰宅できる職場でもあり、共演者やスタッフは大助かり(笑)。監督自身、早く飲みに行きたいって言う話もあるそうですが(笑)。

 トーク中、会場にいた、電次郎こと加藤礼次郎さんも呼び出されてしまい、電3兄弟のスリーショット実現!

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↑電3兄弟、そろい踏み!

 ちなみに『電エース』の出演者のギャラは、1本あたり1万円だそうです。

 トークでは、萩原さんが、きゃしゃな女優さんに限って、普段はすごい態度でビックリしたとか、悪役の俳優さんが、ほんとに腰が低くて良い人が多いとか話してくれました。

 また、萩原さんは自身のブログでは、スッピンを公開しているとおっしゃっていて、会場にいる加藤礼次郎さんから、「次回の電エースは、電 A子のスッピンオフやりましょう!」の声が(笑)。

 ぜひ、見たいもんです、監督!

 と言ったところで、トーク終了。

 サイン会となりました。

 2008年に急性胆のう炎で倒れたそうで、復帰されたものの、サイン会の時は、ややお疲れの感じは否めない感じ。

 ですが、またお会いできて、嬉しかったです。

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↑河崎監督と萩原さんのWサイン!

 いつまでも、おバカ映画、そして『電エース』を作り続けて欲しいなって思います!


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posted by 諸星ノア at 23:33| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

『ウルトラマンフェスティバル2015』@池袋サンシャインシティ文化会館4階展示ホールB

 今年もやって参りました、『ウルトラマンフェスティバル』略して、『ウルフェス』!

 『ウルトラマンフェスティバル2015』に参戦してきますた。場所はおなじみ、東京都豊島区、池袋。

 池袋サンシャインシティ文化会館4階展示ホールB。

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↑入り口。

 混んでいる時は嫌なので、比較的空いているであろう、午前に参加。


 今年は、行って驚いたのは、ジオラマ展示が、豪華!

 大都市を舞台に、ウルトラマン達と怪獣達がバトルを繰り広げる大パノラマ展示!

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↑大パノラマ全景。

 メインの家族連れもテンション上がってましたし、関係者風のネクタイ姿のオジサン達も、「これは良いね−!」と、口々に言ってました。

 改めて日本人には、『ゴジラ』の時代から、『ウルトラマン』を経て、映画やテレビで、繰り返し日本人が浴びてきたミニチュア特撮文化が、やっぱり息づいているなーって実感。

 今はみんなスマホ持ってるし、デジカメもあるから、あとは精巧なミニチュアセットを組んでしまえば、それらで撮影して、疑似特撮感覚が体験できる。

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↑街のセットの精巧さを見よ!

 あの、仰ぎ見る角度でウルトラマンと怪獣のバトルをフレームに収めれば、特撮っていいなって思うはずなんだよね。実体撮った方が、被写体との間に、空気があるから、そこに予想外の雰囲気とリアリティーが出るんですよね。

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↑仰角撮影が、巨大ヒーロー物の基本!

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↑ロングショットで、ビル群との対比で怪獣とヒーローの巨大感を見せる。

 CGにはそもそも、カメラと被写体という関係がないですから。
 
 実際にそこに、物があるってことが、何よりのリアリティーなんですよね。ミニチュアであっても。

 続いて、ウルトラマンデパートへ。

 毎年恒例、限定ソフビをゲット。

 今回は、会期中の前半戦に、3種類出てる。昨年同様、スパークドールズシリーズは、続行。

◎ウルトラマンエックス ユナイトブルーVER.
◎フォントン星人 クリアオレンジVER.
◎タイラント メタリックVER.

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↑左からタイラント メタリックVER.、ウルトラマンエックス ユナイトブルーVER.、タイラント メタリックVER.。

 まだ始まって間もないから、潤沢にあり。

 あっ、ウルトラマンエックスってのは、この7月から加わった、新しいウルトラマンです。

 テレビ東京系『新ウルトラマン列伝』内で始まった『ウルトラマンエックス』の主人公。

 それと、指人形の新商品をゲット。

◎ウルトラマンエックス
◎ウルトラマンエックス ユナイトブルーver.
◎デマーガ

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↑左からウルトラマンエックス ユナイトブルーver.、ウルトラマンエックス、デマーガ。

 そろそろ、ライブステージの時間。

 私は、入場時に、12時30分の回を指定したので、その時刻が迫ったので、会場入り。

 会場内は、宇宙人の案内係が、座席を誘導してくれたり。

 私の前に座っていた男の子に話しかけていて宇宙人案内人は、関西弁で、面白かった(笑)。「熱中症に気をつけるんやで」とか、「ウルトラマン出てきたら、しっかり応援してな!」とか。

 で、「お腹空いたら、ポップコーン売ってるで」とか、巧に営業も入れることも忘れない。

 そしてすかさず、ポップコーン売りの綺麗なお姉さんが来るんですな、これが(笑)。

 今回のライブステージ、第1部(7月24日〜8月11日)は「X〜新たなる可能性」。

 新ウルトラマン=ウルトラマンエックスを軸にしたお話です。

 怪獣から地球を守る防衛チーム・Xio(ジオ)のサイバー施設が、舞台。

 そこでは、地球人に友好的な宇宙人達が働いていたが、そこへ侵略者達が攻めてくる!

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↑力を合わせるウルトラマンエックス(左から2番目)と、宇宙人達。


 今回のボスは、なんと、ダークメフィスト!

 ウルトラマンネクサスの敵役ですよ。

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↑ダークメフィスト。

 ここ数年、ベリアル皇帝陛下が敵役の定番でしたが、あんまり人気のない作品だった『ネクサス』からの、敵役チョイスは、意外でした。

 ただ、メフィスト曰く、「人類同志が、信頼出来ず、絶えず戦争を繰り返しているじゃないか、まして人間と宇宙人で信頼出来るわけなどない!」という、問いかけは、今の時代、非常にリアル。言い返す言葉もない。

 それでも、ウルトラマンエックスや、ウルトラマンギンガ、ビクトリー、昭和からは、新マン(ジャック)、タロウ達が立ち向かう!

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↑下段左からギンガ、エックス、ビクトリー。上段左からタロウ、新マン(ジャック)。

 毎年恒例、お子様がデザインした(らしい)怪獣コンテストあるんですけど、今年は選ばれた怪獣デザイン画、エックスのアーマー&武器になる趣向。

 選ばれたデザインは、『テレビマガジン』賞の「デンパゴン」と『てれびくん』賞の「スケドン」。

 会場のちびっ子達に、事前にどちらのアーマーにしたらいいか、司会のお姉さんが聞いていて、この回では、「スケドン」の「スケドンアーマー」に決定。

 ますはスケドンアーマーを装着して、強敵達と戦う、エックス!

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↑スケドンアーマーを装着した、エックス。

 しかし、アーマーで強化してきたダークメフィストメフィストに破れてしまう!

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↑アーマー装着して登場のメフィスト!

 ええーー!?

 すかさず、お姉さんがエールを送るよう、会場の小さなお友達をあおる!

 「がんばれー!」というお友達の大声援に応え、もう片方の「デパゴン」の「デパゴンアーマー」を装着してエックスが復活!

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↑デパゴンアーマーのエックス。

 なんだ、もれなく、両方装着するのねー(苦笑)。

 メフィストvsエックスのバトルで新機軸だなって思ったのは、白い舞台に、ビルや空や宇宙とか、背景の場面が次々投影されて、セットを組まなくても、組んでるかのような映像が、場面転換なくスピーディーに展開されてること。

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↑エックスvsメフィスト!
 
 毎年ライブステージをやっているからこその、ノウハウの蓄積から、進化してきたんでしょうな。

 メフィストは見事粉砕されますが、そこからラストに、巨大なタイラントが登場して、ウルトラマンエックス達と、総力戦!迫力ありますな!

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↑タイラントとの決戦!

 見事解決して、最後は、ウルトラの父とマン&セブンが、したり顔でまとめの言葉を言いに登場。

 父曰く、最初から戦いを見ていたらしいんですが、だったら少しは前線出ろよ、と(苦笑)。偉い人は、常に安全なところにいるもんなんですかねぇーって、現実的なことをふと考えたりして。

 せめて、マンとセブンは、出て欲しかった。
 
 ラストは、変身ポーズを決めて、大団円で終了です。

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↑決めポーズ! 

 毎度ながら、小さなお友達の「ガンバレー!」の声援には、目頭が熱くなる私。純粋な子供心に、泣けちゃうんだよなぁ。歳取りました。

 そんなわけで、ウルフェス行脚、終了−。

 今年は「超・体・感」のキャッチフレーズなんですが、ジオラマ展示はほんと大迫力なんで、特撮撮影を疑似的にでも、超体感できる良いチャンスです。

 ウルトラマンファン、往年の特撮ファンにも、楽しめるかと思います。いかがでしょーか(ステマじゃないですよん)?

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↑巨大セブンの前で、撮影も出来ます(無料)。


※「ウルトラマンフェスティバル2015年」宣伝PVです。

ウルトラマンフェスティバル2015 大好評開催中!


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2015年04月08日

映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』

 映画『スーパーヒーロー大戦GP(グランプリ) 仮面ライダー3号』を観てきました。

 好評OA中『仮面ライダードライブ』の劇場映画です。

 平日の夕方、田舎のシネコンですが、観客は私1人(苦笑)。貸し切りシアターでした。

 今回は、幻の「仮面ライダー3号」が登場するお話。

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↑映画パンフレット表紙より。

 以下、ネタバレあります。未見の方、ご注意下さいませ。


 3号ライダーと言えば、仮面ライダーV3ですがー

 1973年、ショッカーを倒した1号と2号を、抹殺するライダーが出現。それが、今作に登場する、仮面ライダー3号!彼は、ショッカーがライダー1号&2号を抹殺するために作った、最強の仮面ライダー。

 彼が、その後に続く仮面ライダーの歴史を塗り替えていった。つまり、V3以降のライダー達は平成ライダーに至るまで、ことごとくショッカーに洗脳され、ショッカーライダーにされていった。

 ライダー3号=黒井響一郎を演じるのは、「ミッチー」こと、及川光博。

 他にもー

 仮面ライダーBLACK&BLACK RX/南光太郎=倉田てつを

 仮面ライダー555(ファイズ)/乾巧=半田健人

 仮面ライダーゼロノス/桜井侑人=中村優一

 仮面ライダーギャレン/橘朔也=天野浩成

 このように、歴代ライダー役者が出演。

 ところで今、『本多猪四郎 無冠の巨匠』(切通理作著/洋泉社刊)を読んでいるんです。

 本多猪四郎は、第1作『ゴジラ』から、昭和ゴジラシリーズを数々手がけた、映画監督。上記の本は、本多監督の、評伝本です。

 本多監督は、役者をキャスティングする際、特撮物に「本気になれるかどうか」を基準にしていたようです。

 今回のライダー役者達の演技を映画で観ると、まさにそれを感じます。

 つまり、特撮物に本気というか。

 各人、自分のライダーに対する誇りを、すごい大事にしている。それが、五体にみなぎっているから、スクリーンから、愛が溢れてくるんですね。

 こういうケレンミの作品は、役者が本気じゃないと、ほんと、丸々嘘っぽくなってしまうので。

 今作は、ライダー役者達の、「ライダー愛」を楽しむのも、一興かと思います。

 特に、倉田てつをが熱いです。

 仮面ライダー達がショッカーに洗脳されてると書きましたが、BLACK&BLACK RXが唯一ショッカーに抵抗を続けています。

 その姿に打たれ、洗脳されかけたドライブ=泊新ノ介(演:竹内涼真)が正義に目覚め、立ち上がります。

 そこに、555=乾巧が味方していきます。まぁ巧はオルフェノクで、厳密には純粋の人間じゃないですから、非常にクールな立場ですけども(苦笑)。それと、未来からゼロノス=桜井侑人も助っ人参戦します。

 個人的には、仮面ライダーJの扱いが、可愛そうな。

 初登場は、J=ジャンボの名にふさわしく、巨大感があってカッコ良かったんですけど、2回目登場時は、巨大ショッカーライダー=ライダーロボに一瞬で粉砕されるという(苦笑)。

 結構シリアスな内容で、実はたった1人だけ殉職するライダーもいるんですが(作品見て確かめて下さい)、笑ったのは、ドライブの専用車=トライドロンがロボ形態に変形&巨大化して、客演する手裏剣戦隊ニンニンジャーの巨大ロボ=シュリケンジンに、合体するとこ。

 君ら、初対面でしょ(笑)。東映物ならではの、お祭りのノリで乗り切るシーンというか(笑)。

 色々見どころいっぱいな、作品でした。

 ところで、ミッチーのライダー3号は、ソフビ化されないのかなー。


※映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』予告編です。

仮面ライダー3号対V3!映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』予告編


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2015年03月19日

映画『劇場版 ウルトラマンギンガ 決戦!ウルトラ10勇姿!!』

 映画『劇場版 ウルトラマンギンガ 決戦!ウルトラ10勇姿!!』を観てきました。

 新宿ピカデリーにて。久しぶりに新宿ピカデリーに行きましたが、随分キレイに生まれ変わっていて、ビックリ。

 以下、ネタバレありますので、未見の方ご注意下さいませ。

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↑パンフレット表紙より。ウルトラマンギンガビクトリー。

 現在テレビ東京系で放映中、『ウルトラマンギンガS』が、スケールアップして、劇場版で登場したわけです。

 ウルトランギンガは、最新のウルトラマン。さらに、仲間のウルトラマンビクトリーと合体し、ウルトラマンギンガビクトリーになるのが、お子様には見どころ。

 大きなお友達の私的には、ゲストヒロインにして、敵のアレーナを演じた(実は敵のエタルガーに洗脳されていただけだが)、小宮有紗ちゃん(21歳)が、可愛かった!大人の色気も時折感じられて、エロかったし。

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↑アレーナこと、小宮有紗ちゃん。

 有紗ちゃんと言えば、なんといっても、『特命戦隊ゴーバスターズ』(2012年)のイエローバスター=宇佐見ヨーコ役が、特撮ファンには有名(一般には、学校法人立志舎のCM「どこま〜でも どこま〜でも 果てしない空ー♪」のフレーズに乗って、チアリーディングしてる子と言えば分かるかも)。

 この日、新宿ピカデリーに集まったお客さん達、平日昼間なのに、よく入ってましたが、子連れは二組のみ(苦笑)。あとは、大きなお友達だけでした。しかも、20代くらいの若い世代の男性が多い。

 『ウルトラ10勇姿!!』と銘打ってますけど、登場する10名のウルトラマンは、平成ウルトラマンのみで構成されてます。

 客層からも、やっぱり若い特撮ファンにアピールする作品なんでしょうね、『ギンガ』は。

 あっ、平日昼間から、ウルトラマン映画観に来るおじさんなんて、私くらいか(汗)。

 顔出しだと、コスモスの、杉浦太陽君が、出てます。まぁ、相変わらず演技は、微妙でしたが(苦笑)。

 有紗ちゃんは、演技は上手ですね。目力あるし、アクションも、『ゴーバスターズ』時代に鍛えただけあって、上手い。

 監督は、坂本浩一監督。

 元は倉田アクションクラブのスタントマンで、その後渡米。

 その後、渡米経験から2003年から『パワーレンジャー』(米)を総指揮。帰国後東映で『仮面ライダーW』、『海賊戦隊ゴーカイジャー』で監督参加、『仮面ライダーフォーゼ』、『獣電戦隊キョウリュウジャー』のメイン監督。ウルトラでは、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE 』で監督。『ウルトラマンギンガS』のメイン監督。


 だからかー。

 観ていて感じたのが、なんだか東映っぽいウルトラマンだなーって思ってたんですよね。

 ウルトラマンの巨大感を出すミニチュア特撮シーンは、圧巻で、それはすごく良かったし、見応えありました。

 建物舐めのアングルの多用や、あおりの多用など、円谷プロ伝統のミニチュア特撮っぽい絵が随所に観られて、嬉しい。

 敵のエタルガーとウルトラマンのバトルも、あおりと寄りを多用して、巨大バトル感がよく出て、大迫力。

 ただ全体的に、ノリだけで乗り切るという、東映っぽさを感じるんです。円谷作品の匂いが薄い。

 円谷作品は、もっと上品だったはず。

 若いファンは、そこら辺は、違和感ないんだろうな。東映も円谷も、そんなに区別しないのかもね。

 あとは、特捜隊のUPGの装備が、歴代の特捜チームに比べて、貧弱過ぎるんだよね。これはTV放映中時から、思ってたことですが。

 だって装備が、車二台だけって・・・。せめて車が変形して、ジェットになるとかにして欲しいなぁ。バンダイなら、出来るでしょ。

 敵のエタルガーとアレーナのいる時空城に、車で出動してるんですが、空に浮いてる城に、どうやって車で乗り込もうとしたのか(苦笑)。ー実際、乗り込んでいたけど(笑)。

 しかも、隊員がヘルメット被ってないって、被弾したら危ないでしょ。これも、東映の戦隊文化を導入したのだろうか。想像するに、おそらくアクションの際、特捜隊特有のヘルメットがあると邪魔だからなんだろうけれども・・・。

 やっぱり、坂本監督の色が、作品に出たのかなって思います。アクション出身で、東映寄りの監督ですからね。

 彼を起用した時点で、何かしら、ウルトラシリーズの方向を変えたいっていう意図があるのかもしれません。

 ただ、仮面ライダーや戦隊で観たい内容、求めてるものを、ウルトラマンで観たいとは思わないんだけども、どう思いますかね、ウルトラファンの方々。

 まぁでも、子供はどっちでも、良いのかな。


※『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!』予告編です。

『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!』


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posted by 諸星ノア at 22:22| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2014年12月27日

お正月だよ!ウルトラマン全員集合!!@東京ドーム・プリズムホール

 『カードキャプターさくら原画展』の後は、JR水道橋駅下車。

 毎年恒例、『お正月だよ!ウルトラマン全員集合!!』へ。イベント限定ソフビをゲットするためです。

 会場は、東京ドーム・プリズムホール。

 到着時間は、16時10分頃。

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↑チラシ。

 『CCさくら展』後、すぐに向かえばいいものを、秋葉原で油を売ってたので、遅くなってしまった。

 というのも、東京ソラマチに、「ウルトラマンSHOP」があって、『CCさくら展』に入場するまでの空き時間に、そこでイベント限定ソフビを買ってしまったんですなー。

 ソラマチにウルトラマンSHOPがあるの当日まで忘れていて、それだったら、『お正月だよ!ウルトラマン全員集合!!』前売り券買わなくても良かったなぁって後悔したりして。我ながら、効率悪いッス。

 そんなことで、限定ゲットしたら、途端に『お正月だよ!ウルトラマン全員集合!!』参加のモチベーション下がってしまって、秋葉原で寄り道してしまった次第。

 前売り券も、わざわざコンピューター印字券じゃなくて、ウルトラマンの写真入りの買ったんだけども、入場した後、どっかへ落としてしまったり(泣)。

 せっかくの、記念なのになぁ。

 遅い時間に入場なので、すでにライブショーも終わってるし、中央広場=ウルトラ広場での出し物もほぼなし。

 ただ広場に組んであるやぐら太鼓のパフォーマンスが、唯一盛り上がってました。

 なので、展示の着ぐるみを写真に納めておくのみ。

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↑正面飾り。

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↑ナイス(左)とゼアスのメンコ。

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↑ゴム跳びする、女性ウルトラマン。名前分からない。ダダとピット星人がゴム縄持ってる(笑)。

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↑けん玉をするウルトラマンボーイ(中央)と、ブースコ(左)、ブースカ(右)。

 閉館前に無理に見ないで、後日出直して来ても良かったんだけども、電車代もったいないしなぁ。

 あっ、限定ソフビは、ウルトラマンビクトリー ハイパーゼットンシザーズ クリアVER.です。

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↑限定ソフビ。

 今月出た『コロコロイチバン!12月増刊 SUPERてれびくん×ウルトラマンギンガS』付録の、ウルトラマンビクトリー キングジョーランチャークリア ブラックラメ Ver.の方がカッコイイかも。

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↑『SUPERてれびくん』付録のソフビ。

 会場の家族連れを見ると、子供よりも、お父さんが夢中な感じなのが、ウルトラ系イベントによく見られます。

 やっぱ怪獣世代は、お父さんになっちゃうな。

 お父さんと中学生くらいの娘さんという珍しい組み合わせで、怪獣指人形コーナーをあさってる家族があって、オタク魂が健全に受け継がれているなと、微笑ましく思えたりもしました。

 ただ家族連れを見たり、外に出ればカップルで溢れかえったり、やっぱり寂しい年末を感じてしまうイベントですた。


※『お正月だよ!ウルトラマン全員集合!!』恒例、ウルトラマンナイス&ゼアスの漫才です。2013年の時らしい。

 子供には受けてないみたいですが、マニアックなウルトラネタが散りばめられていて、大人には笑える内容。すごく良く出来てるネタで、面白いです。
 
 こうして見ると、やっぱり生で見たかったなー。

20130105 ナイス&ゼアス漫才 


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posted by 諸星ノア at 21:09| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2014年12月13日

映画『仮面ライダー×仮面ライダードライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』

 映画『仮面ライダー×仮面ライダードライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』を観てきました。

 本日公開初日。しかも、一番最初、9時10分の上映回。

 というのは、全国で先着100万名に、入場者特典DVD『仮面ライダードライブ』第0話「カウントダウン to グローバルフリーズ」が配られるのです。

 40分程並んだ甲斐があり、無事DVDゲット。

 9時10分の回なのに、場内はほぼ満席。DVD狙いの大人が多いせいもあるみたいですが、家族連れも普通に多いので、『ドライブ』や『鎧武』の人気の高さもあるんでしょう。

 以下、ネタバレありますので、未見の方ご注意下さい。

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↑パンフレット表紙より。

 映画は例年の『MOVIE大戦』フォーマット通り、三部構成。

 すなわち、「鎧武編」→「ドライブ編」→両者がクロスする「フルスロットル編」の三部構成。
 
 「鎧武編」では、ほぼ、呉島兄弟編と言っていいほど、貴虎(演:久保田悠来)と光実(演:高杉真宙)が出ずっぱり。主役の鎧武=葛場紘太は、演じてる佐野岳のスケジュールが他の仕事で合わなかったのか、冒頭のみに出ていて、すぐ変身してしまうので、実質ほとんど「鎧武編」に顔出ししない。

 しかも、鎧武は敵の機会生命体=メガヘクスに倒されちゃうし。

 ただその反面、貴虎と光実の兄弟愛がしっかり熱く描かれていて、それはそれで、良かった。

 「ドライブ編」では、怪盗アルティメット・ルパン=ゾルーク東郷(ピース・綾部)と、仮面ライダードライブ=泊進之介(演:竹内涼真)&詩島霧子(演:内田理央)の警察コンビの捕物帖を軸に展開。

 進之介とドライブドライバー=通称ベルトさん(声:クリス・ペプラー)の絆の話が、これまた熱い。
 
 ゾルーク東城役のピース綾部は、演技が臭いけども、怪盗だし現実離れした役なので、アレで正解だっただったかな。だけど背が低いから、小悪投っぽかったけども(苦笑)。

 最後のフルスロットル編では、メガヘクスが増殖しまくっているところへ、鎧武=紘太が復活。ここで顔出しで登場。呉兄弟のピンチを助ける。

 さらに、ドライブ=進之介も駆けつける。

 ここで、鎧武とドライブの強力タッグ実現!

 ここから、二人の掛け合いが面白くて、笑った。

 パンフレットで佐野岳君のインタビューを読むと、アフレコでは、二人の掛け合いはスタッフも笑っていたというから、それもうなずける仕上がりです。

 そばの席で見ていた、就学前のお子様も笑って見ていたし、もちろん大きなお友達も楽しんで見ている様子が感じられました。

 私も楽しめましたし、二つのライダー世界をつなぐ映画のノウハウもだんだんこなれてきたというか、ケレンミの世界を、東映らしいスピード感とパワフルさで、上手くまとめていますね。

 前回夏の映画で、藤岡弘、登場のように、どこか上から目線の説教臭さがなかったところも良かったですし。

 非常に楽しい作品でした。


※映画予告編をどうぞ。

映画『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』予告編

 
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posted by 諸星ノア at 22:24| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2014年09月15日

小栗旬主演『ルパン三世』

 現在公開中、小栗旬主演『ルパン三世』を観てきました。実写版の『ルパン三世』ですね。

 以下、ネタバレがありますから、未見の方はスルーして下さい。



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↑パンフレットより。


 マンガやアニメを原作とした実写化した作品は、珍しくなくなった時代です。

 『ルパン三世』は、実は実写映画は、本作は2度目です。

 1度目は『ルパン三世 念力珍作戦』というタイトルで、1974年に劇場公開。主演のルパン役は、目黒祐樹。次元大介は、田中邦衛。銭形警部は、伊東四郎。

 私は未見ですが、DVD化されてます。

 というわけで、今回は2度目の実写映画化。

 私の個人的な感想ですけども、すごく面白かったですね。

 マンガやアニメを実写化したのは、まず失敗したのが多いんですけども、かなり成功していると思います。

 というか、1stルパン(1971年放送版/青ジャケルパン)を観た世代なら、ほぼ確実に楽しめる作品になってると思います。

 後のマイルドになったルパンじゃなくて、改めて、「泥棒」であることを再確認させてくれる『ルパン世界』。つまり、モンキー・パンチが描いた原作マンガの匂い、1stルパンの匂いが、すごく香るんですね。

 個人的には、『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』(2013年)などは、1mmも見る気がしませんから。

 メガホンを取った北村龍平監督は、『ゴジラ FINAL WARS』で良い印象がないんで嫌な予感してたんですけど、良い意味で裏切られたと言いますか、監督の作風と、ルパンの世界観が、合ってたのかもしれません。
 
 それは、北村監督を起用した、山本又一郎プロデューサーのセンスの勝利かもしれません。

 キャスティングも、小栗旬君始め、ほぼイメージ通りで、良かった。

 黒木メイサは、当初は峰不二子じゃないだろーって思っていました。個人的に、好感も持ってない女優でしたし。

 不二子ちゃんは、歌手の谷村奈南が良いと思ってました。彼女の小悪魔的な可愛さは、アニメの不二子ちゃんのイメージに似てると思ってました。

 ただ映画で観ると、黒木メイサのアクションのキレとか、立ち姿、演技力、顔のアップでの画面の保ちとかが、すごいなって思ってて、奈南ちゃんだとどうだったかと思います。

 本作での不二子は、かなり1stルパンに近い悪女の不二子なんで、キツ顔のメイサのイメージが合うんですよね。

 それと、小栗旬(ルパン)、玉山鉄二(次元大介)、黒木メイサ(峰不二子)、綾野剛(石川五ェ門)と横並びで並んだ時、すごく様になるんですよ。すっごくカッコイイ。バランスが良い。

 帰宅後に、今一度モンキー・パンチ先生の画集を見直すと、先生の描く美人画が、黒木メイサ似なんですよね。やっぱり、彼女で正解だったのかも。

 全編タイロケを敢行したことで(タイ王国軍も全面協力)、向こうのスターをバンバン使ったことで、アジアのような、無国籍的ルパン世界が上手く描かれて、成功してると思います。

 難を言うと、銭形役の浅野忠信は、演技がマンガ的というか、納谷吾郎っぽいだみ声を出して、ちょっと不自然でした。

 でもインターポールの警部として、国際的な大悪党モムラーチャオ・プラムック(本作のラスボス)を逮捕するため、あえてルパンに手を組まないかと取引を持ちかけるという、警官らしからぬ悪知恵を働かせたり。

 モンキー・パンチ先生は、マンガでは銭形を切れ者として描いているのに、アニメではピエロのような道化役になっているのを嘆いておられたので、映画版では、上記のようにその辺が多少回復されているでしょうね。

 モムラーチャオのいる要塞基地に潜入する際に、ルパン達をサポートするため、コンピューターハッカーのエンジニアとか、サポートメンバー登場します。ハリセンボン近藤春奈似のおデブちゃんとか(笑)。
 
 ルパンは元々、頭脳明晰って設定ですから、あんまり頭脳系のサポートが回りにいると、キャラが立たないような気がするんですけども、どうなんでしょうか。

 ただこの春奈ちゃんがなかなかのインパクトで、良い味出してるんですね(笑)。

 映画の制作は、TBSが行ったので、大野雄二作曲の、あの有名な曲は、使えません。日本テレビ傘下の映像・音楽会社VAP(バップ)が版権を押さえているので。

 本作の音楽は、布袋寅泰が担当。

 ですが布袋にしては、インパクトがないような、大人しめの印象でした。ルパンの名刺代わりになるフレーズは、彼を持ってしても、難しかったのかも。

 ただ、全編に1stルパンの頃の、山下毅雄サウンドっぽい感じのアダルトな音楽が流れていました。

 映画館内も、親子連れが目立ち、よくお客さんが入ってました。『ルパン三世』のブランド力の強さと、内容が期待に負けてない。

 このクオリティーなら、ぜひ続編作って欲しいですね。


※映画『ルパン三世』予告編 です。

 同時に、『ルパン三世 念力珍作戦』の予告編も貼っておきます。

 時代が変われば、演出の感性も変わるというところでしょうか(苦笑)。その時代時代で、挑戦した結果でしょう。

映画『ルパン三世』予告編

Lupin The Third : Strange Psychokinetic Strategy (1974) // Bande-annonce (VOSTA)

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posted by 諸星ノア at 18:40| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2014年08月19日

ウルトラマンフェスティバル2014@サンシャインシティ文化会館4F(東京・池袋)

 『ウルトラマンフェスティバル2014』(以下、ウルフェス)に参加してきました。

 場所はウルトラシリーズファンにはお馴染み、東京・池袋。サンシャインシティ文化会館4階。

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↑ポスター。

 今年のウルフェスは、ウルトラマン達の故郷、M78星雲=光の国へご招待というコンセプト。題して、「ようこそ光の国へ」。

 場内の展示は、光の国の中を再現したという体なんです。

 光の国ということで、怪獣の着ぐるみはほとんど展示されてないんですけども、ウルトラマン達の着ぐるみも少なくて。

 なんか、中途半端というか・・・。

 光の国には、学校とか、研究室とかもあるということで、そういうエリアもあります。

 学校では、ちょうどエース兄さんが講師役で来ていて、ウルトラ文字を教えてました。

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↑エース兄さん。

 ウルフェスでは、毎年パンフレットが出ているんですけども、今年は「ウルトラの国スタンプマップ」に変更されてました。

 ミウラ折りという折りたたみ式地図。

 その地図の四隅に、スタンプを押す空欄があって、光の国内の4ヶ所に、スタンプを押すスポットがありました。

 ポケモンなどのイベントでお馴染みの、スタンプラリーですな。

 私としては、パンフレットの方が、保存しやすいんだけどもなぁ。それにメインターゲットの子供にしたって、折りたたみ式地図を、広げたり閉じたりしてる間に、ピって破っちゃいそうだし。

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↑画面右が、スタンプマップ。左上は、光の国入国バッジで、左下には、会場限定「大怪獣ラッシュ」ウルトラマンビクトリーカード。

 会場奥にある「ふれあいステージ」に行ってみると、お姉さんと「帰りマン」(『帰ってきたウルトラマン』)が登場するところでした。

 帰りマンと一緒に、ウルトラマン体操をするコーナーの模様。

 お姉さんが帰りマン兄さんに「今朝何時に起きたの?」と尋ねると、指を4本出して「4時起き」をアピール(笑)。そうなると、普段は何時に寝てるか気になる(苦笑)。

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↑早起きの帰りマン。
 
 さて、ウルフェスと言えば、恒例の限定ソフビ。

 私は昨年、限定ソフビを一種類だけ買い逃してしまった苦い経験があるので、今回は「怪獣デパート」(円谷プロ公式通販サイト)や、JR東京駅八重洲口にある「ウルトラマンワールド M78」(円谷プロ直営店)を利用して、事前にゲットしておきました。

 今回の限定は、全5種。

 すなわちー

  ウルトラマンビクトリー EXレッドキングナックル クリアver.

 キングジョー ペダニウムランチャー クリアver.

 スーパーグランドキング ファイヤーレッドver.

 ウルトラマンビクトリー エレキングテイル クリアver.

 ウルトラマンタロウ ダークイメージカラーver.

 ちょっと多いなぁ。3種類くらいで良いのにね。

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↑限定ウルトラマンビクトリー2種。

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↑左から、限定キングジョーと限定ウルトラマンタロウ。

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↑限定スーパーグランドキング。

 1個あたり500〜600円と、単価が下がったことで、リリース数が増えてる感じ。スーパーグランドキング ファイヤーレッドver.のみ、DX版なので、1,600円なんだけども。

 さらにウルフェス期間中に、発売時期が三回に別れているので、入手タイミングが難しい。

 怪獣デパートだと、発売日に速攻売り切れが出てました。

 この日のウルフェス内のグッズ売り場へ行ってみると、キングジョーとスーパーグランドキングは、完売。

 あとはまだ、余裕がありました。ただ、あと1週間くらいで、なくなるかもしれませんね。

 意外というか、新しいウルトラマン=ウルトラマンビクトリーが、あんまり人気ないですね。限定の中で、タロウに比べて、ビクトリーの2種類が、多く残ってましたから。

 まぁ右腕にレッドキングの腕やエレキングの尻尾がついてるとか、アイデアは面白いですけど、見た目やっぱりカッコ良くないというか。

 
 ウルフェスと言えば、ライブステージも名物。

 今年の出し物は、第1部「新たなる銀河へ!〜明日へのビクトリー〜」(7/25〜8/11)、第2部「つぎの時代へ ウルトラの星かがやくとき」(8/12〜8/31)。

 本日は8月12日なので、第2部「つぎの時代へ ウルトラの星かがやくとき」を観覧ということになります。

 午前11時30分の回。

 主役は、ウルトラマンギンガ。そしてウルトラマンビクトリー。

 ギンガがウルトラマン達の主軸となって、ガッツ星人率いる怪獣軍団と戦うお話。

 ギンガは怪獣とも仲よくできると考えるウルトラマンなんですが、ウルトラマンビクトリーは、排除すべき存在としてギンガと対立します。

 両者の仲介役で、ウルトラマンゼロ(ウルトラセブンの実子)がいます。

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↑もめるギンガ(手前左)とビクトリー。奥にゼロ。

 今回ライブを見て感じたのは、例年に比べてストーリー性が弱まったというか、昨年以上に「ウルトライブ」システムで遊ぶウルトラマンギンガのおもちゃを全面に出したストーリーになっているなってこと。

 怪獣ソフビの足裏に貼ってあるシール=「ライブサイン」を、DXギンガスパークでスキャンして読み込むと、怪獣の鳴き声などが鳴るおもちゃで、劇中だと、その怪獣に「変身」出来るという設定です。

 昨年は、ウルトラマンボーイ(光の国の小学生)が嫉妬心=マイナスの心に陥り、ギンガスパークのネガ的アイテム=ダークスパークを使ってウルトライブしてしまい、怪獣に変身して荒れちゃうという話で、善と悪に揺れるボーイの内面が描かれました。

 今回のライブステージでは、司会のお姉さんが観客の中からが任意に選んだ男の子に、ステージの大スクリーンに映し出された3体の怪獣から変身したい怪獣を選ばせ、彼にそのソフビを持たせてウルトライブさせるんですね。

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↑ギンガとお姉さんが、客席の男の子にギンガスパークを指導。

 男の子はサドラを選んでウルトライブしたんですけども、そうするとサドラがステージに登場。

 男の子が言う通りに、右手を挙げたり左手を挙げたり、動いてくれます。

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↑サドラ。
 
 このサドラが、悪のボス・ガッツ星人につかまって逆に操られ、悪さをし始めるんです。

 観客の代表がウルトライブしたサドラが悪に乗っ取られることで、昨年以上に観客の感情移入を誘おうとしている意図なんでしょう。

 ただ中盤以降から、サドラがあまり出てこなくて、違う星人や怪獣が暴れるシーンが多いので、せっかくの感情移入装置としてのサドラが、生かされてないのが残念。

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↑極悪、ガッツ星人。


 今回驚いたのは、ウルトラマンゼロの怨敵、悪のウルトラマン=ベリアル皇帝陛下が、手下の怪獣軍団を率いて、ギンガの助っ人に来たこと。

 稀代の悪党が、善玉になるのはインパクト大。任侠物の大親分みたいな、カッコ良さでした。
 
 敵に回すとやっかいなヤツは、味方になるとこれほど頼みになる者もいない。

 悪玉や敵が善玉に変わるのは、少年マンガやプロレスで、一番人気出る王道パターンです。

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↑ベリアル皇帝陛下。

 また、今年生誕35周年になる、アニメ『ザ☆ウルトラマン』のウルトラマンジョーニアスが、助っ人として登場。

 リアルタイムで観ていた私はとても嬉しかったですけども、観客のお子様達のリアクションは薄かった(苦笑)。あれだれ?という空気でした。

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↑ジョーニアス!

 ラストは、巨大なスーパーグランドキングとウルトラマン達の対決!

 最後は4m大の怪獣が出てくるのが定番となってますが、今年のグランドキングはよく出来てるなぁと感じました。造形力がアップしている感じです。

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↑スーパーグランドキングvsウルトラマン達。

 最後には平和が戻り、ギンガとビクトリーも和解。大団円のフィナーレです。

 
 ライブステージの観劇が終わり、お昼頃でしたが、会場内はものすごい人出になってました。平日でも、お客さん多いですね。

 わざわざ混んでるお盆時期を外したんですけども、まだまだウルトラマン人気は根強いですね。

 ただ展示が少な目なのが、返す返すも残念でした。それと、限定ソフビの種類を、もう少し減らして(苦笑)。


※ふれあいステージでの、ウルトラマン体操の映像です。

 撮影者が訪れたウルフェス初日には、ウルトラマンとウルトラセブンが体操を教えに来たんですね。

 司会のお姉さん、テンション高い!

ウルトラマンフェスティバル2014 ふれあいステージ 光の国の体操 ウルトラマンのパンチラッシュ有り


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posted by 諸星ノア at 21:24| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2014年08月14日

大ゴジラ特撮展@池袋サンシャイン・ワールドインポートマートビル4FホールA

  ゴジラ生誕60周年、そしてハリウッド版『GODZILLA』大ヒット中のさなか開催中、『大ゴジラ特撮展』へ行ってきました

 場所は、池袋サンシャイン・ワールドインポートマートビル4FホールA。

 会場前に行くと、中から伊福部サウンドが漏れ聞こえます。

 久々怪獣少年、否、中年の血が騒ぎますな〜。

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↑入り口入ると、すぐにゴジラの巨大しっぽ。

 展示は、着ぐるみ展示や、当時のメカなどのプロップ(撮影小道具)、台本など。

 それらを、昭和シリーズ(1954〜1975年)、平成シリーズ(VSシリーズ/1984、1989〜1995年)、ミレニアムシリーズ(1999〜2004年)という順番で、展示しています。

 基本撮影不可なんですが、所々撮影可能ポイントがあり、私を含め、ゴジラファン男子が熱心に激写しておりました。

 おそらく『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』からの、ゴジラvsモスラの市街戦とか、ミニチュアがよく出来てましたね。

 ちなみに客層は、男性が多いです。40代から上が多い感じ。お一人様か、家族連れ。

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↑ゴジラ2003(SOSゴジラ)vsモスラ。

 撮影可ポイントは他に、ミレニアムシリーズから、 『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』と『ゴジラ FINAL WARS』の着ぐるみ展示。

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↑バラゴン2001(護国聖獣)。

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↑キングギドラ2001(護国聖獣)。

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↑ゴジラ2001(GMKゴジラ)。

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↑ガイガン2004(韮沢靖デザイン版)。

 驚いたのは、第1作『ゴジラ』で、芹沢博士役の平田昭彦が実際にかぶった、潜水服のヘルメットとシューズが展示されていて、驚きました。赤茶けてましたね。

 いかにも鉄の塊で重そう。よくこれを装着して演じられてたなぁと驚きました。

 また、昭和三十年代の電車のミニチュアや、自衛隊ヘリコプターなど、実に精巧で、これをゴジラが壊しちゃうには惜しいというか、窓の窓枠までしっかり作られてました。

 感動したのは、東宝制作のテレビヒーロー『流星人間ゾーン』(1973年)の飛び人形!こんなの残ってたんですねぇ。この作品では、ゴジラがゾーンの助っ人として客演し、話題の作品でした。

 映像展示では、ゴジラシリーズ全28作の予告編集を上映。

 そして最後は、三式機龍(メカゴジラ)と撮影コーナー。1,000円也。

 撮影の様子を何気なく見ていると、何気に、川北紘一特技監督の姿が!ニコニコしながら、機龍と撮影しているお客さんを見つめてます。

 川北監督は、この展覧会の監修をされてますが、毎日館内を見て回っているんでしょうか。

 私としては、機龍より、川北監督と写真が撮れれば、1,000円払っても惜しくないんですけども。

 仕上げは、ゴジラ百貨店。グッズ販売コーナーですね。

 定番の公式パンフレットと、後は絵はがき二種類をゲット。

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↑公式パンフ。

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↑絵はがき。メガロvsジェットジャガーの絵柄と、ミニラ&ゴジラの絵柄。

 なんか、もう一つ魅力的な商品がなかった気が・・・。

 ソフビ関係が充実しているかなって予想してたんですけども、バンダイの「ゴジラ2014」と「ムートー」くらいしかないです。

 しかも、あんまり売れてない。

 やっぱり、日本のゴジラのソフビが良いよなぁ。一応「ゴジラ2014」と「ムートー」は、事前に家電量販店で買っておりますけども(汗)。

 あとは、バンダイのモンスターエッグ。ゴジラやガイガンとかが、タマゴから変形するおもちゃ。

 書籍関係も、めぼしいのは持ってますし。

 他のお客さん達、特に女性は、ゴジラクッキーを買ってましたね。女性は、無駄な記念品は、買わないという(苦笑)。食べられるという、実用性でしょう。

 あっ、食玩で『ゴジラコレクション』全3種のうち、ゴジラ2014だけがダダ余りだったんですけど、私はこれだ買い逃していたので、押さえておきやした。

 展示はまぁまぁ良かったんですけども、グッズはなんか良いの少なかったですね。

 ただ集まったお客さん達が多くて、根強いゴジラ人気を実感しました。
 
 
※ゴジラ映画、全28作の予告編集です。時間がある方は、どうぞ。

 その時々で、作風を変えてきたゴジラ映画の歴史。大人向けと子供向けの間で、脚本のバランスを取りつつ、時にマンネリや、低予算に苦しみながら・・・。

 ゴジラの性格も、人類の敵から味方へ、そして破壊神へと様々に変わって行きます。

 長く続いた要因の1つは、シリーズ3作目『キングコング対ゴジラ』で、いわゆる「怪獣プロレス」路線を発明したことでしょう。


ゴジラ


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posted by 諸星ノア at 23:10| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2014年08月02日

ハリウッド版『GODZILLA』

 映画『GODZILLA』を観てまいりました。ハリウッド版『ゴジラ』です。

 
 いやぁ、予想以上に良く出来てる!面白い!

 以下ネタバレあるので、未見の方はスルーして下さい。



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↑ゴジラ2014。パンフレットより。

 今作は、ギャレス・エドワーズが監督をしております。

 私は洋画にまったっく疎いので、ギャレス監督のこともほとんど知らなかったですけども、ゴジラの大ファンだとはうっすら知ってたんです。

 映画を観て、ゴジラ・フリークだということが、大納得。細部にわたり、ゴジラシリーズを見込んでいるのが分かります。


 主人公は、フォード・ブロディ(演:アーロン・テイラー=ジョンソン)という若き米海軍・爆弾処理の将校。両親は、日本の原発で働いていたエンジニア。看護師の妻エル(演:エリザベス・オルセン/めちゃくちゃ可愛い)と、5歳の息子がいます。

 このフォードとその家族の目を通して、ゴジラと新怪獣ムートーというの巻き起こす事態に、周囲が巻き込まれていく様子を描いてきます。

 なお日本人キャスト、「世界の」渡辺謙は、芹沢猪四郎博士役。未知の大型生物を追う国際秘密組織「モナーク」の科学者です。

 芹沢博士は、父親が広島で被爆死している設定で、原爆が投下された8月6日で止まった父の懐中時計を持ち歩いています(ちなみに芹沢猪四郎とは、『ゴジラ』第1作に登場する科学者・芹沢大助博士と、『ゴジラ』を監督した、本多猪四郎に敬意を評した名前でしょう)。

 家族の愛や夫婦愛、親子愛という強いストーリー軸があり、そこら辺はハリウッド映画らしい。

 さらにムートーにも、雄と雌の種族愛や性愛が描かれており、徹底してます。

Muto-007-L.gif
↑雌ムートー。雄は雌より小柄で、翼がある。パンフレットより。

 そういうストーリー軸に、怪獣に立ち向かうアメリカ軍の軍事シミュレーション映画としての側面もあり、ムートーの昆虫的な繁殖行動などとあいまって、金子修介監督の平成ガメラ三部作に、作風が似ているようにも感じます。

 平成ガメラシリーズ自体が、金子監督の『ゴジラ』シリーズへのオマージュが詰まっており、国会や自衛隊がどう行動するかを緻密に描いている映画だったからです。

 本作では、実はゴジラはなかなか出てこないで、人間側の話が長めなんですけども、飽きさせないのは、上述の家族愛などが丁寧に描かれているせいでしょう。

 フォードが数々の危険にさらされ、その度に間一髪生還するという、ジェットコースタームービー展開が、飽きさせない。館内から「あの人死んじゃったの?」とお父さんに聞いてる子供の声が聞こえてきて、ゴジラが出てこなくても、こういうやり方なら子供さんは飽きないんだなぁと実感。

 中盤から、怒濤のように雄ムートーvs米軍、雌ムートーvs米軍、雄ムートー&雌ムートーvsゴジラの2対1変則マッチが、ド迫力の映像で展開します。

 ここぞという時に、ゴジラの放射能火炎(英語では、アトミック・ブレス)がムートーに炸裂!劇中では2発だけでした。必殺技を乱発しないところが、アメリカンプロレスっぽい。


 また核の恐怖ということを、エドワーズ監督は忘れていない。

 日本が東日本大震災による原発事故を経験したことを踏まえた形、つまりフォードの両親が日本の原子力発電所で謎の事故を経験することから映画が始まるのです。単なる娯楽映画にはなってない。おそらく今の日本では、政治的なニュアンスが強くて、出来ないかもしれません。

 さらにアメリカのネバタの核処理施設にも触れており、アメリカの暗部にも触れております。

 アメリカ映画は、自分たちに都合の悪いことにも目を向けようとする視点がありますが、日本人は目をつぶる傾向がある。私もそういうところあります。

 あるいは気骨ある人が、現政権の原発政策に批判的な話をやりたくても、商業ベースでは難しい感じです。河崎実監督が『地球防衛未亡人』(2014年公開)を制作する際も、原発問題が絡む関係で、スポンサー獲得が難しかったとか。

 本来なら被爆国であり、原発事故が今なお進行中であるからこそ、エドワーズ版『GODZILLA』のような『ゴジラ』が、我が国で作られなければならないでしょう。

 そういう日本の良くない面について、本作を観ることで、逆に気づかされた気がします。

 まぁ米軍が正義を守るカッコイイ軍隊って感じは、強調されてる感じはありますけれども、ね。そこら辺のバイアス(偏り)は、注意して見ないといけないでしょう。


 映画のラスト、破壊したビルの間から、咆吼を上げて海中に去るゴジラの荘厳さに、やられたなぁという感想です。

 もう円谷プロは、ちまちま『ウルトラマンギンガ』作ってる場合ちゃうやろ、って思ってしまったり。

 こういう娯楽でありながら、骨太のテーマがある怪獣映画が日本で出来ず、海外でしか出来ない現状が、情けない気もしてくるようでした。

 そのくらい「ゴジラ」してる映画なので、とにかく怪獣好きだったら、観て損はしない映画だと思います。


※『GODZILLA』予告編です。

「GODZILLA ゴジラ」予告3

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posted by 諸星ノア at 22:33| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2014年07月31日

映画『仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!&列車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS』

 映画『仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!&列車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS』を観てきました。

 毎年夏恒例、ライダー&戦隊映画ですな。

 以下ネタバレあるので、未見の方スルーして下さい。


 まずは、『トッキュウジャー』。

Tokyujyar-2014-Pamphlet-L.gif
↑パンフレット裏表紙より。

 私の見どころとしては、「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」のまいんちゃん役で一世を風靡した、福原遥ちゃん(今月で16歳)が、ゲストヒロインということ。

 宇宙を走る列車、「ギャラクシーライン」の車掌・レディ役で出演。

 もう、車掌制服の似合うこと!

 それだけでも目の保養で、私的には価値有り。

 ストーリーは、テレビ放送同様、明るい内容。テンポも良く、ポンポンポーンと観られます。

 パンフレットを読んで、トッキュウ5号・カグラ役の森高愛ちゃんと遙ちゃんは、歳が1つしか違わない。驚いた〜。愛ちゃんと遙ちゃんは、雑誌モデルとして一緒に仕事をしているそうで、遙ちゃんが愛ちゃんに、LINEでレディをどう演じたら良いか相談をしていたとか。

 あの小学5年生だった「まいんちゃん」が、もう高校生なんだなぁと、じじいの私は嬉しいやら、切ないやらで。

 
 続いて、『仮面ライダー鎧武』。

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↑パンフレット表紙より。

 こちらはテレビ版のパラレルワールド。

 鎧武や他のライダー達が、サッカーを通じて、片岡愛之助演じるコウガネ=仮面ライダーマルスをブッ倒す!

 コウガネは、人間の闘争心をあおり争わせたエネルギーにより、「黄金の果実」を作り上げようとする。黄金の果実は、どんな願いも叶えてくれる果実。

 彼の願いは、争い絶えない人類を全て根絶やしに、自分が「神」になること。

 願いを叶えるためにライダー達が争うのは、『仮面ライダー龍騎』の再来かという感じで、目新しさはないです。

 ただ本作では、テレビ本編の方で争っていたライダー同士が、最終的に結束してチームを結成すること。

 団結して、コウガネ=仮面ライダーマルス率いるチームと、サッカー対決。

 もはや「ライダー」要素はどこへやらですが、それは毎度のことか(苦笑)。

 ただ最後、マルスが守るサッカーゴールに、鎧武が黄金のボールを蹴り込むところに、「ライダーキック」の片鱗が伺えます。

 それと片岡愛之助の圧倒的な存在感!

 鎧武達10人のライダー全員を相手しても、なお負けない圧倒的な存在感。動かないのに、目の表情だけで画面が保ちます。彼が顔出しで出てくるシーンは数シーンで、後は変身後のアテレコだけなんですけども、印象が強いです。

 さすが、歌舞伎役者ですね。

 登場人物の多い鎧武の話を壊さずに、サッカーワールドカップにちなんでサッカー要素を入れつつ、片岡愛之助を生かし切るという話を、よくまとめたなぁと評価したいです。

 それとライダー達が武装集団を率いて市街戦を展開するシーンは、戦争の恐怖や悲惨さを描いており、それは全てコウガネの仕組んだことですけども、現実に今、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスで行われている戦闘を想起せざるを得ませんでした。


※映画『仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!&列車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS』予告編です。

映画『劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』『烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS』予告編


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posted by 諸星ノア at 21:14| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2014年07月26日

酉澤安施先生トークショー&サイン会@書泉ブックタワー8Fイベントフロア

 イラストレーター・キャラクターデザイナー酉澤安施(とりさわ・やすし)先生の初画集発売記念の、トークショー&サイン会に参加です。

 場所は、秋葉原。

 書泉ブックタワー8Fイベントフロアにて。15時より。

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↑書泉ブックタワー。

 トークショー&サイン会は、特撮雑誌『宇宙船』に連載されていた、酉澤先生のイラストをまとめた、『東宝快獣大進撃 酉澤安施画集』を発売を記念して開催されます。

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↑『東宝快獣大進撃 酉澤安施画集』。

 またもや私の不勉強というかモグリで、絵柄は存じ上げてましたが、酉澤先生のことは存じ上げませんでした。

 ウィキで調べると、1962年青森県生まれ。ゲームデザイナーやCMプランナーなどを経て、映画『モスラ3 キングギドラ来襲』よりキャラクターデザイナーとしてデビュー。以後、特撮物のデザインを数多く手がけられてます。

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↑会場。

 定刻通り、トークショースタート。会場には、50名ほどのファンが集結しています。

 酉澤先生と、ゲストに特撮ライター・ガイガン山崎氏。司会は、『宇宙船』編集長・野口智和氏。

 トークは、画集に収められてるイラストを会場モニターに映し出し、それについて話すという形式です。

 以下、私が取ったメモによって、トークの要点を抜き出して書いてみます。

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↑会場モニター。

 酉澤先生は、今回は自身初画集になるそうですが、「東宝怪獣を扱ったからこそ出せた画集」と謙遜しておりました。

 先生は東宝怪獣について、大昔に宇宙からキングギドラが訪れ、キングギドラの「ギドラ細胞」が、地球生物に感染し、異常進化した生物が「怪獣」であるという考えの元、イラストを描いているそう。

 そういうオリジナル設定で描いていることについて、東宝からアレンジし過ぎというクレームがついてしまったとか。

 モニターには「メガロが率いる怪獣軍団」が出陣するイラストが映されてますが、上記の理由で、これ以降、独自路線で東宝怪獣を描けなくなったそうです。

 以降は、「東宝特撮名場面シリーズ」として、怪獣バトルの名場面を、先生流にアレンジして描くことになりました。

 そんな中で先生一番お気に入りのイラストが、モニターに。

 『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(1967年)のラストから、「冬眠に入るゴジラとミニラ」の図。

 雪の中、ゴジラが息子のミニラを懐に抱いて、首としっぽで上と下から優しく息子を包んでます。

 ガイガン山崎氏によれば、先生の年賀状にも、この絵が使われていたとか。

 先生は、ゴジラとミニラの親子愛で泣ける作品で気に入っており、おそらく初めて映画館で観た作品とのこと。

 実際の着ぐるみではゴジラの首としっぽはほとんど曲がらないので、絵ではミニラを包むように曲げる表現にした、と先生。

 ちなみにイラスト1枚当たり、一日で描いてしまうそう。筆の勢いのまんまで描くそうで、描き直しても良くなることがないので、描き直しもしないそうです。
 
 連載では、メカゴジラなど、メカ怪獣は扱ってないんですが、それについては東宝から、メカ物は設定がしっかり決まっているのでダメと言われていたからだそう。

 そんな中、「ガイガン(韮沢靖デザイン版)vsアンギラス」の絵では、ガイガンの両手の鎌の内側に遊び心で謎の文字が描き入れてあります。これについては、ノークレームだったようです。

 この絵では、ガイガン腹部にあるノコギリが、アンギラスの頭部に当たっている図なんですが、先生曰く、残虐シーンに関して否定しない立場だそう。

 「昔のガメラシリーズでも、ガメラはやられれば血をダラダラ流していたし、そういうトラウマを子供の頃植え付ければ、大人になって変なことをしないんじゃないかと思う」とのこと。

 司会の野口氏から、どんな怪獣が好きかと問われ、先生は、「ガニメやカメーバ」と。生物感が感じられる怪獣が好きで、他に子供の時に観て驚いたのが、ゴロザウルスらしい。これが着ぐるみなのか、とそのスーツのクオリティに驚いたそうです。

 今後はどんな怪獣を描いてみたいかと問われると、「オリジナル怪獣を描いてみたい」。

 最後に集まったファンにメッセージー

「ネットではつまらないデザインで書かれるけれども、明日が分からない仕事でもあるから、周囲に媚びずに自分の路線で頑張ります。それと、今度のハリウッド版『GODZILLA』は、良く出来ているので観た方が良いです」

 トークショーはここで終了。

 少し休憩を挟んで、サイン会開始。

 なお本はサインを書いて頂いてから、もらえる手はずとなっております。

 酉澤先生は、サインにイラストを描いて下さるそう。しかも初代ゴジラ!予め先生は紙に初ゴジを描いておいて、それを見ながら描いて下さいます。

 私の前で、「緊張するな〜」と言いながら、ゴジラを描いて下さいました。

DSCN4180L.gif
↑酉澤先生、初代ゴジラ入りサイン。

 握手もして頂いたんですけど、手が冷たくてほっそりした指に驚きました。女性のような手の感触と言いますか。

 というわけで、イベント終了ー

 帰宅後、改めて画集を拝見しましたが、迫力の怪獣画!子供の頃怪獣映画を観て育った者でしか描けない、怪獣大好きという魂の荒ぶりがビンビン伝わってきました。

 映画の場面が、酉澤先生の脳内で「こうだったら良いのに!」という線で補完され、時に場面をトリミングし直して、絵として定着させた感じでしょうか。

 東宝怪獣ファンなら、日本人のみならず、外国人からも賞賛されそうな画集だと思いました。

 先生、お疲れ様でした!


※酉澤先生お気に入り、『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(1967年)の予告編です。

怪獣島の決戦 ゴジラの息子


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posted by 諸星ノア at 21:00| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2014年07月20日

開田裕治先生サイン会@吉祥寺パルコ7F特設会場

 「怪獣絵師」開田裕治先生(1953年・兵庫県生)のイラスト入りサイン会に参加です。

 場所は、東京。JR吉祥寺駅から歩いて3分程、吉祥寺パルコ。その7F特設会場にて。

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↑吉祥寺パルコ。

 前回4月の横浜でのサイン会と同様、この展覧会も、ウルトラマン関係の原画展示と複製画・グッズ販売がメインの展覧会です。題して、『開田裕治と円谷特撮の世界』。

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↑店内ポスター。

 違うのは、今までの画集『開田裕治のウルトラ画帖』にイラストを追加した、『ウルトラ画帖U』が発売されたこと。

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↑『ウルトラ画帖U』、表紙。

 それとサイン色紙に描き入れる怪獣ですが、今回は「メトロン星人」です。前回は、「ゼットン」でした。

 事前に、14時回の参加整理券をゲットしておいたのですが、もう5分くらいでサイン会が始まるというタイミングで、間に合いました。

 整理券番号は若い番号なので、サイン会が始まったら、最後尾に並ぶことになっていたでしょう。

 ということで、ギリギリセーフ。

 14時に、開田先生と奥様が登場、サイン会スタート。


 ほどなくして、私のサインの番となり、開田先生の手元を注視。

 先生は、ちゃぶだいの前であぐらをかいたメトロン星人をさらさらと仕上げていきます。『ウルトラセブン』第8話「狙われた街」で、実相寺昭雄監督発案の名(迷)シーンですね。

 「メトロンと言えば、これなんでね」と開田先生。

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↑メトロン星人入りのサイン。

 続いて、『画帖U』へもサインを書いて頂きました。

DSCN4135L.gif
↑画帖へのサイン。

 そして、スタッフさんに開田先生とのツーショットの写真を撮って頂いて、退出。

 滞在時間15分ほどのサイン会でした(汗)。駆け抜けるようなサイン会。

 先生、サイン会お疲れ様でした。


P.S.
 会場には、「三面怪人」ダダ手作りの「ダダの梅酒」ポスターがありましたので、パチリ。ダダが、梅の仕込みをしている姿が、シュールです(笑)。

DSCN4064S.gif
↑ダダの梅酒。


※上記で記した、メトロン星人の「あぐら」名シーンです。

 セブンvsメトロンの赤い夕陽をバックにした対決と、ラストのナレーションの皮肉さ。しみじみ、名作です。

メトロソ2
 

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posted by 諸星ノア at 20:27| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2014年07月14日

中野昭慶監督トークショー&サイン会@書泉グランデ7Fイベントフロア その2

 中野昭慶監督トークショー&サイン会@書泉グランデ7Fイベントフロア その1からの続きです。

 『特技監督 中野昭慶』(中野昭慶/染谷勝樹著/ワイズ文庫)の発売を記念しての、中野監督のトークショー。聞き手は、共著者の染谷勝樹氏。


染谷「田中友幸さんはマージャンもお好きだそうで」
中野「田中さんと福田さんは、「マージャン・キ○ガイ」(笑)。仕事の打ち合わせなんかは、マージャンやりながらなんだね。2人は僕をカモにしようと呼ぶんだけれど、何故か勝っちゃう(笑)。ほんとは負けてやるのが良いんだけども(苦笑)。僕は中国で生まれて育ったから、マージャンパイは子供の頃からよく見てたんだ。福田さんは、(マージャンが)弱いから好きなんじゃないかな」

染谷「田中さんは、特撮の現場によくいらしていたんですが?」
中野「時々来ていた。何もしないで、イスに座ってずっと見ていたね。ヒマだったのかな(苦笑)」

染谷「田中さんは、リテイクをさせるプロデューサーとしても有名でしたね。プロデューサーは、予算内に映画を撮らせるのが仕事で、リテイクはさせないのが普通なんですが」
中野「そうそう。だからそれを利用して、田中さんに試写でささやくんだよ。「このままじゃ、ゴジラ泣くよ〜」とかね(笑)。そう言って、リテイクさせてもらった(笑)。『日本沈没』(1973年)のラストも、田中さんは気に入らなかったようで、クランクアップしてから追加で撮り直したんだ。『ノストラダムスの大予言』(1974年)も、ラストの総理の演説は台本になかったんだけど、田中さんの希望で入れたんだよ」

ーと、ここまでで、所定のトーク時間が終わり、質疑応答タイム。2名の方から、質問がありました。

A「監督された作品には、編集権はあったのでしょうか?」
中野「僕は特撮だけじゃ嫌だって、会社(東宝)にきつく言ってあったので、映画の企画の段階から制作に参加してました。当然、編集権もあった。(本編と特撮)2人の監督で作っているってことです。他の会社にはない方式だと思います」

B「中野監督の時代だと、これをどう撮るかという工夫が出来る時代でしたけど、今はVFXの時代で、CGで誰でも簡単に特撮が撮れちゃうます。それだと昔より作り甲斐がない気がしますが、どう思わされますか?」
中野「今は誰でもソフトがあれば映像が出来ちゃうから、どうやって作ったかじゃなくて、どういうイメージで作ったかが大事なんじゃないかな。今は同じソフトで作れば、出来た映像はみな同じ。もしオリジナルな映像にしたいなら、ソフトの段階から新たに作らないといけないから、それはそれで膨大なお金と労力が入るね」


 ここでトークは終了。

 続いて、サイン会。

 サインは、すでに本にされているそうで、中野監督には、参加者の名前を書き入れて頂くという寸法。

 名前を書き入れてもらいながら、気さくに談笑される監督。顔なじみのファンもいるようですね。

DSCN4100L.gif
↑サイン会の様子。

DSCN4105L.gif
↑頂いたサイン。

 最後に中野監督を囲んで、合同記念写真撮影。

 映画のクランクアップのていで、参加者が「中野組」のスタッフという設定の集合写真です。シャレが効いてますし、一人一人とツーショット撮影するより、早く終わるので、合理的でもあります。

 撮影した写真は、この日配られたメアドに送信すると、写真が添付されて返信されてくるという段取り。

 スタッフに寄れば、中野監督が最後にメガホンを撮った作品以来の、「中野組」クランクアップ写真だとか。

 「クランクアップ写真は、みんな疲れ切った顔なんだけども、これはみんないい顔でね(笑)」と監督。

 全員並んで、監督の「ヨーイ、ハイ!」のかけ声で、パチリ!


 以上、興味深い話が聞けたイベントでした。

 中野監督が質問に答えた言葉、「ソフトで誰でも映像が出来るが、出来る物はみな同じ」という指摘は、鋭い指摘ですね。誰でも出来るということは、出来る物もみな同じ。テクノロジーの落とし穴という感じで、工業製品ならともかく、創作に関する限りは、致命的になりかねないかもしれません。

 中野監督、染谷さん、スタッフの皆さん、貴重な時間をありがとうございました!


ー中野昭慶監督トークショー&サイン会@書泉グランデ7Fイベントフロア その2〈了〉


※『メカゴジラの逆襲』(1975年/東宝)から、予告編です。

 私は小学2年くらいで見たんですが、藍とも子演じる桂(かつら)が、サイボーグ手術を施される際に乳房が見えるんですけど、子供心に艶めかしく感じたのを覚えています。

 というか、この映画の記憶はそれだけしか覚えていませんでした(汗)。

メカゴジラの逆襲


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posted by 諸星ノア at 20:50| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2014年07月13日

中野昭慶監督トークショー&サイン会@書泉グランデ7Fイベントフロア その1

 特撮映画などで活躍された中野昭慶(なかの・てるよし)特技監督のトーク&サイン会に参加してきました。

 場所は、東京・神保町。書泉グランデ7Fイベントフロアにて。

 時間は、14時より。

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↑書泉グランデ。

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↑告知ポスター。

 中野監督は、御年78歳。1945年旧満州生まれ。東宝で、円谷英二監督から数えて、三代目の「特技監督」に就任。

 『ゴジラ対ヘドラ』(1971年)、『ゴジラ対メカゴジラ』(1974年)などのゴジラシリーズの他、『日本沈没』(1973年)などのパニック物、東宝退社後『二百三高地』(1980年/東映)などの戦争物等々、数々の大作に特技監督として参加されました。

 またテレビでは、『流星人間ゾーン』(1973年/日本テレビ)、『西遊記』(1978年/日本テレビ)等々に特撮で参加。

 特撮好きの私なんですけども、中野監督のことはモグリで名前くらいしか存じ上げなかったんですけど、改めて調べてみたら、かなり中野監督が手がけた作品を観ていることが分かりました。

 今回はワイズ文庫『特技監督 中野昭慶』(中野昭慶/染谷勝樹著)の発売を記念しての、トークショーとサイン会です。

 グランデ7Fの会場には、50人ほどのゴジラファン、中野ファンが集結。男性が9割。ほとんどが、見た目40歳以上。まぁ私もその中の一人ですが。一人だけ、20代くらいの女性がいましたね。最年少では、お父さんに連れられた、5歳くらいの男の子が一人いました。

 いずれもゴジラ、しかも中野監督に会えるとというのは、濃い特撮ファンということでしょう。

 14時、中野監督登場。すらっと背の高い紳士で、スタスタと歩いてこられて、若々しい。とても78歳には見えません。

 司会は、本を共著された、染谷勝樹氏。

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↑中野監督。

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↑染谷氏。

 以下、例の如くメモ書きより、トークを再現してみます。

染谷「今回は、本に書かれてないところを中心に話したいと思ってますが、まず『日本沈没』(1973年)なんですが、鉄粉をまいて(下から)磁石を動かして(うねる)群衆シーンを撮ったそうですね。そういう撮影アイデアは、いつ考えるんですか」
中野「それはスタッフに知恵者がいてね、そういうのを考える。自動車を吸い付ける強力な磁石と、文房具屋で売ってる、小学生が使うU字型の磁石を使い分けて、スタッフ何人かが下にもぐって、(鉄粉を)動かしているんだ。その様子を横から撮った方が、出来た絵より面白いかもしれないね(笑)」

染谷「富士山の1/1200のミニチュアを造って、望遠カメラで撮ったりもしたとか。大きなスタジオの端にある富士山を、入り口付近に据えたカメラが撮影するという・・・」
中野「あれは、遠いところから見る富士山≠表現するためで、キャメラから富士山までの距離感を表現したかったんだ。それには、富士山(ミニチュア)とキャメラの間の「空気の層」を入れて撮らないといけないということだね」

染谷「『ゴジラ対メカゴジラ』(1974年)で、メカゴジラを挟んで、画面右にゴジラ、左にキングシーサーが並ぶ画面で、2体がメカゴジラを挟み撃ちにするシーンなんですが、メカゴジラの顔がキングシーサーに向いて目から光線を出して、両手両足の指からゴジラに向けてミサイルを放つアイデアは、どういう考えだったんですか?確か台本では、「(メカゴジラは)2体の攻撃をうまくかわす」ってだけ書いてあるだけでしたが」
中野「台本通り撮らないでゴメンね(笑)。大体脚本家は、特撮は分からないって人が多くて、関沢さん(関沢新一/1920〜1992年/脚本家・作詞家)なんか、その典型なんだけどね。特撮シーンのト書きは「・・・」って書いてあるだけなんだ。

 当時の映画はシネスコサイズで、スクリーンが横に長かったんで、シネスコ向きのアングルだったかな、と今は思う。昔あれをテレビで放映すると、3体(ゴジラ、メカゴジラ、キングシーサー)並んだアングルは、どれか1体がカットされた画面になってた。放映局によって、カットする1体が違ってたりね」

染谷「ここで、田中友幸プロデューサー(東宝プロデューサーで、ゴジラの生みの親/1910〜1997年)のお話を伺いたいんですが、どういう方だったんでしょうか。中野監督が参加した『エスパイ』(1974年)の時、スタッフがオーロラの描写に悩んでいた時、田中さんが『アラスカ物語』(新田次郎の小説)のオーロラの場面のページだけを破いて、「これだよ!」と持ってきたそうですが」
中野「キングギドラが初登場する時(『三大怪獣 地球最大の決戦』)、田中さんはギリシア神話の本にあるページを破いて持ってきて、それがキングギドラのデザインの元になったんだ。あの人は、すぐ現場に来る人だった。それと、すごい電話魔(苦笑)。夜中だろうが、自分が思いついたらすぐ電話してくる。田中さんの家に行ったことがあるんだけど、家に電話交換機があるんだ。それで思いついたら、交換機でつないで、電話してくる。すごいせっかちだったね(笑)。

 そうえいば、橋本さん(橋本幸治/プロデューサー・元映画監督/1984年版『ゴジラ』など/1936〜2005年」)も電話魔だったなぁ。

 ともかく電話続きで寝不足で作ったのが『エスパイ』(苦笑)。そうそう、『エスパイ』に由美かおるが出ているんだけども、田中さんが週刊誌に載ってた由美かおるのセミヌード写真を破って持ってきて、(ヒロインには)これがいいんだよって福田監督(福田純/映画監督/1923〜2000年)のとこに持ってきたなぁ(笑)」


ー中野昭慶監督トークショー&サイン会@書泉グランデ7Fイベントフロア その2へ続く。


※『ゴジラ対メカゴジラ』(1974年/東宝)の予告編をどうぞ。

ゴジラ対メカゴジラ


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posted by 諸星ノア at 19:11| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2014年06月10日

映画『女子ーズ』

 映画『女子ーズ』を観てきました。

 場所は、東京。新宿バルト9にて。

 以下、未見の方はネタバレありますから、ご注意下さい。

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posted by 諸星ノア at 20:37| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣

2014年06月07日

映画『キカイダーREBOOT』

 映画『キカイダーREBOOT』を観てきました。

 東京の、新宿バルト9にて。梅雨入り間もない、大雨という生憎な天候でしたが、場内はほぼ満席。

 以下、ネタバレあるので、未見の方ご注意下さい。


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2014年05月03日

怪獣デザイナー・米谷佳晃さんサイン会@資料性博覧会07(東京・中野)

 先月に講談社より『華麗なる円谷特撮デザインの世界 ミラーマン☆ジャンボーグA 米谷佳晃デザインワークス 1971〜1973』が発売さました。

 それを記念して著者・米谷佳晃(よねたに・かこう)さんのトークショー&サイン会が開催され、参加してきました。

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posted by 諸星ノア at 19:25| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣