2006年10月08日

15の夜

 『オールナイトニッポンR』(ニッポン放送)のDJとしては、おそらく史上最年少であろう。しほの涼ちゃん、15歳・中学三年生が、オールナイトニッポンのDJを務めた。彼女は、現在のジュニアアイドルブームの、セクシー路線の先駆者である。放送は、昨晩27時(というか今日午前3時)から。勿論録音。

 セクシー路線の先駆けとなった、心交社の彼女のファースト写真集とDVDは、持っている。しかしイマイチファンになりきれず、その後は追いかけなかった。しかしジュニアアイドルファンとしては、彼女の存在は無視できず、どうのようなトークをするのかラジオを録音しておいた。

 1時間半の一人しゃべりを、15歳がやったわけだが、実にしっかりしたトークだった。ラジオは30分番組はレギュラー放送を持っていたそうだから、慣れはあるにしても、堂々としている回しだ。ジュニアアイドルイベントで、これだけしゃべりが立つ子は、ちょっと見たことがない。あ、涼ちゃと同じ事務所=タスクオフォスの、かなちゃん(11歳・小学五年生)はしっかりしていたなぁ。やはり、タスクさんの、タレント教育の賜か。15歳で、長丁場のDJをこなすなんて、末恐ろしい感じだ。ちなみにタスクオフィスの社長は、涼ちゃんのお父さん。島大輔のバックバンドで、Taskとして活動後、ラジオのDJなどで活躍。涼ちゃん家は、なにげに親子鷹なのだ。

 選曲は、80年代のジャパニーズポップスが中心で、聴取者というか彼女のファン層が、10代を80年代を過ごした30代だということが分かる。しかし親の影響か涼ちゃんは、尾崎豊の歌が好きだそうで、「15の夜」をかけていた。

 グラビアや写真集での彼女は、きわどい格好(パンチラとか諸々)をして「義務教育中で、いいのか?」なんて思ったが(というわりに買ってしまった私だが)、それだけの子ではなかった。

 トークでも語っていたが、彼女は大人の人達と仕事を作り上げていくのが好きで、どうやったら見る人が楽しんでくれるか、常に大人目線で考えているのだという。見る人というのは、ぶっちゃけ成人男性であり、男の欲求することに応えることだろう。あのパンチラは、彼女のプロ意識だったのだろう(事務所社長のお父さんも、その路線を公認しているというか、推し進めているのが、いやはやすごい)。

 断っておくけれど、ジュニアアイドルは、全て男の欲求に応えねばならないということではない。やはり、一歩間違うとキワモノになるし、今のセクシー路線は、ともするとモデルの魅力を引き出すというというより、どこまでセクシーな格好をさせられるかになってしまい、それはちょっとと思うのである。そこだけがクローズアップされて、変にマスコミや政治家などに叩かれたら、このジャンルの衰退につながるだろう。モデルの女の子も、傷つくなることになるだろうし。

 あまりに若い頃からセクシー路線だと、行く末はAVに出るしかなくなる可能性がある。実際そういうAV女優はいる。その場だけの要求に応えていくと、そうならないとも限らない。旬=15歳を超えたら、まったく注目されないというのでは、可哀想だし。芸能事務所も、将来を考えて子役を育てていかないといけないだろう。

 まぁ、私は男なんで、セクシー路線を否定しきれない弱みはあるのだけれど。やはり萌えというのは、セクシャルな要素を含んでしまうわけだから。ただ行き過ぎはちょっとなぁ、なんて思うのだ。アイドル本人の将来のため、このジャンル保守のため。

 ちょいと横にそれたが、涼ちゃんは単なるセクシージュニアアイドルさんではなさそうだ。ファンの方は、もうご承知のことだろうけれど。この子は、バラエティーに出始めたら、すごいことになるのではないか。『踊る!さんま御殿』などに出ても、十分噛んでいけるかもしれない。

 170cmという長身は涼ちゃんの魅力なのだが、正直私は小さい子が好きなので好みではないのだけれど、これからU-15の枠組みを出れば、求めるファン層は拡大するであろう。今後は、セクシーさだけではなく、中身もしっかり見せていかねばなるまい。ジュニアアイドルの枠があるから、セクシーさが注目された面があるのだから、それがとれる来年からはいよいよ中身が問われるだろう。

 構成作家やスタッフの力量は感じるものの、1時間半飽きさせないしゃべりは、やはり驚きに値すると思ったのだった。しほの涼の「15の夜」は、あなどりがたし。

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↑本文に関係ないですが。今日の夜。

2006年09月30日

根性勝負だ、『一年・四組・十九番小池里奈』イベント

 午後3時45分。そろそろ夕方の神保町・書泉ブックマート近くの近江屋ビル脇の通りには、大勢のヲタクが集結。午後4時からJr.アイドル小池里奈ちゃん(13歳)の、2nd写真集『一年・四組・十九番小池里奈』発売記念イベントが行われるからだ。

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↑告知ポスター。

 整理券番号が260番以降は、午後6時集合という告知があり、相当な数の参加者がいることが分かる。里奈ちゃんの人気ぶりがうかがえる。

 私は整理券番号12番。整理券配付日は映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の公開初日ソフビゲット&舞台挨拶整理券ゲットの日に重なり、その流れで開店前の書泉ブックマートに並んでゲットできたのだ(よろしかったら9月16日のブログ参照)。

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↑整理券。

 早めに整理券ゲットしておいて良かった。ちょっとでも遅れてたら、今日は何時間も待たねばならなかったろう。

 先着50名には、Tシャツ持参すると里奈ちゃんのサインがもらえる。昨日ユニクロで買った、700円のTシャツを持参。着るつもりはない、保存用だから、安くても良い。

 定刻通り、4時スタート。12番といっても、前のヲタ達が一人で5冊以上買っているので、なかなか先へは進まない。サイン会の部屋の前で、30分は待った。

 私の番になった。里奈ちゃんは、赤のチェックの肩だしワンピースだ。相変わらず、可愛い〜。まずは写真撮影。私は2冊買ったから、2回撮影できる。まずは手をハートに、2枚目は私お決まりの招き猫ポーズ。可愛いよ〜。

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↑この日の里奈ちゃん。

 続いてツーショットチェキ。里奈ちゃんと手でハートを作って、パチリ。それにしても、並ぶと『美少女戦士セーラームーン』の頃に比べて本当に大きくなったのが分かる。確か139cmくらいだったのが、今や152cmだからなぁ。

 とにかく今日はお客が多いので、ゆっくり話せる雰囲気がない。周りのスタッフが急いでいるのが分かる。

 続いてTシャツにサイン。無地なので、表側にでっかくサインしてくれる里奈ちゃん。「保存版です」と声をかけると、里奈ちゃんは「ありがとうございます!」。

 里奈ちゃんは、写真集にサインを入れている。その間に話そうと思ったけれど、ノープラン。それと粘れない雰囲気だった。それで、「今晩の『喰いタン』観ます」と声をかけると、『ありがとうございます』と里奈ちゃん。今晩放送のドラマ『喰いタン スペシャル』(日本テレビ系列/主演:東山紀之)に出演されているのだ。

 結局「ありがとうございます」以外の言葉を引き出せなかった。情けな〜。握手して、用意したプレゼントとお手紙を渡した。ハロウィンが近いからか、カボチャお化け顔のお菓子を下さった。里奈ちゃんのイベントは、前も飴とかオマケに下さったので、気遣いが嬉しいな。里奈ちゃんのアイデアかな。

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↑オマケのお菓子。

 引き下がって、特典のクジ引きをする。2冊購入だから、2回引ける。1等、A賞、B賞、全てハズレ。1等は、事前に里奈ちゃんが整理券番号から選んで、会場に番号が張り出されている。全て3ケタ台だったので、ちょっと複雑な・・・。まぁ、投資するお金が少ないから、クジ運も上がらない、と。あっこういう物言いは、里奈ちゃん及びスタッフさんに失礼ですね。ゴメンナサイ。負け惜しみです、ハイ。長時間待つ後ろの番号の方にも、クジのうま味が残らないと、不満が出るだろうしね。

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↑クジ運なし・・・。

 しかし残念賞として、全員にメッセージ&サイン入り写真と、生写真がつく。それと複数購入者には、ポスターがつく。なんだかんだ、特典は多いイベントなのだ。

 短い時間だったが、里奈ちゃんに会えて嬉しかった。もっとゆっくり話したかったなぁ。

 近江屋ビルを出ると、まだ大勢のヲタ達が並んでいる。あぁ、里奈ちゃん大変だなぁ。腕時計を見ると、午後5時。イベント終わるのは、8時くらいかなぁ。お疲れ様です。早めに終わったヲタクの中には、また列の後ろに並んで2回目に挑んでいるようだ。里奈ちゃんも、ヲタも、イベントは根性勝負です。

 里奈ちゃん、ヲタの皆さん、お疲れ様でした。

P.S.
 コメント下さってる皆さん、レス遅れてすみませんです。

2006年09月06日

誰が見ているか分からない

 いやぁ〜色んな方が見て下さっているんですね、このブログは。記事を読んで下さったジュニアアイドルさんから、お手紙頂きました。Mちゃんとしておきましょう。手紙が来たことは書いて良いけれど、それ以上は書かないで、ということなので一応イニシャルにしておきます。アイドルさんが見ているなんて、うかつなことが書けませんね〜(汗)。アイドルさん以外にも、意外な人が読んでいるのかなぁ。そこがブログの面白さだったり、怖さだったり。発言に気をつけないとなぁ。

 ということで、Mちゃん、読んでますか〜。お手紙ありがとうございます!とっても嬉しかったです!お返事書かせて頂きますね。しばらくお待ち下さい。

2006年09月04日

バレた!?

 父が昨日退院してきて、今日は会社を休んで家にいる。だから、掃除はできない。まぁ疲れているから、いてもしないけれど。

 8月26日分のブログが長らくアップしてなかったが、実を入れて書き上げた。良かったら読んでみて下さいな。

 夕方母から私宛のハガキを受け取った。ジュニアアイドル小池唯ちゃんから、先月のイベントで渡した手紙へのお返事のハガキだ。母によれば、郵便受けには父が行ったそうだ。アアッ!これで父にイベント通いがバレると、やばいなぁ。父は視力が落ちているから、文面は読めないだろうけれど、若い女の子からのハガキってことは分かるだろうし。家にこもっているから、女っ気全くなしだから、おかしいと感じるだろう。それにしても、父が郵便受けに行くとは、読めなかったなぁ。父が退職したら、それが日常化するんだろうなぁ。気をつけないと。こちらのわがままであるけれど、アイドルさん、及び所属事務所には、家人に見られると説明に窮するから、お返事は封書でお願いしたいです。レターでロリコンがバレターになると、困ります。

 それにしても、唯ちゃんは実に丁寧に細々と返事を書いてくれて、良い子だな〜。マジメな子なんだろうな。唯ちゃん、お返事ありがとうございました。

 イベントで買った桐嵯梨ちゃんのDVD『さりとゆー』を早速観たが、面白かった。彼女のDVDは『さりとゆー』を含めて8本出ており、その内5本持っているけれど、その中では一番良かったと思う。嵯梨ちゃんの美しさが表現されていることは当たり前だが、明るくひょうきんで弾けた素顔のトークも収録されていて、すごく楽しい。ノリの良さとしゃべりは、関西人ならではという感じ。エロさを求めている向きには不満だろうが、彼女のファンなら買って損はない作品であろう。嵯梨ちゃんはルックスも良いが、おしゃべりさせると魅力が増す感じだ。

 また発売元の海王社のジュニアアイドルDVDは、出来が良い。編集のテンポが良いからダレないし、白い水着を着せてマジックで落書きさせるなど、企画性もある。また個々のアイドルの個性を分かって、引き出すような内容となっている。ただダラダラアイドルを撮っているDVDではない。非常にハズレの少ないジュニアアイドルDVDシリーズだと思われる。

2006年09月03日

嵯梨ちゃん、楓子ちゃん、イベントダブルヘッダー

 ジュニアアイドルイベントの、ダブルヘッダー。神保町の書泉ブックマート・近江屋ビルにて、お昼12時より桐嵯梨ちゃん(15歳・中3)のサイン会、午後3時から石川楓子ちゃん(10歳・小5)のサイン&握手会だ。

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↑それぞれの告知張り紙。

 開始5分前頃に、いつもの近江屋ビルに到着。今日も爽やかな晴天に恵まれた。すでにファンが30人ほど並んでいる。私は48番。でも私の前には15人くらいだから、一人で何枚も整理券を持っているのだろう。

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↑整理券。

 12時を10分ほど過ぎて、イベント開始。大きなカメラを持って、大きなリュックやバックのオタク達が、細く狭いビルの中へと入っていく。

 会場の部屋に近づくにつれて、笑い声と嵯梨ちゃんの大きく明るい声が聞こえる。現場は嵯梨ちゃんのおかげで、明るいようだ。

 開始40分ほどで、私の番になる。嵯梨ちゃんは夏のセーラー服姿だ。お決まりだが、最初は写真撮影から。「お願いしま〜す!」という元気な嵯梨ちゃんの声、笑顔。撮影は3枚。まずはピースポーズ。続いて、ハート。最後に招き猫。笑顔がひきつることなく、本当に嬉しそうな笑顔に見える。

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↑この日の嵯梨ちゃん。

 続いてツーショットチェキ。昨日の藤井玲奈ちゃんの時に味をしめて、嵯梨ちゃんの手と私の手でハートを作って撮影。

 嵯梨ちゃんにムック(『Chu→Boh』チューボー)にサインしてもらいながら、トーク。嵯梨ちゃんは京都の子なので、京都なまりを脳内補完して読んで下さい。
 「夏休みはどうでしたか?」
 「旅行へ行きましたぁ(他のオタとのやりとりを聞いていたら、旅行先は伊勢志摩らしい)。あと、吹奏楽部の大会で、銀賞とったんですよぉ〜。」
 「なにをやったの?」
 「曲名は言ってもわかんないですよ。」
 「いや、楽器は?」
 「ピッコロです。」

 吹奏楽部だったんだなぁ。彼女のイベントは何回も出ているが、初めて知った。中学最後の夏休みで、良い想い出ができたようだ。

 嵯梨ちゃんは自分からどんどんお話ししてくれるので、こちらも楽しいし、すごく明るい気持ちになる。ええ子や〜。イベントをこなしながら、オタクとのやりとりを楽しめるようになったのだろう。それでいてすれた感じがしないのも良い。

 安物のプレゼントを渡しても、「中身なんですか?ありがとうございます〜!」とリアクションが良い。嘘でも良いから、こう言ってくれるのは嬉しいもの。

 短い時間だけれど、嵯梨ちゃんと触れあって、心明るく、元気をもらった。嵯梨ちゃんありがとう!

 ちなみに会場の隅では、石川楓子ちゃんが嵯梨ちゃんのイベントの様子を見学していた。ちょっと緊張の面持ち。初イベだから、オタクとの接し方とか、勉強しているんだろう。それと、驚いたろうなぁ・・・オジサンばっかりで。

 さて、お昼だ。書泉からすぐ近くの、キッチンカロリーへ向かう。日曜だからか、店外に席が空くのを待つお客が二組。しかしほどなく入れた。店内はとても狭いので、大きなリュックの私は席に座るのに一苦労。

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↑キッチンカロリー。

 久しぶりに、ハンバーグステーキを頼んでみる。

 10分程待って、やってきましたよ。丸い鉄板に乗って、ジュージュー言っている。ハンバーグの上にはデミグラスソース。それとポテトフライ、カニクリームコロッケ、ミックスベジタブル。それらの下にはこの店名物のパスタが敷き詰められている。

 ハンバーグは、可もなく不可もなく。いや、美味しい部類には入る。驚くほどの個性はないけれど、マジメなハンバーグしてる。ポテトフライは、丸ごと揚げたもの。これもホクホクと良い感じ。クリームコロッケも、クリームはポッテリクリーミー。

 そこそこ美味いし、ボリュームもあり、これで680円だから、安いよなぁ。私が食べている間中お店には客足が絶えないが、長年に渡って愛されるのが分かる。

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↑ハンバーグステーキ、680円也。

 腹ごしらえも終わって、適当に時間を潰しつつ、二回目のイベントに挑む。

 時間が近づいたので、また書泉に戻ると、すでに多くのオタクで賑わっている。嵯梨ちゃんのイベントより、明らかに人数が多い。石川楓子ちゃんは今回初イベントだし初物好きなオタクと、ネットを見ているとファーストDVDがオタクの間で評判が良かったようなので、このような賑わいなのだろう。私は36番と、嵯梨ちゃんの時より若い番号なのだが、列はかなり後ろの方。嵯梨ちゃんの場合は熱心な固定ファンが多く、一人あたり何本も商品を買うファンが多く、人数的には少ない。楓子ちゃんの場合は、まずは様子見のファンで多数集まり、一人あたりの買う数は少ないのではないかと想像する。

 また、嵯梨ちゃんは今年度でジュニアアイドルを卒業するが(来年16歳)、楓子ちゃんは小5だから、これからジュニアアイドルとして旬となる。そういう要因もあるだろう。

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↑整理券。

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↑あともう少しで・・・。

 などと考えつつ、私の番になった。時に、午後4時頃。会場の隅を見ると、私服姿の嵯梨ちゃんが、スタッフと談笑しながらイベントを見ている。嵯梨ちゃんイベに参加していながら、楓子ちゃんのイベに参加しているから、ちょっと嵯梨ちゃんに申し訳ない感じだったが、まぁ私の顔は覚えてないだろうし、オタクがアイドルを二股くらいかけているのは当たり前ということは、分かっているだろうな。

 さて、楓子ちゃん。まだ小5だからというのもあるけれど、ちっちゃ〜い。公称134cm。水色のワンピースを着ている。少し日焼けしてる感じ。

 写真撮影は、3枚。まずはハート。次に招き猫。最後に両手を顔の横でパッと開いたポーズ。楓子ちゃんは、笑顔がとても自然だった。そしてイベントが初とは思えないほど、堂々としている。舞台経験もあるようだから、度胸があるのだろう。

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↑この日の楓子ちゃん。

 楓子ちゃんは、ツーショットはなし。やはり近づかれるのは、抵抗があるのかな。そのかわり、生写真にサインを入れてくれる。

 ムック(『Sho→Boh』ショーボー)にサインを入れてくれる時に、「名前とか入れますか?」と楓子ちゃんに聞かれ、入れてもらう(嵯梨ちゃんも聞いてくれたのだが、今回のイベントの決まりなのかも)。

 夏休みのことを訪ねると、
 「舞台の練習で忙しかったです。でも舞台が終わったら、お父さんとお兄ちゃんと、市民プールみたいなのに行きました」
 なかなか忙しい夏休みだ。私と違って(苦笑)。

 「お料理も得意なんですね。」
 そしたら隣のマネージャーらしき女性が、
 「得意じゃなくて、好きなんだよね。」
 ちょっと〜、ちょっとちょっと〜、楓子ちゃんに聞いてるのになぁ。気を取り直して、
 「女の子らしくて良いですね。」
 「ありがとうございます。」とハキハキと楓子ちゃん。

 とにかく笑顔と元気さ、サービス精神が、オタクと接するアイドルに大切なことだろう。それを一生懸命やってくれている、健気な小学5年生である。私よりよっぽど社会性がある。気づけば、楓子ちゃんの声より、私の声の方が小さかった。

 今日は二人のジュニアさんに出会えて、非常に明るい気分になれた。昨日もイベントだし、ここ連日掃除だったり、とても疲れていたのだが、来て良かった。嵯梨ちゃん、楓子ちゃん、今日は本当にありがとう。そしてお疲れ様でした。

2006年09月02日

玲奈ちゃんイベント

 快晴だが、カーッとするような暑さではない。もう秋だなぁ。などど思いつつ、秋葉原に到着。今日はジュニアアイドル、藤井玲奈ちゃん(12歳・中1)の写真集&DVD発売記念イベントである。場所は書泉ブックタワー9階イベントスペース。ブックタワーは何回か来たことがあるが、イベントでは初めて。

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↑書泉ブックタワー。

 開始15分前に8階のエスカレーター付近に行くと、9階へとつながるエレベーター前に書店の人がいて、整理券の番号順にファンを呼ぶ。私は26番。

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↑整理券。

 呼ばれて9階へ進むと、周り一面ガラス張りのフロアだった。じゅうたん敷きの床に、白いガムテープが横に10本ほど貼って仕切ってある。この線に沿って順番に整列させるようだ。私の前には、15人ほど。前にはタレントさんが座るらしいイスとテーブルがある。書泉ブックマートのイベントだと、アイドルさんの前まで行くのにまったく姿は見られないのだが、ここは自分の番が来るまでずっとアイドルさんが見られるようだ。

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↑会場から見える秋葉原の眺望。

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↑開始前の会場内。

 開始時間の午後2時を少し回って、藤井玲奈ちゃん登場。衣装は、ピンクの可愛い爽やかなワンピース。丈は短め。ギトギトした秋葉原に、サラサラした風がそよいだよう。ファンは拍手でお出迎え。集まったファンは、ザッと見50人弱かな。

 書泉やプレス用の撮影が終わり、イベントスタート。だが、ブックタワー側の仕切りが悪く、非常に進行が遅い。係の人数は多いのだが、全員が段取りを把握して折らず、機能的に動いてくれない。写真撮影→ツーショットチェキ→握手→サイン入り商品受け取りという流れがスムーズにできてないので、集まったファンも戸惑うし、玲奈ちゃんも戸惑った顔をしている。私の後ろからは、不満の声が上がっていた。人数をこなしながら、進行手順が何となく決まっていくというのは、イカンと思う。

 40分ほどして、やっと私の番だ。とりあえず先に「安物ですが」とプレゼントを渡した。ちょっとイマイチな反応だった。あんまり好みの物ではなかったようだ。ゴメンね、玲奈ちゃん。

 続いて写真撮影だが、急に緊張してしまい、シャッターを切るまで時間がかかってしまい、玲奈ちゃんの笑顔がひきつったものになってしまった。ポーズは招き猫とウサギさん。

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↑この日の玲奈ちゃん。

 続いてツーショットチェキ。玲奈ちゃんの手と私の手でハートの形を作って、パチリ。

 握手しながら、「来月のベリーベリーライブ(所属事務所ベリーベリープロダクション主催のライブ)に行きます」と言うと「ありがとうございます(ニッコリ)」。「夏は忙しかったですか?」と続けると、首をかしげて「?(苦笑い)」。テレビの連ドラに出ていたりしているので、仕事が忙しかったですか?という意味で言ったのだが、通じなかったようだ。玲奈ちゃんはあんまりお話ししてくれないタイプなのだが、余計彼女を黙らしてしまった。相変わらず気の利いたことが言えない。

 敗北感を感じて、会場を後にした。写真撮影もトークもプレゼントも失敗。お金がないからしけたプレゼントは仕方ないけれど、写真とトークは上手くならないとなぁ。でも普段ひきこもって会話しないから、トークが上達しないのも無理ないか。

 最近疲れ気味なので、早めに帰路についた。玲奈ちゃん、今日はお疲れ様でした。

2006年08月19日

なんとかして欲しい

 某精神科クリニックのパンフレットにマンガを描いたのだが、先日パンフが刷り上がった。完成品を送ってもらったは良いが、しかし困ったことに、一向にギャラが振り込まれない。遅配の説明もない。全く気が気でない。関係者には、迅速に対応して欲しいものだ。

 意気上がらない一日で、やったことといえば、ブログのカテゴリーを作ってみたこと。自分の書いた記事にジャンル分けをしてみると、少しだけ心に整理がついた感じ。ご覧になる方達も、ジャンルごとになっている方が、読みやすいかもしれないし。

 記事は全部で280あるので、まだ全てジャンル分けができていない。それにしても、改めて興味の範囲が少ないことが分かる。いわゆる、世間一般の人が興味があることや、流行とかにはほとんど興味がないのだが、それがよく分かる。

 ギャラが支払われないイライラと不安で気力が萎えている今日この頃だが、少しテンションがあがったことが一つ。私の好きなジュニアアイドルの小池里奈ちゃんと藤井玲奈ちゃん所属のベリーベリープロダクションが、ライブイベント開催を決定したこと。『ベリーベリーライブ2006』だ。今年で三回目の開催。今から楽しみだ。里奈ちゃん、玲奈ちゃんという子役オタクに人気の二人が出演するので、申し込みが殺到するだろう。気になる方は(多くの人は気にならないだろうけれど)、ベリーベリーのHPを参照して頂きたい。以前はライブバージョンというイベント会社が主催だったけれど、今年から時前でイベントをやるようだ。

 代金入金後に、チケット交換ハガキが送られる模様。そしてイベント当日にそのハガキを元に、入場整理券が配布されるらしい。こういうシステムだと、朝早くから会場前に並ばないとまずいだろうな。何故かというと、撮影タイム時のポジション争いに響くからである。会場はオールスタンディングだそうなので、前の方に並んで若い番号の整理券を手に入れないと、ステージ前の見晴らしの良いポジションが取れない。後ろになってしまうと、ほとんどオタク達の背中山脈しか撮影できないことになる。そう考えると、少し気が重くなるなぁ。なんとかチケット申し込みの際に、抽選か何かで決めて欲しい。朝から並ぶの疲れるし。それと当日会場付近にオタクが朝から多くたむろすると、付近の店に迷惑になるだろう。弊害が多いと思うのだが、なんとかして欲しいなぁ。

 なんとかして欲しいといえば、ギャラの遅配。切実になんとかして欲しい。

2006年08月13日

これでいいのか?

 「これでいいのか」、と自問自答することが多いが、「これでいいのだ!」と無職でも明るく生きるのは、バカボンのパパである。今日はバカボンパパの生みの親、赤塚不二夫さんの展覧会『サンシェーッインギャラリー』を観に、池袋・サンシャイン60の展望台へ行った。元々今日はジュニアアイドルのかなちゃんの写真集&DVD発売イベントがあるのだが、ちょうど同じ日に展覧会のトークショーがあるので、好都合だった。トークショーは、午後2時から。かなちゃんのイベントは、午後4時から神田神保町・書泉ブックマートにて。なんとかハシゴできると算段した。

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↑看板。

 サンシャインの展望台には、お昼頃到着。早めに行って、ギャラリーをゆっくり観て、トークショーの席取りをしようと思ったのだ。私が着いた時は、ショーの会場に椅子が並べられている最中で、まだお客の列とかはできていない。ゆっくり展示物を観ながら、トークショーまでの時間を潰そうか。

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↑ギャラリー入り口。

 と思って観てみたが、展示物があまりに少ない。私は原稿をたくさん観たかったのだが、数えるほどしかない。展示はカラー原稿中心だから、華やかで楽しいのだけれど。あとは今までに発売されたキャラクター商品などが数個のケースに陳列されているだけで、少し拍子抜け。もっと全盛期の仕事を振り返えられるような、原稿をたくさん観たかった。

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↑イヤミの立像。

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↑オモチャ。

 記帳本があったので、小学校以来バカボンパパを描いてきた。小学生の頃よく描いていたから、手が形を覚えていて、今でもなんとか描けるのだ。トークショーまで1時間半以上時間を、展望台内をブラブラしてやり過ごす。

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↑私が描いてきた絵。

 午後2時、ようやくトークショーがスタート。せっかく2時間前から来ていたのだから、もう最前列に陣取ってショーに臨んだ。

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↑壇上。

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↑バカボンパパ

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↑バカボン
 
 バカボンとバカボンパパの着ぐるみによるご挨拶から、いよいよスタート。壇上にはパネラーが4人。マンガ家の北見けんいちさん、マンガ原作者のやまさき十三さん、小学館の元赤塚担当編集者の武居俊樹さん、進行役で小学館編集者の熊谷玄典さん。北見さんとやまさきさんは、映画にもなっている長期連載マンガ『釣りバカ日誌』のコンビである。

 今の赤塚さんの状態だが、武居さんによれば、4年前脳内出血で倒れて、そのまま意識不明で病院に入院中とのことだ。熊谷さんが、「今まで忙しかったので、その分お休みなんでしょう」と場を和らげた。またフジオプロ社長であり赤塚さんの看病していた真知子夫人も、今年6月に亡くなって、不幸が続く。この展覧会も、生前真知子夫人が企画したそうで、やまさきさんなどはこのトークショー参加に複雑な気持ちがあるそうだ。今は赤塚さんの娘さんが、フジオプロを引き継いだという。北見さんは、「ご本人が出てくるのが本当だから、一日も早く目覚めて欲しい」と語る。その思いは、出演者皆さんの総意だ。勿論赤塚ファンや、私もそう願う。

 「赤塚キャラで好きなものは?」という話題になり、北見さんは最初にフジオプロに入社した時に参加した、「おそ松くん」。あらかじめおそ松達六つ子の顔を描いて、当時出始めのコピー機で大量にコピーしておいて、原稿に張り付けて描いていたという。制作の効率化を狙ったが、貼る手間がかかって、手で描いた方が早いのではという話もあったとか。

 武居さんは、「ニャロメ」。初めは場面転換のコマに出ているだけの猫だったが、武居さんが気に入って、ニャロメで一本作品を描きませんかと赤塚さんに提案して、その作品で初めてしゃべったそうだ。ニャロメは弱いのに、とてもかなわない強いものに「ニャロメ!」と立ち向かっていくので、そこが1970年代の全学連に共感されたのだろうと分析している。

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↑赤塚さんが描いた武居さん。

 赤塚さんのフジオプロは、たくさんのマンガ家達が育っているのも特徴。『釣りバカ』の北見けんいち、『ダメおやじ』の古谷三敏、『総務部総務課山口六平太』の高井研一郎、『トイレット博士』のとりいかずよし、『つる姫じゃ〜っ!』の土田としこ、『高校生無頼控』の芳谷圭児等々。トークショーでは何故か話が出なかったが、長年赤塚さんの分身として活躍した長谷邦夫。

 『タッチ』で有名なあだち充の兄、あだち勉(故人)はマンガ家だったが、赤塚さんに見込まれフジオプロに入社し、チーフアシスタントを務めたそうだ。余談だが私は子供の頃、『少年ポピー』(少年画報社刊。『コロコロコミック』の亜流雑誌)というマイナー雑誌で連載されていた、あだち勉さんの『ポリスロボ ガッパル』が好きだった。インスパイアされて、マンガを描いたほど。
 
 フジオプロの毎日はマンガのように楽しくて、イタズラ合戦がすごかったことはファンには有名。仕事場で銀玉鉄砲の撃ち合いをして、同じフロアに藤子不二雄先生の仕事場があったが、温厚な藤子Fさんから「うるさい!」と怒鳴られたこともあった。北見さんはクリームケーキを顔にぶつけられたり、トイレの大に入っている時に上から水をかけられたり、色々されたそうだ。勿論報復も忘れない。30歳過ぎたオジサン達がよくやったと、苦笑しながらも楽しそうな北見さん。赤塚さんは、「もっとマジメにふざけろ」という話をしたそうだが、それを実戦したフジオプロだった。

 また有名な話だが、タモリを発掘したのも赤塚さんだ。博多にお座敷芸が面白い男がいるということで、東京に呼んで自分のマンションに住まわせたのが、今日のタモリなのだ。タモリは後に奥さんもそのマンションに呼び寄せて住むようになり、赤塚さんは自分のマンションなのに「入って良いですか?」と断って入ったという。

 クイズコーナーもあって、全部で7問出されたが、全体的に優しい問題だった。当たると「ウナギ犬のウナギパイ」(お菓子)がもらえる。クイズの中で比較的難しい問題を紹介すると、目ん玉つながりのおまわりさんが、警官になる前の職業は?答えは、漁師。ちなみに彼の本名は、白塚フチオ。ベシの口癖、「〜べし」の元ネタになった映画は何?答えは、『七人の侍』。

 トークショーの間中、バカボンパパのコスプレをした人物が、B2くらいの大きな紙に赤塚マンガのキャラクターを描いていたが、進行の熊谷さんが、現在の赤塚さんのチーフアシスタントの、みねまつたけしさんと紹介した。実質的に、彼が赤塚不二夫名義の作品を描いているのだろう。赤塚さんにちょっと風貌が似ている、中肉中背の方。みねまつさんが描いた絵は、全員参加のジャンケン大会で勝った人にプレゼントされた。私は早々に負けてしまって、残念。

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↑絵を描くみねまつさん。

 武居さんが、「今赤塚マンガはほとんど書店で見かけませんけれど、赤塚さんは世界に誇るマンガ家です。今読んでも全然古くないです。だから赤塚マンガをぜひ読んで下さい」とメッセージして、ショーは無事終了した。私も久しぶりに『天才バカボン』が読みたくなった。

 さぁ、腕時計を見ると、もう3時10分。早く神保町へ行かないと、かなちゃんのイベントに間に合わない。速攻で地下鉄に乗り込み、御茶ノ水へ。

 書泉の隣の近江屋ビルに着くと、もう列ができている。すごい少ない。40人くらいか。私の整理番号は21番だったが、前には10人ほどしかいない。最近秋葉原にジュニアアイドル専門の店=おいもや本舗ができ、夏休みの土日は必ずジュニアアイドルのイベントが行われている。この日も例外ではなく、おそらく子役オタクの大半はそちらに回っているのではないかと思われた。

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↑整理券。

 イベントは午後4時を15分ほど過ぎてスタート。並んでいるとかなちゃんと同じ事務所の倉田みなちゃんがマネージャーさんとふらりと来て、かなちゃんに挨拶して帰っていった。要領の良いオタクは、みなちゃんに声をかけて写真を撮っている。

 30分ほど待って、私の番になる。かなちゃん(11歳・小学5年生)は、白地にハート柄の入った、ビキニ姿。よく外で遊んでいるようで、こんがり肌が焼けている。公称140cmだそうだが、本当に小さい。

 まずは写真撮影から。2枚撮れる。ポーズを注文しようとしたら、指を組んだポーズをしたので、そのまま撮ってしまう。二枚目は私好みの招き猫のポーズで。写真撮影に続いてツーショットチェキ。

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↑この日のかなちゃん。小悪魔的な魅力。

 小学五年生で、ほとんど初のイベントなのだが、かなちゃんは実によくしゃべる。サインに入る時に、「何かメッセージ的なもの書きますか?」などと積極的に話してくる。話が弾んだりサービス精神があるのは良いのだけれど・・・。言い方は悪いけれど、なんというか初々しさがなくて、小五なのに水商売のお姉さんぽいお客へのあしらい方がある。すでにすれた感じがするのだ(かなちゃん、ゴメンね)。やはり少し初々しいところがないと、萌えを感じづらい。ルックスは、すっごく可愛いというか美人さんなのだけれど。そういえば撮影時のポーズも、すごく上手くて堂に入っていた。多分事務所の教育がしっかりしているから、ポーズも上手いし、トークもこなれているのだろう。しかしそれが逆に、新鮮さを奪っている感がある。痛しかゆしという感じ。
 
 「おしゃべり上手ですね」と言うと、「しゃべるの好きなんですよぉ〜」とかなちゃん。「ブログも読んでますよ。涼ちゃん(同じ事務所のしほの涼)の弟さんの誕生日ケーキとかのってましたよね」と振ると、「読んで下さってありがとうございます。あのケーキ美味しかったんですよ〜」。

 サインに添える言葉は、「また来てね」とか書いて下さいとリクエストした。また「初イベントできんちょうしてます」と自ら書いていたので、もしかしたら緊張でかえっておしゃべりに拍車がかかったのかもしれない。

 握手してプレゼントを渡して退場。新人で11歳にしてプロっぽさが漂う女の子だった。女優さんを目指しているそうだが、将来バラエティーアイドルとして、テレビで活躍しそうな感じがする。

 夕暮れの神保町。祭り=イベントが終わると、またぞろ「これでいいのか?」と自問したりする。帰りの電車に滑り込んだら満員で、1時間以上立ちっぱなしかで帰るかとため息をついたら、偶然目の前に座っていたおばさん二人が立ち上がって、電車から出て行った。ラッキーにも席が空いて、座って帰ることができた。だから、今日のところは、これでいいのだ。

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2006年08月06日

子連れと子役オタ

 東京新宿タカシマヤにてお昼より、おはガール・キャンディーミントの即売イベントを見物。おはガールが使うリズティックリボンという新体操のリボンを元にしたオモチャを、キャンディーミントのステージショーを絡めて販売するものだ。対象は、小学生以下のお友達。

 特設ステージは、タカシマヤの1階正面玄関前にあった。縦長のスペース。ステージがあって、その前は子供達だけの座れるスペース。その後ろは保護者達のエリア。我々のような大きなお友達は、そのまた外側の、ステージから40mくらい離れた場所から見物する。前の保護者達が立ち見でそびえ立っていて、ステージはほとんど見えず。

 お昼少し前、キャンディーミントのまどかちゃん、みづきちゃん、まありちゃんが元気に登場。ご挨拶から、新曲「未来の虹」をリボンを使って披露(歌は口パク)。保護者の山で、ほとんど見えないのが残念だ。ただみづきちゃんが、リボンを上に投げてキャッチする場面で取り損なってしまったのは見えた。子供達はノリノリの模様だが、大きなお友達も手拍子で応援。真ん中の保護者達の一部は、我々の姿を怪訝そうに見ている。大きなお友達の中には、親御さんと同世代もいるだろう(私もそうだ)。同世代でも、子連れと子役オタクに別れてしまった、ちょっと哀しい人生模様。私などは、さらにひきこもりだし。

 さて、続いてはキャンディーミントのクイズコーナー。基本的にショーの進行はまありちゃんが行うようで、出題もまありちゃん。問題は、「キャンディーミントの中で一番年下は?(答え:みづき)」、「まどかの大好きな食べ物は?(答え:ラーメン)」、「みづきが得意な、15秒間だけ時を止める技の名前は?(答え:イナバウワー)」、「おはガールの中で岡山県出身は誰?(答え:まどか)」などなど。当たったお友達は、キャンディーミントのハンカチをもらえる。難しい問題には、まありちゃんがヒントを出すから、ほとんど答えられる仕組み。それでも一人だけ、答えられなかった男の子がいて可哀想だった。緊張してしまったのかな?

 クイズのあとは、お友達をステージにあげて、リボンテクニックを教えるコーナー。お手本は、まどかちゃんとみづきちゃん。分からない子には、進行のまありちゃんがそっと側に行って、教えていた。

 最後にもう一度「未来の虹」を披露。この時もみづきちゃんの頭にリボンがからまり、少しハラハラ。

 ノリの良い小さなお友達と大きなお友達に支えられ、ステージ終了。一端3人は退場し、再登場後は3人による握手&プレゼントお渡し会。リズティックリボンを持っている子だけに権利がある。持っていない子は、その場で買わせるシステムができており、大人の狡さというのが見えて嫌な気分だ。このステージの目的はリズティックリボンを買わせることだから仕方ないし、キャンディーミントには罪はないけれど。

 会も終了し子供達がほとんどいない客席に、3人がポツンといる。ずっと離れてオタク達がずっと彼女らを見守っている。3人は所在ないような表情をしている。彼女らには、子供のイベントなので、オタク達には関わらないように言われているのかもしれない。しかし3人がはける時、みづきちゃんだけはオタク達に手を振って挨拶していた。オタク内の、みづきちゃんへの好感度は上がった感じ。私の好きなまありちゃんは、わずかに残った子供に手を振っていた。それはこの仕事としては正解だろうけれど、確実に最後まで見ていたのはオタク達なのだから、見ないふりをするのはどうかなと思ったりした。

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↑終了後の特設ステージ。

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↑キャンディーミントの看板。左から、まあり、まどか、みづき。

 これから中央線に乗り込み、水道橋駅へ。ポケモンのスタンプラリーをやっており、親子連れが大勢駅に降りて、スタンプを押している。

 人混みの新宿から、人通りは少ない神保町界隈へ。別世界のよう。オフィスや大学などが休みだし、古本屋も休みだからだろう。こういう適度に人の少ない街並みが落ち着いて好きだったりする。なんか自分の存在が、世間に許されている気持ちがするのだ。働いていないことを、社会に責められてない感じ。

 吉野家で昼飯をすませ、ドトールコーヒーへ入る。ここは予備校時代にもよく入った店だ。オレンジ色の光りが包む店内は、どこか都会という海の底にある岩の隠れ家のようで、落ち着ける。

 何故にドトールへ入ったかというと、このあと4時から銀座で小池唯ちゃんのイベントに参加するのだが、渡すプレゼントに添える手紙を集中して書くためだ。どうも家では集中できないで、こんな土壇場にならないとやれない。相変わらすやることが遅い。

 1時間ほどで書き終わり、書泉ブックマートへ。先日予約しておいたアイドルイベントの、整理券の受け取り。何か良い本あるかなとブラブラ店内を見ているものの、腕時計に目をやったらもう3時10分。やばい、そろそろ銀座へ移動しなければ。

 福家書店銀座店に着いたのは、3時45分頃。数人のオタクが通りにいる。福家の前の通りは、日曜日は歩行者天国なので、邪魔にはならない。それにオフィス街でもある銀座は、人通りも少なめだ。

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↑福家書店銀座店。

 開始10分前に店員が拡声器で、整理券番号を呼び出していく。会場は2階の売り場の一部をスペースに変えて作っている。オタクは、2階までの階段に並ぶ。

 私は23番なのだが、列に並んだら私の前は1人しかいなかった。彼は店員と親しげに話しており、会話の内容から一人で10枚くらい券を買っていることが分かる。しかしそれでも私の券の番号まで10番以上間がある。この間の人はどこへ行ったのか。

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↑整理券。

 マスコミの囲み取材が終わり、4時10分頃イベントスタート。二人目なので、割りと早く順番が来る。

 唯ちゃんは水色のフリフリのワンピースで、すっごい可愛い〜。髪の毛も緩やかに巻きが入っており、可愛さを引き立てている。私は整理券を一枚しか買えなかったので、写真撮影も一枚だけ。手をハートの形にしてもらってパチリ。

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↑この日の小池唯ちゃん。ガーリッシュで可愛い〜。

 予想外に早い番号なので、すごい緊張してしまい、うまくトークできない。唯ちゃんも芸能界に入り立てで、イベントも2回目なので、オタク相手にまだうまく話ができない。私はとりあえず、おハガキを頂いたお礼とかを述べた。夏休みはどうですか?と訪ねると、「部活動で忙しいです」とクリクリした眼差しで答える唯ちゃん。ハガキには吹奏楽部でパーカションを担当していると書いてあったが、相当頑張っているのだろう。彼女のブログによれば、部活で日焼けしてマネージャーさんに注意されたらしいが、確かに二の腕を見るとこんがり焼けている。でも健康的で良いなと感じる。

 マネージャーさんらしき女性が側にいて、「何か(サインに添える)言葉があったら、書きますよ」と言われ、突然なので思いつかず、とりあえず私の名前と日付を入れてもらった。こんな平凡なのではなく、メッセージとか書いてもらえば良かったなぁ。まだ初々しい彼女が、どんな言葉を書いてくれたのだろう。

 安物のプレゼントを渡して、握手して終了。唯ちゃんの手は、パーカッションをしているせいか、少しガサッとした感じだ。皮膚が厚い感じ。それにしても、もっと彼女のトークを引き出せたら良かったのになぁ。

 夕暮れの銀座にも、ちらほら子供連れがいる。側には博品館というオモチャ屋さんがあるせいだろう。背中と額にじっとり汗をかきながら、子連れの側を子役オタは家路に急ぐのだった。

2006年07月02日

初々しい唯ちゃん

 早めに行くと、良いことがあったりする。今日は小池唯ちゃん(15歳)のファースト写真集とDVD発売記念イベントで、神保町・書泉ブックマートへ来た。電話でのイベント申し込みだったので、早めに整理券を受け取るために来たのだが、2階のアイドルフロアにはオタクが多くたむろっている。何故に蒸し暑い店内にこんなに集まっているのかと思っていたら、やがてある若い女の子(18歳くらい?)とスーツ姿のマネージャーらしき人がやってきた。今度ここでイベントをやる女の子の店頭宣伝のようだ。女の子が直接、宣伝のチラシを配るらしい。書店の人が、撮影はご自由になさって下さいとアナウンス。ああ、それで、オタ達はここに集まっていたのか。

 私は全く知らない子だったが、撮影フリーということで、写真撮影の列に並んでみる。我ながらミーハーというか。でも商品買わないのに撮影可というのは、めったにないチャンスだ。

 私の番になって、3ポーズ写真を撮らせてもらう。すごく落ち着いていてあたりの柔らかい子で、こちらの要望に気軽にポーズをとってくれる。

 握手をして、チラシを受け取ると、名前は百瀬実咲ちゃんというのが分かる。なんでもミス週刊プレイボーイコンテストで、2005年準グランプリを受賞したそうだ。これを執筆時にネットで調べたら、サンミュージック所属の20歳。なんだ成人しているのかぁ。どうりで落ち着いているはずだ。それにしても、千里の道も一歩からで、地道な宣伝活動お疲れ様です。売れてからもこういう経験を忘れないで欲しい気がする。

 ともあれ、早めに来て、思わぬアイドルさんの写真が撮影できて、得をした。
 
 イベント開場の近江屋ビルの外には、すでに列ができている。さぁ、これから本命の小池唯ちゃんのイベントだ。並んでいる数は、そう多くない。パッと見80人くらいかな。まだ新人だということと、写真家の会田我路の物なので、DVDの値段が通常より少し高いので、敬遠されたのかも。私も高いな〜と思っているが、唯ちゃんのあまりの美少女ぶりに、参加を決めたのだった。

 開始時刻の12時を7分ほど回って、イベント開始。私の番号は55番。これだと1時間くらいは待たされるかな。

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↑整理券。

 果たして1時間15分ほど待たされて、私の番となった。

 目がクリクリしていて、リスみたいで可愛い〜。顔がちっちゃい〜。告知写真ではふっくらした印象だが、実際はそうでもない。紺のチェックのワンピースの上に、白いジャケットを着ていて、親戚の結婚式に行くような、とても清楚な衣装。

 まずはご挨拶から、写真撮影。まず手でハートを作ってもらってパチリ。続いて個人的趣味の招き猫のポーズで。最後に手を合わせてお願いのポーズをパチリ。

 続いてツーショットチェキとすすみ、サインへ。彼女のブログを読むと、今日に向けてサインの練習をしてきたそうだ。なんでも書道は4段の腕前で、そのことを話しかけると、唯ちゃんは照れ笑い。まだデビュー間もないので、どう切り返して良いか分からない感じだった。

 サイン本とサイン入りDVDジャケット、生写真、ツーショットチェキを受け取り、握手して終了。もうちょっとお話できれば良かったなぁ。安物のプレゼントを渡して、退場。

 事務所スタッフさんのオタクを気遣う腰の低さも、好感度が上がった。唯ちゃんをプッシュしようという気概も強く感じられた。

 それにしてもとってもピュアな感じで、可愛かった〜。子役好きとしては、もう2年早くデビューしてくれればなぁという思いもある。中三だから、来年にはジュニアアイドル卒業となってしまう。このピュアな感じのうちに、どんどん写真集やDVDを出して頂ければ。将来は、ベビーフェイスなルックスとは裏腹に男を二股かけて『フラッシュ』されるような、どこぞのアイドルあがりのアナウンサーみたいな女にはならないことを願う。

 外は雨が降り出していた。とりあえず、昼飯だ。久しぶりに書泉近くにある、キッチンカロリーへ入る。

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↑キッチンカロリー。

 ここの定番メニューのカロリー焼きを注文。安いし、まだ食べたことがないので。店内は体育会系の男子らしき客達で、満員である。一部おばあさん連中もいた。

 しばらく待つと、カロリー焼き到着。「熱いから注意してね〜」と、元気なご主人の大きな声。

 カロリー焼きというのは、丸い鉄板の上に大量のパスタが敷き詰められ、その上に牛肉とタマネギの炒め物があり、頂上にクリームコロッケが一個ポンと置かれているというもの。一口牛を口に運ぶと、ちょっとしょっぱくて濃いめの味がご飯を進めてくれる。ただ牛が少し少ない感じなのは、ちょっと残念な感じ。でも肉汁がからみ鉄板で焼けたパスタも、十分おかずたりえる存在感。

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↑カロリー焼き。ライス付き650円也。

 クリームコロッケは、箸で割くと、クリーミーなクリームが顔を出す。口にすると、ほんのり甘い。香ばしさの中に、アクセント的にこのクリーミーさが引き立つ。

 あっという間に完食した。650円也。立ち食いそば屋のセットメニュー(そば+丼物)より、150円くらい高いけれど、その差は大きい。充実度が違い、とても幸せ感を感じる。また食べたい。

 最近は体力も落ちて疲れやすいので、早々に帰路についた。私にとっては神保町は散財の街だし、お財布を守るためにもその方が良い。・・・と言いながら、実は書泉で2冊マンガを買ってしまったんですがね(撃沈)。

 唯ちゃん、初イベントお疲れ様でした。初々しくて、良かったですよ。

2006年05月20日

アイドルとカレーで明るい気分

 朝一で池袋シネリーブルにて、映画『間宮兄弟』を観る。

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     ↑『間宮兄弟』チケット。

 正直期待はずれという感じ。すごく心地よさをこの映画に求めたのだが、ちょっとほろ苦い感じ。コメディーなので場内は爆笑に包まれる場面が多かったので、面白い映画という感想の人は多いと思う。私のこの作品を観るにあたって望んでいたことと、実際の内容が合致しないところで、期待はずれという感想を抱いた面はあろうかと思う。

 間宮明信(演:佐々木蔵之助)と間宮徹信(演:塚地武雅)は、30過ぎだがマンションに同居して仲良く暮らす兄弟。彼らは真面目で不器用で優しくて、オタクでもある。そんな兄弟の、恋にまつわるほろ苦い失恋模様が描かれる。

 私はオタクが素材になるとどうしても『電車男』的な、オタクのハッピーエンドラブストーリーを期待する部分があった。私がオタクで、ブサメンであるがゆえに。しかし実際間宮兄弟は、それぞれに女性にふられてしまう。

 兄弟を取り巻く女性は、どれも間宮兄弟より恋愛経験豊富で、兄弟は不器用で優しいことをいいことに、暇つぶしの相手にされている感じだ。またはハッキリ拒絶する女性もいたり、暴力バーとグルのキャバクラ嬢だったり。唯一兄弟に優しい女性は、彼らの母親順子(演:中島みゆき)だけだ。

 二人はそれぞれの恋に破れ、二人でこれからも平凡に生きていこうと決意するのだった。でもこれでいいのかな・・・。

 オタクは第三の性だという言葉をどこかで聞いたことがある。詳しい意味は分からないけれど、間宮兄弟にはそんな言葉を思い出させた。間宮兄弟は、兄弟でありながら、親友であり、恋人のようでもあり、夫婦のようでもある。男女の関係までも、二人で充足し合っている。仕事以外で、女性という世界とつながらない。

 『電車男』でのカタルシスは、主人公の男が女性と結ばれることで世界が広がったという開放感とカタルシスがあったが、『間宮兄弟』では最終的には二人の心地よい殻に閉じこもろうと決意するものだ。そこが作品を閉鎖的なものにしている。

 クレジットが終わった後、家で映画を観ている間宮兄弟の頭上から金だらいが落ちて、弟の徹信を直撃するという意味不明の「ドリフ・コント」もどきの演出があったが、ちょっとしらける。閉鎖的な世界を、なんとか笑いで解放しようとしているかのようで苦しい。

 ところどころ兄弟が犬のぬいぐるみ姿になったりするのだが、演出意図が分からない。女性に初(うぶ)で、少し手玉に取られている感じを、犬に例えたのだろうか。

 ちょっと勘ぐると、男性としての性を諦めた感じもある間宮兄弟のことを、女性に全く無害な去勢された犬に見立てているようにも思えた。

 私にも弟がいるが、結婚して仕事も忙しく、私が無職のせいもあるが、フィーリングが合わない感じになった。たまに彼が来ると、私が気を遣って話題を探したり。兄弟の上下関係が逆転した感じ。だから本当は、間宮兄弟の仲むつまじさが羨ましいところもあるのだけれど。

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↑劇場内のポスター。主演の佐々木さんと森
田芳光監督のサインあり。

 観終わって、今度は急いで秋葉原に移動。午後2時からヤマギワソフト館にて、Jr.アイドル麻亜里ちゃん(14歳・中学3年生)のファーストDVD『いざない』発売記念イベントに参加するため。麻亜里ちゃんは、昨年度より『おはスタ!』(テレビ東京系)のアシスタント・キャンディーミントのメンバーとして活躍している子だ。

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  ↑ヤマギワソフト館。

 集合時間ギリギリにヤマギワにつくと、通りにはファンが大勢集結。ネットをちらちら見ていると、あんまり整理券がはけてない感じだったが、フタを開けたら60人くらいのオタクが集結。通りを歩く修学旅行の中学生らしき女子達に、「マジ、キモイんだけけど」と言われている。私も含めて、ね。同じ中学生でも、今日の麻亜里ちゃんは口が裂けてもそんなことは言わないプロですぞ。それに彼女は今日は修学旅行だったのに休んで、このイベントに臨んでいるのだ。プロです。

 ヤマギワイベントは、整理番号順に並んで、8階のイベント会場へとぞろぞろとエスカレーターと階段を乗り継いで移動する。

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          ↑整理券。

 午後2時ちょっと過ぎ、まずは司会の若手お笑いコンビが出てきてスタート。フィットネスクラブといったかな。とても軽快なテンポで、笑いも面白く、司会に慣れてる感じ。少し太り気味な方が、「獣神サンダーライガーと身長体重が同じです」と言ってつかみの笑いをとっていたが、プロレスファンなのかな。

 オジサン達の野太い「まありちゃ〜ん」の大合唱で、麻亜里ちゃん元気にステージに登場。白のワンピースに、丈が短めのデニムの半袖を羽織っている。足下は素足にミュール。初夏を思わせる清涼感のある衣装だ。

 まずは『おはスタ!』お決まりのご挨拶「おーはーっ!」。会場は一気に盛り上がりを見せる。

 内容はトークコーナー、質問コーナー、プレゼント争奪ジャンケン大会、握手&写真撮影というもの。

 トークでは、麻亜里ちゃんの特技の話。『おはスタ!』内でテリー伊藤のマネをしていたが、モノマネをするきっかけは?という問いに彼女は、番組スタッフに若手お笑いピン芸人のパッション屋良(やら)のマネを披露したのがきっかけだったとか。目の付け所が、14歳の女の子のチョイスではないところが面白い。続いてサルの顔マネも披露。かなり変顔です。美人なのに、躊躇せずに素早く応じてくれるフットワークの軽さが良い。似てなくても、勢いで楽しませてくれる。

 また最近は「8の字巻き」が特技だとか。テレビカメラクルーが、カメラのコードを8の字に巻き上げるのを見てマスターしたとか。早速手持ちのマイクのコードでやってみせるが、ちょっとたどたどしい。でもご愛敬。番組で手品を色々マスターしたはずだが、なんで特技にしないんだろうなぁ。

 質問コーナーでは、あるファンが「今度の月曜日に『おはスタ!』に出演するにあたって、ここに来た人達だけに分かる合図をして欲しい」と提案。ナイスアイデア。その彼は「今回のDVDのタイトル『いざない』にちなんで、手招きしてもらえませんか」とリクエスト。麻亜里ちゃんは快諾して、番組のどこかで手招きのポーズをこっそりしてくれるそうです。興味のある方は、見てみてね。私もビデオチェックしておきやす。

 トークコーナーで話に出たのだが、『おはスタ!』出演時は、午前3時起きのスタジオ5時入りだそうだ。彼女は福島から単身出てきて祖母のいる埼玉に住んでいるらしいので、色々大変そうだ。1年目の頃は放送後に学校に戻ると、授業中眠ることも多かったらしい。今回のDVDも、『おはスタ!』生本番後にすぐ撮影で、終電間近まで仕事していたそうだ。朝から晩まで働いて、すごい14歳だ。私にはマネできない。芯の強い女の子です。

 ジャンケン大会では、麻亜里ちゃんのサイン入りポラ5枚を争奪。彼女とジャンケンして、負けたりあいこで失格。私は一回目で負ける。麻亜里ちゃんは、チョキを連発。フィットネスクラブにそれを突っ込まれると、「ピースだから良いんです」。平和を愛する麻亜里ちゃん。

 最後に麻亜里ちゃんからご挨拶。
「始まる前は緊張して足が震えてましたが、皆さんと楽しく過ごせました。ありがとうございました!それと、この後午後4時から書泉ブックマート(神保町)でもイベントをするので、ぜひ来て下さい!」

 書泉イベントの際には、合い言葉を言うと、サイン入り写真がもらえるというアナウンス。ヤマギワと書泉両方に参加したファンに向けての、特典だ。合い言葉は麻亜里ちゃんの発案で、「私の特技は?」と彼女が言ったら、「8の字巻き」と答えるというもの。私も行きたいけれど、予算がないので、参加はできず。会場の雰囲気では大半は、この後書泉へゴーらしい。

 いよいよ握手会&撮影会。今回は撮影タイムというのはなくて、麻亜里ちゃんの前に行って正面から1枚のみ撮影。撮影タイムが欲しいところだが・・・。

 二枚以上DVDを買った人はツーショットチェキの特典があり後回し。ほとんどが二枚以上買ってるので、いきなり一枚購入の私の番が来る。心の準備できてないのに〜。

 ステージにのぼり、麻亜里ちゃんの前に立つと、「おはーのポーズとかしましょうか!」と積極的に明るく言ってくれる。焦っているので、それでお願いする。手ぶれしないように、パチリ。それにしても気さくで明るい女の子だなぁ。

 「毎朝、元気をもらってます。修学旅行けなくて残念ですね」と私が言うと、「ありがとうございます!皆さんに会えたから、(修学旅行けなくても)全然大丈夫です!」と笑顔で明るく答えてくれた。彼女の笑顔が、真っ白に輝いて見えた。2回握手して、嬉しい気分で会場を後にした。

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↑この日の麻亜里ちゃん。おはポーズをしてくれた。


 このところ精神的にも低調で、風邪気味で身体がすごくだるかったのだが、来た甲斐があった。あの笑顔を間近で見られ、写真撮影も、後でデジカメの液晶で確認したら、手ぶれなく撮れていたので、大満足だ。

 さて、これからお腹にエネルギー注入。昼飯だ。前から行こうと決めていた、『ゴーゴーカレー』へと向かう。秋葉原駅の昭和口からすぐのところに、秋葉原店がある。『ゴーゴーカレー』は、『元祖でぶや』(テレビ東京系)で紹介されたカレーチェーン店で、番組見て以来一度行こうと思っていたのだ。

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   ↑『ゴーゴーカレー』秋葉原店。

 午後2時45分頃だったが、店内はなかなか盛況だ。食券制になっていて、ロースカツカレーをチョイス。ライスの量が、ヘルシー(少なめ)、エコノミー(普通)、ビジネス(大盛り)、ファースト(特盛り)に別れており、無難にエコノミーにする。650円也。

 ちょっと無愛想な若い店員さんから、銀色のアルミの大きなそら豆型容器に入った、ドンと目の前にカツカレー着陸。キャベツが添えられている。またスプーンではなく、丸い形のフォークがついてきた。カレー屋さんでは、珍しいことだ。

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     ↑ロースカツカレー、堂々のリングイン。

 カレーの色は、蜂蜜のように黒。とろみがかなりついていて、ゆるいカレーが好きではない私には、好みのカレーだ。カツには、あらかじめ店オリジナルのソースがかかっている。

 一口パク。うん、コクがあって、舌に味がからみつく。うま味のある辛さだ。そしてかなり濃いめの味付けなので、ソースや醤油をかけなくて良いほど(かけてしまうと、味が濃すぎて辛味のバランスを壊してしまいそう)。なんかお笑いのアンタッチャブル・山崎弘也みたいな愛想の良い営業マンが、舌を通じて自己紹介をしてくる感じのカレーだ。嫌みはないが、押しは強い味付けだ。
カツは、ちょっと薄いけれど、ほのかに肉の脂の甘みがあって、まぁまぁの味。揚げたてなのもサクサクで良い。

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      ↑幸せの断層。


 ごちそうさま。エコノミーなのに、かなりのボリュームでお腹一杯。また来たくなるような、明るい気分になれる元気なカレーだった。

 身体はヘトヘトなんだけど、麻亜里ちゃんと『ゴーゴーカレー』で気分が少しだけ明るくなって、秋葉原を後にした。そういえば『間宮兄弟』でも、兄弟がカレーパーティーと称して女性達を家に招いていた。カレーで始まり、カレーに終わった日とも言える。一緒にカレーを食べてくれる彼女がいればいいんだけどね。

2006年05月07日

お疲れ様

 曇り空の東京。時々強い風と雨が吹く。ここは神田神保町・書泉ブックマート。Jr.アイドル藤井玲奈ちゃんのDVD発売記念イベントへとやって来た。

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  ↑書泉ブックマート。

 今年3月6日のブログでは、玲奈ちゃんへの気持ちが冷めたような記事を書いたが、今回のDVD『むすんでひらいて』のジャケットを見て、萌えを感じてしまい、イベント参加を決めてしまった。

 イベント開始は12時から。開始1時間前に書泉ブックマートに着いてしまい、店内をブラブラしたり、時間を潰す。私は書泉の4階が好きだ。ここは手塚治虫や藤子不二雄、石ノ森章太郎、横山光輝、水木しげるなど、漫画界の大御所の作品や懐かしマンガの復刻版が並べられているフロアーなのだ。ガヤガヤと若い客が多い他の階の喧噪とうって変わって、ゆったり静かな空間が存在する。陳列された懐かしいマンガ達との対話が、心穏やかにしてくれる。

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      ↑告知の張り紙。

 開始時間になったので、書泉隣の近江屋ビルにできた列に並ぶ。私は51番。外は雨がぱらついている。オジサン達の地味な色の傘の花が咲く。玲奈ちゃんの前に行けるのは、1時間後くらいかなぁ。

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      ↑整理券。

 などど予想していたら、甘かった。列がなかなか進まないのだ。玲奈ちゃんのいる部屋までたどりつくのに、実に1時間30分。私は列に並びながら何度もその場にしゃがみ込んでしまった。周囲は私と同じオジサンばかりだが、しゃがんでいるのは私くらい。長時間立ってられないほど、私の筋力が落ちてきてしまっているのだろう。

 私の番がやっとくる。玲奈ちゃんは白の半袖のセーラー服。公称143pの彼女だが、実際の彼女はほんとうに細くてちっちゃい。そして子犬のような可愛さ。12歳の中学1年生だが、まだ小学5年生といっても通じる。

 今回のスナップ撮影は、DVD1本につき2枚、連動のムック『チューボー』1冊につき1枚。私はDVDとムック一つずつ買ったので、計3枚スナップが撮れる。先週神崎美優ちゃんのイベントで、ピンぼけ写真を撮った失敗を繰り返してはならない。

 玲奈ちゃんの前に進んで、まずはお願いポーズをとってもらう。次にネコのポーズ、最後にハートのポーズ。ハートではまたしても手が震えてしまい、ハート型に組んだ手が見切れてしまった。あぁ、またしても。どうしてこう撮影が下手なのだろうか。

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    ↑この日の藤井玲奈ちゃん。

 続いてツーショットチェキ。玲奈ちゃんは背が低いので、私が彼女の背丈まで屈んで撮影。私がピースポーズをしたら、彼女はそれに気づいてくれて、マネしてピースしてくれた。

 そしてムックへのサイン。ここでイベントの進行が遅い要因の一つが分かる。玲奈ちゃんは非常にゆっくり丁寧にサインをするのだ。

 サインしてもらう間、玲奈ちゃんに、
 「(DVDの)見所とかありますか?」
と尋ねたら、彼女は身体を困ったように少しくねって微笑んで無言だった。列で待っている間、サイン会から出てきたファン達が、「あんまり話してくれいないんだよ」と口々に言っているのを聞いていたが、まさにその通り。目の前の彼女は、お話してくれないのだ。オタクとの会話に慣れてないというか、照れ屋さんなのか、私の問いかけが不適切だったか。彼女の名誉のために言っておくが、愛想がないという意味ではない。

 玲奈ちゃんから笑顔で「ありがとうございます」と声をかけてもらい握手をしてもらって、部屋から退場。廊下に置いておいたバックに、DVD、サイン入りムック、サイン入りDVDジャケットなどを入れていると、関係者さんの声が耳に入ってきた。並んでいるファンに、一端休憩を取らせて欲しいと理解を求めているのだ。開始からもうすぐ2時間になろうとしている。玲奈ちゃんは相当お疲れなのではないか。あの会話のなさも、もしかしたら疲れのせいがあったのかもしれない。

 そういえば、3月から4月にかけて玲奈ちゃんは、ライブ、特撮系のオリジナルDVD出演、舞台出演、そしてこのDVD撮影に、中学進学。ほとんど心と身体が休む暇はなかっただろうと想像する。お仕事に学業に、お疲れ様です。

 ビルを出たら、雨は降り止まず。午後2時近くでいい加減腹が減っているので、書泉近くの立ち食い店『小諸そば』に入る。ここは初めて入るのだが、店内はキレイで店員も活気がある。安くてドンとしたものを食べたくて、カレー丼を注文。420円也。

 これがなかなかスマッシュヒットだった。ドロッとして、ちょっとショッパ味とコクのあるルー。私好みの味だった。そこそこいける味だ。

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    ↑『小諸そば』のカレー丼。

 帰りの電車の中では、母親に抱きついて眠りこける子供を見かけた。母親も疲れた表情を見せている。家族サービスの帰りだろう。ゴールデンウィークももう終わりだなぁ。玲奈ちゃんも、休みなのにイベントでファンサービスだ。自分以外の人間にサービスすることに無縁な自分にちょっと後ろめたさを感じつつも、疲れて車内でまどろんだ。

 明日から玲奈ちゃんは学校か。本当にお疲れ様です。

2006年04月30日

Jr.アイドル、のちウルトラセブン

 関東地方は初夏の陽気。絶好の行楽日和だ。私はというと、久しぶりのJr.アイドルイベント参加である。

 家族連れやカップルが多い都内を、神保町・書泉ブックマートへと向かう。本日のアイドルさんは、神崎美優(かんざきみゆう)ちゃん、12歳の中学1年生。美優ちゃんのファースト写真集&DVD発売イベントである。

 私は電話予約しておいてのだが、書店で整理券を受け取ったら、なんと22番。意外に若い番号なので、ビックリ。今日は早く順番が来そうだ。

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        ↑整理券。

 午前11時、イベント開始。開場と同時に、会場の近江屋ビル(書泉の隣)の中に入ることができる。開始早々美優ちゃんのいる部屋のすぐ前の廊下まで、来てしまった。意外と早い展開に、気持ちの準備やらカメラの準備やらができてなくて、焦る。

 でもここから30分ほど牛歩になる。複数枚買うファンなどがいるからだ。買った点数ごとにスナップ撮影ができるし、写真集にはその場でサインだから、手間がかかる。

 私の何人か前の人は、写真集を10冊くらい買っていた。これなどは極端な例だろうが、やはりイベントの進行は止まる。この人は、おそらく転売屋ではないだろうか。

 いよいよ私の番である。私が今回美優ちゃんのイベントに参加する要因の一つが・・・彼女の衣装が水着なことである。うわぁ、皆さん、スケベな動機ですみません。アイドルさんが水着で現れるイベントに参加するのは、私は初めてである。アイドルも高校生以上になると、水着を披露というということは珍しくないが、中学1年生の水着姿というのは、まだまだ少数だ。どんなもんだろうと、期待していたのだ。

 美優ちゃんは、ヒョウ柄のビキニでお目見えだった。生地面積が多めなのは、致し方ないだろう(何を期待している、俺!)。ただ水着は、身体にフィットする素材なので、ほんのりセクシーである。

 それにししてもスレンダーだ。手足が本当に細い。ボディーもとてもスリム。

 写真で見ると美優ちゃんはちょっときつめな顔なのだが、実際の彼女はとても女の子らしい柔和な表情を見せてくれた。生で会ってみないと、女の子は分からないものである。ニコニコして、とてもガーリッシュ。

 私は写真集とDVDを一本ずつ購入なので、撮影は2回。それとツーショットチェッキが一枚。

 彼女の前へ出て、「お願いします」と一礼して、カメラを構える。せっかく水着だから、まずは腿から上を撮影。少し身体をS字にしならせてくれたので、彼女のボディーのしなやかさが上手く撮れた。続いてもう一枚は、招き猫のポーズをリクエストして、バストアップを撮る。その際緊張してちょっと手がぶれてしまい、できあがりが心配になる。非常に小悪魔チックな可愛い表情をしてくれたのに、ぶれた写真なんて残念なのだが・・・。

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  ↑この日の神崎美優ちゃん。

 ツーショットチェキを撮る際に彼女と並んだのだが、近くで見るとよけい華奢なのが分かる。それと小麦色の肌。地黒なのかな。

 写真集にサインを入れてもらいながら、美優ちゃんに質問。

 「この写真集のお薦めのところはどこなんですか?」
 そしたら彼女は待ってましたという感じで、セールスポイントを話し始めた。
 「花の水着とか、表紙で着ている水着とか、色々あります!」
 
 すごいハキハキとしゃべって、事前によく考えてきた答えだなと感じた。イベントに向けてしっかり準備してきたことが分かり、好感が持てる。私はJr.アイドルファン歴は浅いが、こんなにしっかりセールストークできるJr.アイドルさんに会うのは、初めてかもしれない。

 終始女の子らしい柔らかな物腰で、ニコニコしている美優ちゃん。素直な子なんだろうな。プレゼントとお手紙を渡し、握手。とても大きな手で、ちょっと驚く。指が細く長い指でちょっぴり冷たい手だった。

 実は写真ではちょっとキツ目のお顔で、イベントに参加するのは少しためらったのだが、参加して良かった。生の美優ちゃんは、非常に女の子らしい、礼儀正しい、笑顔の素敵な可愛い子であった。参加して良かった。

 会場を後にして、私の枯れかけているオスの部分に、少し潤いが出る。フェロモンが出るのだろうな。やはり生の女の子に触れあうのは、心に潤いが出る。ときめくことって、大切だ。イベントの朝は早くて衰えた肉体的には辛く、家族にもイベントのことは内緒で出かけるので後ろめたいのだが(だって小中学生の女の子に会いに行くなんて言えない)、こうしてアイドルさんと会話を交わし触れあえると、よどんだ沼に清水が注ぎ込むように心動き、来て良かったと感じる。

 さぁ、今度は急いで次の目的地へ。大手町にある逓信総合博物館へ向かう。

 神保町から半蔵門線で、大手町へ。逓信総合博物館に着いたのは、午後12時半頃。何故ここに来たかというと、『ウルトラマンキッズテーマパーク』がここで行われ、このイベント限定の『ウルトラセブン』ソフビが売られているからだ。ゴールでウィーク期間中の開催で、今日はもう3日目。ソフビはもう売り切れてしまったかもしれない。この限定ソフビの存在は、昨日ネットでたまたま知ったので、ちょっと出遅れた感じだ。

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     ↑逓信総合博物館。

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        ↑看板。

 110円の入場券を券売機で買って、入場。テーマパークは1階で行われているようだ。家族連れでごったかえす中、ともかくグッズ売り場へ急行。とにかくまずは限定セブンの確保だ。

 売り場に行くと、あったあった。まだまだ30個ほど店頭に並んでいた。良かった〜。

 今回の限定セブンソフビは、額のビームランプに両手をかざした、エメリウム光線ポーズをしている。これは2年前に発売された『ウルころ』というDVDに梱包されていたソフビと同型なのだが、違いはクリア成型であること。興味のない人には、なんだか分からないでしょうが。クリアにする意味は分からないのだが、セブン好きだし限定だし、ということで購入。

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↑限定セブンと限定仕様のパッケー
ジ。

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     ↑クリア成型でエメリウム光線ポーズ。
 
 子供達はセブンよりも、今放送中の『ウルトラマンメビウス』の方が気になるようで、そちらのソフビは品薄だった。まぁその方が私的には限定が購入しやすくて良い。

 ダメ元で来たので、ゲットできて満足。満たされた気持ちで、改めて会場をカメラ片手に見て回る。1階の展示会場は、撮影フリーなのだ。
 
 会場にはウルトラマンのスーツが展示されていて、子供がウルトラマンの側に立って、親たちがそれをカメラに押さえている。子供達は皆腕を十字に組んで、スペシューム光線のポーズをしてるのが微笑ましい。私もよくやったな。

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        ↑会場俯瞰。

 バルタン星人、ゼットン、エレキング、ミクラス、ベムスター、等々、お父さんが子供達に怪獣の名前を語りかけている。皆小さい頃ウルトラシリーズを観て育ったお父さん達(私も同世代)。親と子供で、怪獣に胸ときめかせる。良い光景だなぁ。

 ウルトラシリーズの良さは、暖かさと安心感だろうと思う。それがこれだけの親子連れを惹き付けるのだろうと思う。

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↑デジタルカネゴンが公衆電話をかけている展示物。郵便、通
信の博物館らしくということで、電話なのかな。

 会場を見て回り、ちょっともよおしてきて、トイレに入った。大の方で用を足していると、隣の個室から男の子の歌声が。

 「きみ〜にも〜見え〜る、ウ〜ルトラの〜ほ〜し〜♪」
 
 私も幼少の頃歌った、『帰ってきたウルトラマン』の主題歌である。男の子のあとに続いて、お父さんらしき人も一緒に歌い出した。

 私がトイレから出ると、その親子連れも出てきた。男の子は4歳くらい。私が『帰ってきたウルトラマン』を観た頃と、同じくらいの歳の子だ。35年前のウルトラマンの歌を、今の4歳が嬉しそうに歌うという事実に、ウルトラファンとして嬉しく思う。

 公共の場で大声で歌うのはマナー違反、と感じることはなかった。それよりもあまりに幸せそうに親子がウルトラマンの歌を歌っていることに心温まる思いだった。こうして親から子へウルトラマンが押しつけでなく語られていいくのは、ウルトラファンとして、いや日本人として嬉しい。

 どこかの国のように、国歌を強制的に歌わせようとしているのとは違い、自然に歌が親から子へ歌い継がれており、精神の自由を感じる。ウルトラマンを生んだ日本という国を親しく近しく思う、こういう国の愛し方があるのではないか。法律でわざわざ定めなくとも。永田町のセンセイ方よりも、ウルトラマンの大きな背中が、子供達に色んなことを語ってくれるのはないだろうか。

 ただ今の親たちは、叱らない人も散見される。子供が逓信博物館の展示物などを、ガタガタ乱暴に動かしても、注意しなかったり。これだから、永田町のセンセイ方達からつけ込まれるのだ。まぁヒッキーの私が言うのも、説得力がないのだが。館内にウルトラマン達が巡回して、子供達を無言で諭してたらどうなのかしら。

 ともあれ神崎美優ちゃんにときめき、限定セブンも手に入れ、微笑ましい親子連れに心温まった私は、初夏の穏やかな風に乗って、帰路についたのだった。

 帰宅度イベントの美優ちゃんの画像を確認したら、案の定一つは手ぶれでピンぼけ。せっかくの可愛い笑顔が台無し。ガックシ。

2006年04月13日

アイドルDAY

 朝、重い足取りで家の階段を居間へと下りていくと、階段の途中にハガキが2通ある。Jr.アイドルの小池里奈ちゃんと加藤美月ちゃんからのハガキだ。

 昨日は郵便がなかったと思っていたが、母に聞いたら、朝刊を取りにいったらポストに入っていたとのこと。遅い時間に配達されて、一晩ポストに入ったままだったのだろう。

 ともあれ、朝からテンションが上がった。二人ともイベントで渡した手紙のお返事だ。別々のイベントで所属事務所も違う二人から同時にお手紙がくるなんて、すごい偶然だ。

 里奈ちゃんは、横書きで一行ごとに色の違うペンで文章を書いて、非常にカラフル。美月ちゃんは縦書きで一生懸命書いている感じで、プリクラシール付き。両方とも工夫されていて、面白い。

 里奈ちゃん、美月ちゃん、お返事ありがとうございました。

 今日は精神科へ行く日だ。その前に母を父の入院先の病院へ車で送らなければならない。

 お昼頃病院へ。駐車場で母を待つ。しばらくして、母は父の洗濯物を持って帰ってきた。母と洗濯物を家へ送り届けると、宅配便の車が我が家の前に止まっていた。ちょうどウチに届けに来たところだったようで、タイミングが良かった。

 荷物を見ると、私宛。先月注文しておいたJr.アイドル伊藤麻衣ちゃんの写真集とDVDだった。今日は朝からアイドルづいている。嬉しい。

 精神科へ行って帰ってくると、早速荷物を開けてみる。インターネットで注文した時に特に特典はなかったのだが、生写真が4枚も入っていた。思わぬサービスに、ラッキ〜。

 写真集をパラパラと眺めると・・・いやぁ、可愛いじゃないですか。健康的な笑顔が良いなぁ。クリクリとした目に、ニコッと白い歯が見える。そして・・・良い身体つきしています(女性読者の方、下品ですみません)。

 麻衣ちゃんは12歳で、この4月から中学1年生。写真は小学6年生時に撮られたものだが(ロケ地はサイパン)、すでに女性らしいボディーラインだ。肩や腰骨がドッシリしていて、スポーツが得意だろうなという健康的なボディー。白い肌に小さめの紐ビキニ姿が、眩しいです。定番のスク水とブルマも似合っています。

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↑麻衣ちゃん、その1。

 期待が高まるDVD。写真集と平行して撮影されたDVDだ。動く麻衣ちゃんは、どんな感じの子だろうか・・・。

 動く麻衣ちゃんも、またチャーミング(死語?)。ブリッジから開脚倒立して立ち上がったり、倒立からブリッジしたり、しなやかで力強い筋肉を身につけている。インタビューでジャズダンスや水泳が得意だと話していたので、思った通り運動が得意のようだ。肉付きの良いガッシリした肩や下半身は水泳の賜だろう。中学でスポーツの部活動に入ったら、活躍しそうだ。可愛いし、モテるだろうなぁ。身長は153pというから、中1としては大きいだろう。私の中1時と比較すると、身長も体力も上だ。まぁ、今も体力は負けちゃうだろうけれど。

 アイドルDVDでは、体重は普通言わないが、スリーサイズはアピールポイントなので言うもの。しかし麻衣ちゃんはウエストやヒップをうやむやにしてしゃべらない。結構自分の身体を太めだと思っているのかもしれない。ちょっと大きめのお尻とか(女性らしくて良いのだが)。ちょっとお胸は70pと小さいけれど(でも中1ではこんなものなのかな)、この発育の良い身体は、アイドルとして武器なのではないか。女性としても、適度に丸みがあって女性らしいプロポーションで、魅力的。普通に中学生としても、部活や体育で生きる身体だ。だから麻衣ちゃんがもし身体にコンプレックスを持っているなら、自信持って良いよと伝えたい。なんて、オジさんは思います。

 タヌキ顔でベビーフェイスな顔つきなのだが、インタビューでは「男の子系の」ファッションが好きだという。話し声も少し低めで女の子らしいというよりサバサバした感じで、姉御肌な感じと見受ける。

 顔は、友人からは歌手のBoAに似ていると言われるらしい。そう語る彼女はニコッと笑ったので、BoAに似ていることが嬉しいのだろう。言われてみれば、そう見えなくもないけど、私としてはそんなに似てないかな(麻衣ちゃんゴメン)。

 実は麻衣ちゃんは写真集&DVD発売記念イベントが予定されていたのだが、中止になった。イベントがないので注文をためらっていたけれど、買って大正解だった。これを書きながらDVDを観てるのだが、私的には満足である。

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↑麻衣ちゃん、その2。

 とまぁ、Jr,アイドルに興味のない人には(大半はそうですね)、なんのこっちゃな伊藤麻衣ちゃんの写真集とDVDのレビューでした。

 アイドルづいた一日で、暗くなりがちな私の生活が、明るくなった。

2006年03月12日

急遽参戦

 一昨日のブログで、ハガキをくれたJr.アイドルさんは、桐嵯梨(きりさり/14歳)ちゃん。彼女がハガキで宣伝してくれたイベントが、今日であった。

 当初は行くのを悩んでいたのであるが、彼女のハガキを読んで、久しぶりに会ってみたくなって、急遽昨日イベント参戦を決めた。

 場所は秋葉原のラオックス・アソビットゲームシティー。開始時間は午後1時から。午前11時30分頃アソビットシティーに到着し、イベント関連の7thDVD『ひだまり』を購入。整理券をゲット。

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        ↑整理券。

 イベントまでは時間があるので、アキバをぶらり。今日は春らしい陽気で、ジャンパーを着ていたら少し汗ばんで、途中で脱いだ。

 アソビットキャラシティー→リバティー7号店→ガチャポン会館内の宇宙船→同じくPORD→まんだらけ秋葉原店の順で巡回。オタクの友人のアドバイスのお陰で、今回は迷わず宇宙船に行けた。

 皆オモチャのお店だが、珍しく物欲発生は弱く、見て回るのみだ。今日はなんとなくオモチャを買う気分が盛り上がらない。まんだらけで、バンダイ・ソフビ魂の『仮面ライダー THE FIRST』版の1号2号がショーケースに入っていた。抱き合わせで、3,000円くらい。今年1月の商品なのに、何故・・・?これを執筆中、ネットで検索かけると、Amazonなどの主要な店では完売らしい。そういえば、巡回した店には、どこにもなかったなぁ。ゆっくり買おうと思っていたら、出遅れてしまったらしい。こちらの田舎のオモチャ屋ではどうだろうか?

 巡回も終わり、もう12時30分。そろそろアソビットゲームシティーに戻る。

 建物の5階の外階段に並ぶのがルール。到着すると、3名ほど並んでいた。嵯梨ちゃんはとっても美人さんなのだが、人気は地味なので、そんなに人は来ないだろうと思っていたが、やはりそうか。

 12時55分頃、6階のイベントフロア開場。並んだ順に入室し、抽選箱から座席番号を引く。私は9番だった。

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        ↑入場券。

 開場に並べられたパイプ椅子は、30脚。かなり少人数でのイベントになりそう。だが人数が少ないのは、言い換えると集まるファンはコアな嵯梨ちゃんのファンだと言えるかもしれない。私は人があまり多くてガッツいた人が多いイベントより、こういう少人数の方が落ち着いていて好きだったりする。

 午後1時ちょっと過ぎ、イベントスタート。司会の方が、嵯梨ちゃんを呼び込む。

 嵯梨ちゃんは、黒地にピンクの柄のワンピース。デニムのベストを合わせて、黒のブーツを履いている。髪は両脇に束ねている。可愛いです。ガーリッシュです。

 嵯梨ちゃん、かなりテンションが高い感じ。彼女のイベントは4回目くらいだけど、今までは少し大人しめだった。今日は一番元気な感じ。というかこれが彼女の素なのかもしれない。

 最初は質問コーナー。「質問ある人〜!」と嵯梨ちゃんが問いかけるも静かで、嵯梨ちゃん自ら「シーン」と言ってしまう。積極的に場を盛り上げよう頑張ってくれている。

 ポツポツとファンから質問が出始める。場がしらけないように、司会からも質問が出る。以下一問一答式で再現。なお嵯梨ちゃんは京都の女の子なので、京都弁のイントネーションが出るのが可愛い。それを想像して読んで下さい。

 ファン「学校では何が流行ってますか?」
 嵯梨「王様ゲームが流行っています。割り箸の先に番号を書いておいて、当たった人が命令できるの。」

 ファン「学校では何が得意ですか?」
 嵯梨「字を書くのが好きです。習字は上手いですよ。でもペンで書くとダメ。勉強が嫌いなんです。理科と社会が嫌い。覚えないといけないのはダメなんですよ〜。」

 ファン「これから挑戦してみたいことは?」
 嵯梨「演技に挑戦したいんです。この前DVDのドラマに出たんですが、セリフが覚えられなくて。勉強苦手で覚えるの苦手なんで(苦笑)。」
 それじゃダメじゃん、というファンの笑いのリアクション。

 ファン「好きな俳優さんとか女優さんは?」
 嵯梨「倖田來未さんとか好きです。」
 女優じゃないじゃん!というツッコミ的な笑い起こる。

 ファン「今日の服装のポイントは?」
 嵯梨「女の子〜って感じで。」
 司会「普段はどういう格好なの?」
 嵯梨「いつもは自転車とか乗るんで、ズボンですね〜。ブルームンブルーというブランドが好きなんですよ〜。」

 司会「ちなみに好きな男性のタイプとかは?」
 嵯梨「とにかく、優しい人です。」
 彼女は以前はカッコイイ人と答えていたけれど、目の前のファンを気遣う発言をしてくれたようだ。まぁ集まっているオタク達は、私もそうだけど、正直見た目が・・・なので。

 ファン「東京だったらどこに行きたい?」
 嵯梨「中華街に行きたいんですよぉ。今度修学旅行で横浜の中華街と、ディズニーランド行くんです。」

 嵯梨ちゃんの私物をかけた、ジャンケン大会。ぬいぐるみのお財布、ナイロン製の悪魔の槍、パーティー用みたいな真っ赤なメガネ、ネックレス、撮影用の蝶の飾り(?)、学校で使っているシャーペンの計6点。内容間違ってたら、すみません。

 全員立って、嵯梨ちゃんとジャンケン。負けとあいこは座っていく。私は二回戦で敗退。相変わらず運がない。

 お待ちかね、撮影タイム。一列ずつ嵯梨ちゃんの前に出て、撮影できる。少人数の強みか、撮影タイムは2分間。通常撮影タイムは1分だから、ラッキーだ。

 彼女に積極的に声をかけて、ポーズのリクエストをする。彼女もノリが良くて、生き生きとした表情を見せてくれる。元気でキュートな彼女を撮影することができた。2分あると、ゆっくり撮影できて良いなぁ。

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     ↑この日の嵯梨ちゃん。

 最後に今後の活動の告知。雑誌『Chu→Boh』主催の卒業式イベントと、関西でのイベントなど。「みんな来て下さい〜」と元気にアピール。あぁ、どっちも行けそうにないんだなぁ。嵯梨ちゃん、ゴメンよ。 

イベントも最後の握手会へ。複数購入者はツーショットチェキの特典があるから、後回し。一点購入の私は、すぐに握手の番となる。

 私「すごくテンション高いですが、それが素なんですか?」
 また、つまんないこと聞いているよ、俺。
 嵯梨「そうですよ。いつも元気です。」

 今回は予算もないし急遽参戦でプレゼントも用意してないので、さらに盛り上がらないトークであった。嵯梨ちゃん、ゴメンね。甲斐性もなく、見た目もトークもダメな男で。

 後ろを見ると、かなり人が残っている。ツーショット待ちが多いようで、このイベントは少人数ながら、本当に嵯梨ちゃん好きな人で固められたイベントだったのだろう。

 会場を後にして、昼飯。お腹空いた。久しぶりに『キッチンジロー』で、揚げ物食べよう。ちょっと高いけどね。

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    ↑『キッチンジロー』。

 午後1時40分。店内はなかなか盛況。席がないので、相席でと店員に言われる。

 ここのランチは二品おかずが選べて、850円なのだが、あえて一品のみにして750円のメンチカツランチを注文。100円だけだけど、節約。それに二品は食べ過ぎかなぁと思ったので。

 まずお皿にライス(かなり多め)に豚汁が運ばれてくる。しばらくして、大きめのメンチカツがドン!私の手のひらくらいある。キャベツも多い。

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    ↑ライスと豚汁。

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       ↑メンチカツ。

 メンチに箸を差し込むと、「サクッ」と割れて良いサウンドを出す。口に運ぶと、うん、アツアツで美味い。お腹空いていたから、なおさらお腹にしみる。中の肉も甘みがあって良いなぁ。

 少しずつメンチを切り崩して口に入れつつ、ご飯と食べ合わせて味のハーモニーを楽しむ。

 ごちそうさま。私にはメンチカツ一品でちょうどお腹が膨れたので、二品頼まなくて正解。

 食後は何処へも寄らず、まっすぐ帰路についた。とりあえず今日から大相撲の大阪場所の初日だから、帰ってテレビ観戦だ。

 『仮面ライダー THE FIRST』のソフビは、後日探すとしよう。

2006年03月09日

ショック

 好きだった子の、セクシャルな姿や話は聞きたくないものだ。

 先ほど何気なくネットサーフィンしていたら、引退していた元アイドル栗林みえが栗林三枝と改名して、昨年6月に復帰していたという記事を見つけた。

 栗林みえといえば、一般的な知名度はないが、私にとっては忘れられぬアイドルであった。

 1999年、『千年王国V銃士ヴァニーナイツ』という深夜の特撮ヒーロー物があった。ヴァニーナイツという3人の女の子が、ある冴えない青年を守って闘うというお話。

 その主人公、アリエル・ヴァニー/守野ありす役を、栗林みえ(当時)が演じていたのだ。ありすはちょっと天然ボケのメイドさんという役で、渡辺慶(グレートチキンパワーズ)が演じるダメなオタク青年の藤田和幸の家に住み込みで世話をする。若さに似合わず丁寧な言葉を使い、今で言うところの萌えキャラであった。

 和幸がオタクであったこと、それと仕事に挫折して今でいうひきこもり、ニートのような青年だったことで、彼にシンパシーを持っていた。そして彼を媒介にして、ありすと一緒にいる疑似体験をした。私は、ありすに淡い恋心を持っていた。

 当時私はデザイン会社で働いていて、職場のレベルの高さと人間関係について行けない、辛い日々を過ごしていた(詳しくは『ひきこもりセキラララ』に書いてあります)。その心の慰め、支えになっていたのが、守野ありすだった。

 守野ありす=栗林みえが好きで、当時彼女が出したCD「この空の下で」も購入した。仕事の激務に疲れた終電車、ウォークマンで彼女の歌声を子守唄に眠ったものだった。

 いつの間にか栗林みえは、結婚→引退という話を聞き、私の熱も冷めていった。

 それで今日、彼女が昨年6月に芸能界に復帰したインタビューを発見したのだ。なんのインタビューかというと、DVDドラマの告知と発売イベントについてだった。

 そのDVDというのが、SM物だった。アダルトビデオではないのだが、かなり過激なものらしい。画像もあって、裸エプロンとか、首輪をつけ下着姿で、皿の牛乳を飲んでいるところが紹介されていた。画像はないが、縛りもあったらしい。一番ビックリしたのは、浴室で全裸に首輪で、泡だけで身体を覆っている画像。

 ショックだった。いや、SMについては嫌いではない。問題は、昔恋心を抱いた清純なイメージの守野ありすが、全裸に首輪、泡だけという姿にショックを受けてしまうのだ。

 23歳の彼女も芸能界復帰をかけて、思い切った企画物でないとダメだという意識があったのだろう。生きていくには仕方ないか。それは頭では分かるにしても・・・やはり好きだった人のSM姿は見たくなかったないという気持ち。

 今追いかけているアイドルさんも、将来こういう汚れ役というか、そういうことをすることがあるかもしれない。その度に、ショックを受けるのだろうなぁ。まぁ、そういう役なりをする時期には、私はもうその子のファンではないだろうが・・・。

 ファンの夢では彼女の日々の糧にはならないと思うが、もう少し作品を選んでも良かったのではないか。栗林みえ時代を応援したファンの中には、SM物で復帰ということに複雑な心境の人も多いのではないか。こういう役は、その後のイメージを決定しかねない。まぁ“みえ”時代の『ヴァニーナイツ』も、変身物という色物ではあったけれど。もしかしたら、かつての清純さや『ヴァニーナイツ』のイメージを壊したいのかもしれない。
 そういう意味では、ファンの抱くかつてのイメージや夢を裏切ってまで復帰したのだから、彼女も頑張らないといけないだろう。

 しかしこれで、私の中で守野ありすは終わった。完全に想い出となった。今までありがとう、さようなら、ありす。

2006年03月05日

進級

 熱血マンガ家の島本和彦さんのマンガによれば、「オタクに卒業はない。ただ進級あるのみ」だそうである。

 私の好きなJr.アイドルの彩月貴央(あやつきたかおう)ちゃんは、今年中学を卒業する。中学生活最後の写真集&DVDが発売され、まさに今日記念イベントが行われた。

 昨日は体調不良で小池里奈ちゃんのイベントに参加できなかったが、今日は体調も上向きだし、せっかく高いお金を払ってゲットした整理券、無駄にはすまいと家を出た。

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  ↑彩月貴央イベント整理券。

 イベント開始は、午後3時から。東京に着いたのは、午前11時15分。風邪で床に伏せっていて、貴央ちゃんへのプレゼントを用意できてなかったので、早めに上京してプレゼントを買おうと思ったのだ。

 彼女のHPを見ると、最近お疲れの様子なので、癒しグッズをとデパートの雑貨コーナーへ。花の香りのするキャンドルのセットが手頃な値段であったので、これにする。

 また彼女は最近欲しい物を、HPに10個ほど書き込んでいた。イベント直前でおねだりか!?と思ったけれど、邪推はすまい。挙げられていた物の中で、自分の予算で出せる物・・・ということでペンケースを選んだ。

 まぁ社会人のキチンとしたファンが、他の高価なプレゼントをあげると思う。ゲームソフトとかね。ペンケースも20個ぐらい彼女の元へ行くだろうが、ダブっても仕方ない。私の経済力ではそれが精一杯だから。

 あとは、プレゼントに添える手紙を用意。デパートの休憩椅子に腰掛けて、持ってきたレターセットを出し、文をひねり出す。40分くらいかかって、完成。

 腕時計を見ると、もう午後1時半。そろそろ腹ごしらえしないと。

 ずっとまともな食事をしてないので、揚げ物が食べたくなり、通い慣れた天丼チェーンの『てんや』に入る。日曜日とあって、店内混雑。でも一人だったので、空いているカウンターに案内された。一番安い、天丼をオーダー。500円なり。

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↑『てんや』の天丼。健康時には楽勝の量
 と味だが・・・。

 久しぶりの、『てんや』の天丼だ。美味いと思ったのは、半分までだった。後半は、食べ進めるのが少しきつくなった。まだ病み上がりの身には、油物はキツかったか。健康な時は、てんや特有のあまい衣とタレが美味いのだが・・・。残すのは、500円がもったいないので、強引に食べる。

 食べ終わるとやばい、もう2時だ。あと1時間しかない。しかし、私は探しているマンガがあった。横山えいじさんのマンガがどうしても読みたくて、今日買って帰ろうと思っていたのだ。近くの大きな書店に入り、マンガコーナーへ。でも自力で探す時間が惜しい。そこで近くを通った女性店員さんに訊いてみた。

 「本のタイトルや、出版社は?」と訊かれ、しまった。本のタイトルをうろ覚えできたのだ。出版社も分からない。「横山えいじで、タイトルはえっと、ルンナ姫のなんとかという奴で、大判のコミックです」と答えると、捜しにいってくれた。5分くらいして、店員さんは「これですね」と一冊持ってきた。そうそう、コレです。『ルンナ姫放浪記』(早川書房刊)。

 彼女に礼を言って、急いでレジへ。もう2時20分だ。

 会場の書泉ブックマート隣の近江屋ビルに着くと、すでにファンが整列していた。私は105番だ。急いで列に並ぶ。フ〜なんとか間に合った。2時55分着。

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    ↑間に合った〜。

 今日は暖かい日だったが、さすがにこの時間になると風が冷たくなってきた。急いで来たので若干汗をかいているが、それがこの風で冷えてくる。風邪がぶり変えさねば良いが。また発熱するのが怖い。

 今回の特典の大抽選会の箱が、スタッフさんの手で早くも建物の外の列の人まで回ってくる。少しでもイベント進行をスムーズにさせるためだろう。スタッフさんが、「ハズレは1/3で〜す」と言っている。クジ運のない私だけど、引いてみる。写真集とDVDの2点買いだから、2回引ける。どうだろう。

 一枚めくると、白紙。あらら。やっぱしクジ運ないな。もう一枚引いてみると、中央に小さく印刷された文字で、「生写真」とあった。やった。病み上がりを押して来て良かったなぁ。前の方のファンは、ハズれた〜と言っていたので、運が良かったかもね。

 何を話そうか、色々考えているが、回りのファンの話し声を聞いていると結構勉強になったり、面白かったので、考えが集中できなかった。貴央ちゃんのいる部屋までたどり着いたのは、4時25分頃。開始から1時間30分は経っているので、十分会話のシミュレーションはできたのだが・・・。

 ほとんどノープランで、貴央ちゃんの前に出ることに。うわぁ、また一段とキレイになったこと。少女らしさから、女っぽさへと変わっている。服も黒のジャケットで、下は大好きなピンクの服を着て、清楚でシックにまとめている。それでいて、ガーリッシュ。

 まずは写真を2枚。手をハートにしてもらって、パチリ。今度はピースでパチリ。うまくフレームに収まっているか、緊張で分からず。

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   ↑この日の貴央ちゃん。ハート。

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   ↑この日の貴央ちゃん。ピース。

 続いてツーショットチェキ。並ぶと、背が大きくなっことを実感。二人ピースでパチリ。

 席へ戻って、写真集へのサイン。その間の、会話。ほら、しゃべれ、俺!

 「最近HPを見ると、お疲れのようですが、そうですか・・・?」と私。今考えると、なにしゃべってんだか。
 「え〜と・・・。頑張ってHPに書き込みします。」と彼女が気を遣ってしゃべってくれる。

 「私○○という名で(貴央ちゃんのHPの掲示板に)書き込んでいるんです。」
 すると彼女は、その名前を覚えてくれていたらしく、丸い目をさらに丸くして驚いて、「あ!ありがとうございます〜」。

 そして持ってきた安物のプレゼントを渡す。「頑張って下さい」と言って握手して、退場。また、場が膨らまなかったなぁ。プレゼントも安物だし、会話も外見も地味だから、彼女に顔を覚えてもらえないんだなぁ。

 しかし、彼女の優しさに触れ、抽選で当たったサイン入り生写真もあり、ニコニコで会場を出た。

 すると会場外にたまっているファンの中に、見慣れた顔が。久々にあう友人であった。体調を壊したと聞いていたが、元気な姿を見ることができた。久しぶりの再開に、しばし話し込んだ。

 その後書泉ブックマートの2回のアイドルコーナーへ行き、昨日不参加で受け取れなかった小池里奈ちゃんのDVD、サイン入りジャケット、生写真を受け取り、帰路へと着いた。

 貴央ちゃんは中学卒業で、Jr.アイドル=U−15(15歳以下)も卒業されるだろう。U−15アイドル好きとしてはどうするか。今日の貴央ちゃんの笑顔と優しさに触れて、私は貴央という名の学校を進級しようと思ったのだった。

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   ↑書泉に貼ってある告知。

2006年02月06日

生の大切さ(ミラーマンと小池里奈)/後編

 『ミラーマンPEFLEX』観賞後は、友人E君は仕事が控えているので、早めに帰路へついた。私はというと午後4時から、神田神保町書泉ブックマートにて行われる、Jr,アイドル小池里奈ちゃんの、ファースト写真集発売記念イベントに参加するのだ。

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    ↑リトルスプーン

 渋谷センター街にあるカレーの店『リトルスプーン』にて、昼食。ここは一度食べたことがあるお店で、カレーが380円と安いのだ。これにトッピングが色々あって、色んなカレーが食べられる趣向。私はトッピングにカツを選んで、カツカレーにする。毎度ワンパターンですみません。どうしてもカツカレー好きなものでして。ここはカレーの量と辛さも調節できる。私はMサイズのカレーで、辛口にする。580円也。

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    ↑カレーにカツをトッピング。

 味は、レトルトカレーがちょっと美味くなった感じ。牛肉がちょっと入っている。ジャガイモなどの野菜の形跡はなし。辛口を選んだが、かなり辛い。辛党でなければ、ノーマルを選んだ方が良いと思う。

 カツはサイコロ状に切ってあるので、一口サイズで食べられるように工夫されていて、良いと思う。味は、まずまず。

 口の中が非常にホットになり、空腹も満たされお腹もホッとした。さて、書泉ブックマートへ移動だ。

 4時10分前に、会場の近江屋ビル(書泉の隣)に着くと、オタク達が長蛇の列。私は161番で、列の後ろの方だ。購入が遅かったので、後ろの方になってしまった。これではいつ里奈ちゃんところまでいけるか。1時間くらいかな。

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      ↑整理券。

 近くを通る通行人達が皆、オジサン達の列に、異様な目を投げかける。「オジサンばっか。キモイー」という声が、空から聞こえた。声の主は、隣のビルの階段にいる若い女の集団だった。確かに見た目は悪いけれど・・・。オタクにとって、顕世(うつしよ)はかくも厳しいものだ。

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↑見よ、この長蛇の列。里奈ちゃん大人気。

 サイン会が開始して1時間。街に5時を告げる音楽が流れたが、その時私は近江屋ビル内の上り階段付近。1時間で、まだここまでしか進まない。1時間で里奈ちゃんの前まで行けるという甘い予想は崩された、今日は相当遅くなるなぁ。
 
 顔見知りのアイドルファンが階段を降りてきたので、挨拶。「(里奈ちゃん)どうでしたか?」と訪ねると、「もう可愛くてメロメロですよ。」とニコニコ顔。今日はどんなお姿なのか、里奈ちゃんへの期待がふくらんでいく私。

 小池里奈ちゃんは、今年の4月で中学1年生になるJr.アイドルである。ファーストDVDでの愛らしさ可愛らしさは、神々しいものだった。その時小学4年生。その直後実写版『美少女戦士セーラームーン』のセーラールナ役に抜擢され、ファンを拡大していく。『セーラームーン』から2年経って、その成長ぶりも、今日は目の当たりにできる。

 会場は2階の奥の部屋で、距離はほとんど無いが、列が進まない。さらに待つこと約1時間。イベント開始2時間で、やっと部屋の入り口までたどり着く。何故だ。

 何人か前のファンは、なんと写真集12冊お買いあげ。凄すぎる。一冊2,940円(税込み)だから、合計35,280円である。すごい情熱だ。一冊買うごとに一回写真が撮れるから、12回撮影できる。また二冊購入からツーショットチェキがもらえるが、12冊買ったのだから、11回チェキがもらえる計算。すごいオタクもいるものだ。回りの関係者も、売れるのは嬉しいが、ちょっと呆れた表情も見せていた(思い返してみるに、彼はもしかしたら転売目的だったのかも)。
 彼ほどではないが、ほとんどのオタクが複数購入なので、だから列の進みが遅かったのだなと納得した。

 いよいよ私の番である。目の前に現れた里奈ちゃんは、ただひたすら、ひたすら可愛い。思わずギャル言葉の「か〜わ〜い〜い〜〜」という言い方が、私の心情を表す言葉として適切だった。そのくらいもう、も〜う可愛いのだ。先ほどのメロメロになったファンの気持ちが理解できた。ブルーのボーダーの、可愛いワンピースを着ている。髪はアップにしている。

 私は一冊しか買えなかったので、スナップ撮影も一枚。里奈ちゃんが演じたセーラールナは、ルナという猫が人型に変身した姿なので、それにちなんで猫のポーズをリクエスト。「猫のポーズは(セーラールナで)やり飽きたかもしれないですが」と私が言うと、「そんなことないです。大丈夫ですよ」とニコッと笑ってポーズをして下さる。良い子だ〜。はい、パチリ。

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       ↑この日の小池里奈ちゃん。

 続いて写真集にサインをしてもらうのだが、サインの一筆目でマジックがかすれてしまう。「あっ。不吉な」と冗談気味に言うと、里奈ちゃんちょっと照れながら新しいマジックで書き直します。「大きくなって、ビックリしましたよ。『セーラームーン』からどのくらい大きくなりました?」と言うと、「学年は二年上がって・・・」と里奈ちゃん。「いや学年じゃなくて、身長です。」と言うと、彼女は困ったような微笑みで身体をよじって、「20pくらい?」。里奈ちゃんは回りに助けを求めたが、正確な身長の伸びは分からず。でもファーストDVDの頃は130p台だったのが、今では私の目の高さまで背が伸びているし、公式サイトのプロフィールによれば現在154pだから、20pくらいは伸びているだろう。

 身長が伸びて、子供らしい可愛さが影を潜め、内心どうなるかと思ったが、美少女ぶりが上がっていて、とても安心した次第だ。

 里奈ちゃんから、洋菓子の一口ゼリーのプレゼント。私は土曜日に買ったプレゼントを彼女に渡した。そして握手をして、里奈ちゃんとお別れ。

 とっぷり日が暮れた神保町で信号待ちしている間も、心の中で「か〜わ〜い〜い〜」と連発していた。2時間待った甲斐があった。待っている時の疲れがいっぺんに吹っ飛んだ。里奈ちゃんとの数分の触れ合いが、アドレナリンを放出させたのだろう。

 家に閉じこもっていは、里奈ちゃんの可愛さは体感できなかった。感動である。生は良い。本当に来て良かった。

 以上加筆修正することがあるかもしれません。

2006年01月27日

キモオタ

 売れっ子なのに何故かもてない芸人の岡村隆史(ナインティナイン)の家から、グラビアアイドル熊田曜子が朝帰りしたというニュースを目にした。岡村に一足早く、春が訪れたか。好きな芸人さんの一人なので、頑張って欲しい。それにしても美女と向かえる朝というのは、どういうものなんでしょうな。そんな朝は、私には一生ないんだろうな。あぁ・・・。

 女の影が全くない日常。というか私は電車に乗ったりすると、女性が露骨に私の横の席を避けるのだ。そんなに私はキモオタ(気持ち悪いオタクの略)臭が出ているのだろうか。その度に、軽く凹む。女性に避けられる現実。醜い私に唯一笑いかけてくれるのは、イベントでのJr.アイドル達だけ。それは彼女達にとって私が単にお客さんだからなのだが。けれど現実が女子に避けれる存在なので、あの笑顔と握手の温もりは得難い魅力なのだ。・・・キモイですか?

 私の好きなJr.アイドルの一人、小池里奈ちゃん(12歳)の写真集発売イベントが近日開催されるのであるが、まだ申し込みをしていない。今日イベント開催する書店に電話で問い合わせると、すでに150枚以上整理券がはけてるという。やばい、のんびりし過ぎてしまった。里奈ちゃんは2年前実写版『美少女戦士セーラームーン』でブレイクしたものの、その後は写真集やDVDも発売されることなく、たまに二時間サスペンスのちょい役に出演するくらいで目立った活躍はなかった。それで人気は落ち着いたかに思っていた。しかし、この整理券の数は、まだまだ根強い人気があるということの証であろう。近日中に整理券をゲットしなければ。

 姪ももうすぐ小学校だし、彼女の手前いつまでも小中学生アイドルを追っかけてられないかなぁなんて思ったり。かといって、好きな女性と朝を迎えることなんていつくるか分からないし。

 キモオタな私でも、生きる活力に、女の子の笑顔は必要なのである。そのためにお金を払わなければならないにしても。情けなく悲しい生き物だなぁ、私。

2006年01月24日

痛い痛い

 起きてくると、『はなまるマーケット』がついていて、はなまるカフェのコーナーにノッポさんが出ていた。ノッポさんと聞いて、20代前半までの人にはピンとこないだろう。30代〜40代には、NHK教育テレビの工作番組『できるかな』に登場した、スラッと背の高いしゃべらないおじさんとしてお馴染みである。ズングリとした着ぐるみのゴン太君をパートナーに、パントマイムで優雅に工作する姿は、誠に夢がありワクワクするものだった。私は小学生の頃からこの番組が大好きで、大学生になってからも観ていた。最終回は確かビデオテープに録画して、今でも家のどこかにあるはずである。

 ノッポさんは、芸名が高見映(たかみえい/本名は高見嘉明)というが、はなまるカフェでは高見のっぽと名乗っていた。ネットで調べると作家の時に高見のっぽと名乗っているらしい。高見映というより、なんといてもノッポさんのイメージが強烈だから、高見のっぽと名乗るのが分かりやすいだろうと個人的に思う。

 今回の出演は、NHKの『みんなの歌』で、「グラスホッパー物語」という歌の作詞と歌唱、そして映像の脚本と出演もしているそうで、それがDVD化され、その宣伝が目的らしい。ちょっと映像が流れたが、クレイアニメーションとノッポさんの合成で、なかなか良いできである。欲しいなぁ。

 午前中は昨日のブログが書きかけだったので、それを加筆した。その最中、偏頭痛が起こり始め、午後になると痛みが本格化。痛くてベットに横になっているうちに日も暮れた。まことに1日が早いというか、何もなせない自分の無能さというか。

 昨日のことだが、アイドルさんからの郵便が二通来た。藤井玲奈ちゃんから年賀状のお返事と、坂田知美ちゃんから先日イベント時に渡した手紙のお返事。アイドルさんからのお手紙は、嬉しいものである。玲奈ちゃんからは、初めてお手紙を頂戴したが、12歳にしてはすごいしっかりとした字なのにビックリ。大人が書いたんだろうって、下司(げす)の勘ぐりはしない。可愛い絵文字入りだから、多分ご本人だろうと思う。

 それにしても頭痛い。食欲も湧かなくて、夕飯はお茶漬けのみ。嵐よ、早く去って欲しい。