2014年06月10日

映画『女子ーズ』

 映画『女子ーズ』を観てきました。

 場所は、東京。新宿バルト9にて。

 以下、未見の方はネタバレありますから、ご注意下さい。


Jyosiis-2014.gif
↑女子ーズ(パンフレットより)。

 桐谷美鈴、藤井美菜、高畑充希、有村架純、山本美月という、若手女優を起用した、爆笑戦隊ヒロインムービー。

 監督・脚本は、『コドモ警察』『勇者ヨシヒコ』『HK/変態仮面』でお馴染み、福田雄一。

 私は福田監督の作品が好きで、しかも今回は、『ごちそうさん』の高畑充希、『あまちゃん』の有村架純などの、朝ドラで注目された女優陣も出るので、これは見逃せないと思ったわけです。

 人知れず地球を守ってきた戦隊が、任期満了を迎え、新たに選ばれたのが、5人の若い女性達。名前に色がついているというのが、選抜理由。

 そなわち、赤木直子(桐谷美鈴)、青田美佳(藤井美菜)、黄川田ゆり(高畑充希)、緑山かなこ(有村架純)、紺野すみれ(山本美月)。

 ここら辺から、もう脱力の福田ワールド。


 戦隊の指令は、チャーリー。演じるは、福田組俳優、佐藤二郎。

 佐藤二郎=チャーリーが、赤木達5人に指令を言い渡す際のセリフやゼスチャーが、一々面白いので、ほんと楽しいです。

 5人はいずれも、仕事やアルバイト等々、現実の生活を抱えながら、チャーリーの呼び出しで、怪人と戦う。しかも、無償で(笑)。

 皆それぞれ女子ならではの理由があるので(つけまつげを盛り忘れた、バイトが抜けられない、彼氏に別れ話を切り出された等々)、5人揃わないこともしばしば。

 その度に、リーダーで超真面目な女子レッド=赤木が、来ないメンバーを携帯で説得する。その間は、怪人達に戦いを待ってもらう。

 詳しいメンバーの性格を記すとー

 女子ブルー=青田美佳は元ギャルで、常にその日の気分で、戦闘に参加したりしなかったり。仕事は、ファッション店店員。それと「基本、走るのNG」。

 女子イエロー=黄川田ゆりは、実家に仕送りと弟を大学に入れるため常に様々なバイト中で、貧乏。お金しか頭にないためか、いつも無表情なところが、面白い。高畑充希は、コメディセンスありますね。

 女子グリーン=緑山かなこは、女優を目指す貧乏劇団員ですけども、純情な演劇少女ぶりが、可愛い。しかも、芝居がくさい。

 女子ネイビー=紺野すみれは、山本美月。おっとりした性格で、実家は超お金持ちのお嬢様。しかし、男の趣味が悪く、彼氏は皆川猿時(『あまちゃん』で、なまりの酷い磯野先生役でお馴染み)。

 そんな戦いの日々で、皆を引っ張ってきたリーダーの赤木が、戦いに参加しない事態にー。

 彼女は大手建設会社の社員で、夢である美術館建設のプレゼンを任され、それを理由に戦闘を欠席したのだった。

 4人に何故来なかったかと問われた赤木は、「みんなはアルバイトでしょ、私は仕事なの!」と、言ってはいけない発言を・・・。

 終始お笑いの内容ですが唯一ここで、正社員と非正規・バイトという、今日本に広がる格差意識が描かれる、シビアな場面でした。

 パンフレットで、福田監督のインタビューを読むと、企画の発端は、奥さんの発言だったとか。「基本走るのNG」というセリフは、そもそも奥さんの発言だそうで、そういう男が理解出来ない女側の発言を集めた「女子あるある」が、映画の企画になったそうです。

 監督の奥さんは、この発言をどう思うんでしょうかねぇ(苦笑)。

 そんな「女子あるある」を、戦隊ヒーロー物にするセンスが、福田監督ならでは。私は監督とほぼ同い年なので、その発想に波長が合います。

 ヒロインスーツのデザインは、ヒーロー物大好きの「燃えるマンガ家」島本和彦。福田監督が島本先生の大ファンで、お願いしたとか。

 そんな島本先生のマンガ『アオイホノオ』が、福田監督の手で、テレビドラマ化されますねぇ。7月から、テレビ東京系で放送されます。こちらも楽しみ。

 個人的に思うんですけど、「おバカ映画の巨匠」河崎実監督がやりたい分野の映画を、上手く商業ベースに乗せているのが、福田監督かなぁという気がしています。

 とにかく、終始笑いどころ満載の映画で、すごく楽しめます。期待通りの作品でした!


※『女子ーズ』予告編です。

映画『女子ーズ』予告編


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posted by 諸星ノア at 20:37| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣