作者のトーベ・ヤンソン生誕100周年を記念しての、回顧展。挿絵もトーベが描いているんですけど、その挿絵の原画を展示しています。
『ムーミン』は小説ですけど、日本でテレビアニメ化は、1969年、1972年、1990年の3度されて、広い世代に認知度の高いキャラクターです。北欧の妖精の谷=ムーミン谷を舞台にした、ムーミン一家を中心とした物語。
私も幼い頃、アニメで観てましたね。1972年版でした。ムーミンの声を、女優の岸田今日子さん(1930〜2006年)がやっていたやつ。
午後1時過ぎに、松屋銀座着。

↑ムーミン展、入り口壁。
会場のある8Fに行くと、平日なのに、すごい客の数。物販コーナーなど、客でごった返してました。
まずは展覧会場に入ると、ここもお客が列をなして鑑賞しているので、なかなか前に進めない。
それで、列の途切れたところを見計らって、展示を観て回りました。
改めて原画を観ると、そのサイズの小ささに驚きました。
大体が、ハガキの半分くらいのサイズ。大きくても、ハガキ大くらい。
そのサイズに、ペンで短く細かいストロークの線を多く描き重ねるタッチは、極めて精緻。
描き込みをする部分と、白く抜く空間との、黒と白の空間のバランスが、絶妙です。
定規などを使わないで、フリーハンドでペンを動かしているようですから、全体的に温かみがありますし。
白く抜く部分は、ペン入れの段階で、そこを除けるように描き込んでいます。日本のマンガのように、後でホワイトで抜くわけじゃないんですな。
そして描かれるキャラクター達と自然が、愛らしい。
タブローを眺めるように、飽きが来ない、絵の生命力でしたね。
撮影フリーのエリアには、ムーミン谷のジオラマ展示がありました。
人形作家・谷口千代さんが制作されたとか。1m76cm四方の大きな、そして精緻なジオラマ。

↑ジオラマ全貌。


↑細部まで作り込まれてます。
海や山などの表現も素晴らしく、ムーミンやスナフキン、ミーなど、お馴染みのキャラクターも、生き生きと再現されてます。
お客さん達は、ここぞとばかりに、スマホや携帯で撮影しまくり。私もデジカメで撮影してきました。
他にムーミン谷の登場人物一覧や、トーベさんが制作しらたらしき、57cm大のムーミン像も撮影可能でした。
会場を出てすぐに、図録売り場があり、早速購入。

↑図録。
続く物販エリアは、お客さんでごった返してます。すれ違うのもやっとという混み方。
そばの店員同士の会話をそれとなく聞くと、今日は空いてるとか。
ええっこれで空いてるのか!?じゃぁ土日は、すごい混雑というか、おそらく入場制限があるんだろうなぁ。
そう言えば4年くらい前、水木しげるの展覧会『ゲゲゲ展』でここに来た時、お盆の期間だったけど、入場を待つお客さん達が、階段に列を作ってたなぁ。
物販では、ソフビ製の指人形をいくつか買いました。

↑指人形。左から、トゥーティッキ、ムーミン、リトルミイ。
ただ会計するのに、15分くらい列で待たされました(苦笑)。レジは9カ所開けてるのに、これだけ待たされるとは、土日や、祝日はどうなるんでしょうねぇ。
『ムーミン展』は、今年から来年にかけて、横浜、北海道、新潟、九州、大阪を巡回予定だそうです。
※1990年版アニメ『楽しいムーミン一家』から、永谷園「ムーミンふりかけ」のCMです。
北欧が舞台の『ムーミン』と、ふりかけという和風のミスマッチ。内容は、ムーミン達が踊りながら、「(ふかかけが)出た出た出た」とひたすら連呼するだけ(苦笑)。
まぁ、ムーミン達がお米のご飯を食べるシーンをやったら、さすがに世界観を壊すでしょうから、こういう内容になったのかも。
楽しいムーミン一家「ムーミンふりかけ」CM
人気ブログランキングへ
↑ランキングに参加しています。よろしかったら、ポチッとお願いします<(_ _)>