2013年10月03日

『神様のベレー帽〜手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話〜』雑感。

 先日録画しておいた、『神様のベレー帽〜手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話〜』(関西テレビ)を観る。


 原作は、『ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~ 』(原作:宮崎克、作画:吉本浩二 /秋田書店 )。

 原作漫画を読んでいる私は、興味を持って観ました。

 当初、手塚治虫役を、草g剛がやるということで、イメージと違うなぁと思っていたんですが、意外と手塚先生に似てましたね。手塚先生がガンになられて、頬がこけた時の先生に、似てます。こうかくと、不謹慎かもしれませんが。

 仕事中に貧乏揺すりしたり、伸びをしたり、孫の手で背中を叩く仕草など、手塚先生に似てるので、草g君はよく研究したんじゃないかな。

 実質的な主役は、AKB48大島優子演じる新米編集者・小田町咲良。

 平成25年の小田町咲良が、タイムスリップして、昭和48年の手塚治虫担当編集者=手塚番になる話なんですね。

 小田町咲良は、原作マンガには登場しない、ドラマだけの新キャラクターです。

 昭和48年の「48」と、AKB48の「48」にかけたのかは分かりませんが、大島優子の演技は、悪くなかったです。まぁ、彼女は元々、子役出身ですしね。

 私なりにプロデューサー目線を想像すると、手塚治虫の名前でドラマをやっても、マニアしか観ないから、AKB48とSMAPという二大ブランドで、幅広い視聴者を取り込もうとしたのでしょう。安直ですが。

 安直ですけど、草g君も優子ちゃんも、悪くなかったです。

 気になったのはー

 手塚治虫が仕事を引き受けすぎるせいで、作画スタッフやアニメのスタッフは不眠不休で疲労困憊、担当編集者達も無精ヒゲを生やしてボロボロで仕事をしているのに、大島優子だけは、髪は乱れてないし、服も毎回綺麗な格好。小田町咲良=大島優子も、同時にボロボロになるべきじゃないかな。

 疲労でボロボロの手塚先生が、「15分寝させてくれ」と、スタジオの床にダンボールをしいて昏睡している場面があります。

 それを見た小田町は、「才能だけじゃなく、限界まで仕事を頑張る」大切さを知ります。天才も、普通の人間と同じに、ボロボロになるまでやっているんだっていう。

 この作品の、核心になる場面なんですが、小田町も一緒に見た目ボロボロになってないと、説得力がないんですね。

 この直後、疲れ切ったアニメスタッフが、手塚先生の元に「やってられない!」と怒鳴り込んでくるんですが、彼をなだめるのが、ボロボロになってない小田町なので、説得力がないんです。

 まぁとどのつまりは、根性論かよって、話ですが・・・。

 ただ手塚先生は生前、「マンガはハングリーアートだ」と語っており、不眠不休でどん欲にマンガを描いている姿を見ると、最後は、精神論になっちゃうのかなとも思います。

 余談ですがー

 物語の中で、手塚先生は、マンガ連載に加えて、日本テレビの『24時間テレビ』向けの、2時間テレビアニメを引き受けて、上記のアニメスタッフが切れるのも、これが原因なんですがー
 
 そのアニメは、『100万年地球の旅 バンダーブック』(1978年)。

 個人的に、この作品は、トラウマでして・・・。

 ヒロインのミムルという美少女が出てくるんですが、確かこの子は、物語のラストで、木になってしまうんです。水に足をつけると、足が根っこになって、やがて木になってしまうんです。

 当時小学3年生くらいだったと思うんですが、自分の膝小僧に産毛みたいなものが出始めて、自分の膝を見ながら、やがてあのミムルみたいに膝から根が生えて、やがて植物になってしまうんじゃないかと、本気で悩んでました。誰にも相談出来ず、不安で苦しかったです。

 今思うと馬鹿げてますが、なんというか、当時から感化されやすいというか、大変神経質だったんです。まぁ今でも、神経質ですけども・・・。当時は、「入眠の儀式」もやってましたし。

 強迫神経症なのかもしれませんね。

 そんな余計なことも思いだした、ドラマでした。


※手塚アニメ『悟空の大冒険』(1967年/虫プロダクション)から、ED2「悟空音頭」です。

 脳天気な歌詞で、楽しいです。精神状態は、こうありたいもの。

作詞/井上ひさし、作曲・編曲/宇野誠一郎、歌/中山千夏、ヤング・フレッシュ。

悟空の大冒険 ED



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posted by 諸星ノア at 21:21| テレビ