久しぶりに、テレビアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日)観る。昨日に録画しておいたもの。
9月3日のドラえもん誕生日に合わせた、1時間のスペシャル版。題して「真夜中の巨大ドラたぬき」。
ゲスト声優に坂本真綾、そして藤子Fキャラのパーマンが客演するというので、録画しておいたのです。
全体的に、すごい上品な作品で、こんなにドラえもんって、上品な作品だったっけ?という戸惑い。
昔の東映動画の長編アニメのような、上品さがあります。それと、キャラクターが昨今のテレビアニメにしては、とてもよく動くのも、往年の東映長編アニメを感じさせます。ドラえもんなどの顔の表情が、実に丹念に愛らしく動く。
今回は、ドラえもんが宇宙からの謎の生物「モング」に寄生されてしまい、巨大なタヌキ化してしまうお話。
ドラえもんの秘密道具である、「ツリーハウス栽培セット」で、ジャックとマメの木みたいにでかく育ったツリーハウスが登場するんですが、巨大タヌキ化したドラえもんが、のび太達を追ってツリーを昇ってくる様子は、これまた、東映長編アニメのシーンを想起させます。
ネットで調べると、コンテ演出の高橋敦史は、スタジオジブリ出身らしい。通りで、全編キャラクターの動きが細かいはずです。ジブリは、宮崎駿や高畑勲など、初期東映動画からの伝統を受け継いでますからね。
坂本真綾は、モングを護送する宇宙警察の少女・ニーナ役。
そもそもニーナが、誤ってモングを逃がしてしまったことが、事件の発端でした。
坂本真綾の曲は何度も聴いたことがありましたが、声優として演技している様子は、実は初めて聞きます。可愛い声だし、演技力ありますね。当たり前でしょうが。普段の男気ある感じはみじんもない(苦笑)。
ニーナは、自分の乗る宇宙船内のテレビで、『パーマン』の映像を見ており、パーマンの大ファン。地球には実際にパーマンが存在していると思っている。高度な科学力を持つ宇宙警察官なのに、フィクションが分からないという(苦笑)。
ドラえもんのピンチ駆けつけたドラミちゃん(声:千秋)が、秘密道具「テレビとりもち」で、テレビからパーマンを取り出して、パーマンが登場するという寸法。
嬉しいのは、パーマンの声が、三輪勝恵!オリジナルの声優さんの起用は、往年の藤子ファンには、嬉しい限りでした。
いささか行儀の良さが目立って、パンチ不足な内容でしたが、藤子ファンのツボを押さえており、楽しい作品でした。
それにしても、原作の『ドラえもん』は、もうちょっとやんちゃな感じもあったんだけどなぁ。
それと、CM明けの度に、松岡修造が出てきて、視聴者の頑張りを熱血応援するコーナーが、なんかウザかったです。番組が良い子過ぎちゃう。
※アニメ『パーマン』(1983年/シンエイ動画)から、OP「きてよパーマン」です。
作詞/藤子・F・不二雄、作曲/古田喜昭、編曲/たかしまあきひこ、歌/三輪勝恵、コロムビアゆりかご会。
きてよパーマン(full 高音質 原曲)
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2013年09月14日
久々に『ドラえもん』観る。
posted by 諸星ノア at 21:17| アニメ・声優など