渋谷パルコPART1の3Fパルコミュージアムで開催されている、『anzai expo 60安齋肇 還暦博覧会』へ。

↑渋谷パルコPART1。
ここで安斎肇さんと、大人気NHK朝ドラ『あまちゃん』の脚本でお馴染み、宮藤官九郎さんのダブルサイン会に参加するのです。
クドカンさんが話を書き、安斎さんが絵を手がけた絵本『WASIMO』(小学館刊)に、お二人のサインが入ります。
14時頃、パルコミュージアムに着くと、すでにサイン会は行われています。

↑会場入り口。
私の整理券番号は、62番。そこには14時50分集合と書かれており、それまでには間が十分あるので、先に展覧会を観ることにしました。
展覧会場内は、撮影自由。手に触れるのは不可。
撮影自由の展覧会ってのも、珍しいです。
あっ、安斎肇さんと言えば、テレビ朝日『タモリ倶楽部』の名物コーナー「空耳アワー」でお茶の間に有名ですね。タモさんの隣でソラミミストとして、ヘラヘラ笑っている方です。

↑空耳アワーで最優秀者に贈呈されるジャンパー。
でも本業は、グラフィックデザイナー、イラストレーターなんですね。
私はあんまり安斎さんの本業の仕事は、意識して見たことがないので、この展覧会で、仕事ぶりを初めて確認することが出来ました。
みうらじゅん関係の書籍やイベントチラシなども、実は安斎さんのデザインなんですなぁ。へぇぇ。

↑ちゃんとトレーシングペーパーに版下の指示を書き込んでますね。
ポスターやチラシなど、多くのデザインをされたり、キャラクターデザインなども多数手がけられています。日本航空のリゾッチャ王国国王や、知らなかったんですが、象印マホービンの企業キャラクターも安斎さんの仕事なんですな。

↑ワハハ本舗の公演ポスターもやっていたんですね。

↑展覧会のオブジェ。
会場には、少年時代からの絵や、画学生だった頃のイラストや油絵など、還暦祝いを兼ねた感じの、一大回顧展の様相を呈してます。

↑幼少時の絵。よく残ってましたね。

↑学生時代の絵。
一貫して、ポップで可愛いデザイン。そこがブレないのはすごいです。

↑Tシャツデザイン。

↑カレンダーイラスト。

↑切り絵。
安斎さんのお父さんは、肖像画家・安斎知行という人で、今回お父様の作品も展示されています。

↑安斎さんのお父様が描いた、安斎さんの祖父。超リアル。
ものすごいリアルな絵。人物の人生・人柄をもにじみ出るようなリアルさで、すごいです。
その息子さんが、こんなに落書き風のポップな絵柄だという、その対比が素晴らしいです。どちらも、道を究めていますしね。
立体の粘土作品もあり、絵を施したギター、コラージュもあり、その創作方面は、多岐にわたってます。歌も作ったり、演奏したりしてますし。

↑粘土作品。

↑絵を施したギター。

↑お父さんのようになりたくて、たまにリアル絵にもチャレンジするそう。
ほんと、心の赴くまま、何にでも描いてしまう、少年のような描き散らし方というか。精神の自由さを感じますね。
見ている私も、自由の空気を吸っているような、楽しい気分になります。創作って本来窮屈なものではあく、精神的に風通しの良いものなんだなぁ。
そうこうしているうちに、集合時間の、14時50分。
集合場所は会場脇の、階段。
ここはスタッフがパルコらしく(?)、オール若い女性ですが、サイン会に来ている人々も、8割女性。
先ほどの書泉グランデの99%男性客とは真逆の、私にとっては、アウェー感満載。さすが、渋谷ですな。
サイン会はサクサク進んで、15分ほどで、お二人の所へ。クドカンさん、安斎さんの順で、サインをして頂きます。
まずはクドカンさんにサインを頂きつつ、「『あまちゃん』大好きです。私はプロレスファンなんですけど、『あまちゃん』の中で「天龍が出てくることで鶴田のカリスマ性も上がった」というセリフがあったりして、セリフの端々まで面白いです」と、今考えると変な話をしたのですが、クドカンさんは嫌な顔をせず微笑んで下さいました。
続いて安斎さんにサインを書いて頂きながら、「改めて本業のすごさを知りました。お父様と画風が全然違うんですねぇ」と申し上げると、安斎さんは「この前親父が展覧会見に来たんで感想を聞いたら、俺の肖像画が一番良かったって言ってたんだよねぇ(笑)」と申し訳なさそうなニコニコ顔。
お父様は、絵ではまだ息子に負けんという、気概があるのでしょうかね。それとも、まだまだ精進せよという裏メッセージなんでしょーか?
とても楽しい展覧会と、サイン会でした!

↑左がクドカンさん、右が安斎さんのサイン。
※みうらじゅん&安斎肇による「勝手に観光協会」。
日本各県に、勝手に出かけて、その県の曲を勝手に作って応援しようという企画。
2005年に制作された、宮城県編を貼っておきます。
震災前の映像です。『欽ちゃんのドンとやってみよう!』で一躍有名になった、気仙沼ちゃんが登場します。
みうらじゅん&安齋肇の勝手に観光協会 宮城県(前編)
みうらじゅん&安齋肇の勝手に観光協会 宮城県(後編)
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