場所は、秋葉原。書泉ブックタワー9階イベントホール。18時30分開場、19時開始。

↑書泉ブックタワー。

↑店内告知。
内容は、著者・吉田豪さんとプロレスラー・ミスター・ポーゴさんによるトークショーと、吉田さんのサイン会です。
会場には、50人くらいのファンが集結。
ますは、トークショーからスタート。
この日のお二人の服装は、吉田さんが旧UWFのジャージの上に、キャピトル東京のプロレスのパーカーみたいなの。ポーゴさんは、青のジャージ上下です。ポーゴさんは、腰と膝を痛めているせいか、歩き方がぎこちなかったですね。
いつも私は記事で、プロレスラーには敬称を使わないんですけど、今回は吉田さんに「さん」付けする関係で、ミスター・ポーゴにも、さん付け表記します。
それでは、吉田豪さんとポーゴさんのトーク内容を、再現して書きたいと思います。
例によって、トーク中に自分の取ったメモ書きからの再現なので、間違ってたらすみません。
吉田「この本読みましたか?」
ポーゴ「自分のとこだけ読んだ。大仁田(厚)のところ?大仁田は敵だから、読まない」
吉田「この本読んだ人には、ポーゴさんが可愛いって評判なんですよ」
ポーゴ「どうして可愛くなっちゃうの?」(語尾を可愛く発音)
吉田「これ読んで、大仁田さんのインタビューとポーゴさんのインタビューを読み比べたら、明らかにポーゴさんの方が良い人でしょう(笑)」
とにかくポーゴさんの人柄がにじみ出たインタビューでしたね。話題は、ポーゴさんの右手親指の曲がり具合について。
吉田「親指の曲がり方大丈夫ですか?」
ポーゴ「トレーニングで骨折しちゃって、曲がらないんだよ。でもこの親指使って、ケータイ(ガラケー)で、『ある悪役レスラーの懺悔』(2009年/講談社刊)を書いたんだよ。」
吉田&会場「えええーーーっ!」
まさか、ポーゴさんの本『ある悪役レスラーの懺悔』が、丸々ケータイで打ち込んで書かれていたとは!!
ポーゴ「でも、これ(ガラケー)って、なくならないよな?」
どうやら親指のせいでスマホの操作がダメなようで、ガラケーの生産が終わることを心配しているようです。
吉田「ポーゴさんはmixiやってますけど、「心霊」のコミュ立ち上げて、すぐ削除しちゃったけど、なんでですか?」
ポーゴ「毎晩、変な夢を見てさ(止めた)。毎晩色んな霊が出てくるんだよ。まぁ、それは今度本に書くんで、ここであんまり言っちゃうとな。2年前に(本にするために)『醜いアヒルのワルツ』ってのを書いたんだけど、(ミルホンネットの)田中さんが、出してくれないんだよ。出すタイミングを待ってるって言ってさ、オレが輝いている時に出したいとかで。」
ミルホンネットっていうのは、格闘技やプロレスなどの、電子書籍の出版社です。
ポーゴ「出してくれないんで、今は別のを書いてる。オレ様と大仁田が(FMW時代に)二人きりで話したこととか、船橋で松永(光弘/元プロレスラー)とファイヤーデスマッチやった時の濃い話とかね」
松永光弘は、デスマッチで、ポーゴさんと何回も戦ったりした相手なのですが、吉田さんの本にもあるのですが、今は犬猿の仲になっています。
松永さんも本を書いているんですが、そこにはポーゴさんの悪口がたくさん書かれており、それが発端で、両者の中が悪くなっているようです。
吉田「本の中に、プエルトリコでうんこをもらした話がありますけどー」
ポーゴ「あの日は、朝時間がなくて、うんこしないで、TVスタジオに行ったんだよ。そこでナガサキ(ケンドー・ナガサキ/元プロレスラー)にバカーンって殴られて、うんこもらしちゃったんだよ。あのスタジオには、武藤敬司(プロレスラー)もいたんだよな。あの当時は、ニンジャ・エクスプレスって名前だったかな。それでオレ様がうんこをもらしたことで、当時付き合ってた彼女を、武藤に取られたんだよ(苦笑)」
次々明かされる、衝撃の事実(笑)。
吉田「ここまで話しても、イメージが落ちないのは、ポーゴさんすごいですよ」
ポーゴ「オレ様は、本を書く時も、自分を美化しないからな。松永と違ってな(笑)。アイツのmixiを読んだけど、自分のこと(プロレス界の)トップだったって書いてあって、あいつトップじゃないだろ!プロレスが出来ないのに。だから、(ポーゴについて)あいつの書いたことを信用しないでね(笑)」
吉田「松永さんは、空手家のまま、プロレスに出ちゃいましたからね」
ポーゴ「オレ様は10年前からWWSプロレスを立ち上げてやっているんだけど、今新人が11人来てる。群馬に島田道場ってのがあるんだけど、そこで(新人達に)プロレスを基本から教えてるんだよ。ロープワーク、受け身、ロックアップをやらせてる。思えば、(プロレスの基本を教えてもらってないから)可愛そうな奴なんだよ、松永は」
話は、W★INGプロモーション時代にー
W★INGプロモーションは、FMW大仁田厚との確執があった元スタッフとミスター・ポーゴ、プエルトリコのプロモーター・ビクター・キニョネスが立ち上げた団体。ミスター・ポーゴを中心に、過激なデスマッチを売りにしていました。
ポーゴ「ビクター・キニョネスは、元々大仁田がオレに、キニョネスを連れてきて下さいよって頼んで来たんだよ。当時は、ミッキーマウスみたいだって言われていたけど、W★INGに来てからは華開いたよね。ホント、良い奴だった」
吉田「ポーゴさんが、レスラーに色々アドバイスしたとかでー」
ポーゴ「レザー・フェイスってのがいて、あいつは入場して来るとき、ノコギリ(電動ノコギリ)を持って、まっすぐリングに入ってきたんだよ。それだと、お客さんが怖がらないじゃない。だからあいつに、客席に入ってノコギリを見せた方が良いってアドバイスしたんだよ。それから、ジェイソン(ジェイソン・ザ・テリブル)。あいつは元々、オレ様の鞄持ちだったんだけど、レスリングが全然出来ないから、(自分とジェイソンが)棺桶デスマッチをやる時には、あいつに「オレがイスでガンガン殴るけど、痛いけど我慢しろ。叩かれた後、お前は何事もなかったように起き上がるだけで良いから」ってアドバイスした。そしたら、客に受けてね」
吉田「起き上がるってアイデアは、映画からですよね?」
ポーゴ「そうそう。オレ様はアメリカに足かけ20年くらいいたからね、映画とかヒントにして。プロレスは、アイデアが必要なんだよ」
ここで急にー
ポーゴ「そこでメモしている人、この前ZERO1の試合の時にいなかった?」
と言って、私が話しかけられた(大汗)
私「知りませんけど」
場内、笑いが・・・。焦ったなぁ、もう。
ネットで調べると、先月2月10日に、竹芝コロシアム(東京都港区)って会場で、T-1というイベント(?)があり、そこでポーゴさんは、二見社長って人と試合をしたようです。
竹芝コロシアムは、ZERO1MAXの道場にも使われていようで、それでポーゴさんは「ZERO1の試合」って言ったようです。
その試合で、相手のローキックを受けて、痛めている膝をさらに痛めてしまったようで、私に話しかけた後、「ロックアップも出来ない奴と二度と試合しない!」って、怒ってました。
ー吉田豪&ミスター・ポーゴトークショー&吉田豪サイン会@書泉ブックタワー その2に続く。
※プロレスです。
W★ING、1991年8月2日、船橋オートレース駐車場にて。ファイヤーデスマッチ、ミスター・ポーゴvs松永光弘。
ポーゴさんのトークにも登場した、デスマッチです。
火力が強すぎて、試合になってませんね(苦笑)。これじゃ熱くて、どうしようもなかったんじゃないかなぁ。松永さんが熱がってしまって、動けないというか。
WING - Mr. Pogo vs Mitsuhiro Matsunaga (Gasoline Fueled Fire Death Match
人気ブログランキングへ
↑ランキングに参加しています。よろしかったら、ポチッとお願いします<(_ _)>