書店で、その表紙を見かけて、ジャケ買いした作品なんですが、面白かった。

↑表紙。
本作は、リイド社『コミック乱』で連載されていた『でんぢろう日記』から、犬と猫がらみのエピソードを抜粋して、1冊にまとめたもののようです。
舞台は明治時代の東京。大村傳治郎の家族と、ペットの犬=ドン、猫=ミャーの日々を描いています。ほっこりとした、人情コメディー。
絵柄がまず可愛い。等身のデフォルメ加減が可愛いし、線が筆のような抑揚のついたタッチで、画面を優しく柔らかくしている。ここでまず、私は買う気になりました。
話も、家族のほのぼのした交流が描かれており、気持ちが温かくなります。
個人的には、傳治郎の奥さん・絹江が、とても気の利く人で、羨ましい。
傳治郎の友人達は、「なんであのようなお方が、この方の奥方なのか」と嘆いていますが、まさにそう。
傳治郎は、真面目に働き、家族思いなんですが、頑固な一面もあります。
そんな夫を、絹江は上手く立てながら、上手くコントロールして、家族間を和ませる気配りが、素晴らしい。
彼女は、傳治郎より12歳も年下ですが、精神年齢は上ですね。
一般的には、男性より女性の方が、精神年齢は高いとは言われてますが、傳治郎夫婦も、同様な感じです。
明治時代の、古き良き日本の家族が描かれている、楽しいマンガです。
※『ガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ)から、村上ショージの教室シリーズです。「グリーンベレー編」です。
村上ショージの、すべりっっぷりが、なんともおかしい。
村上ショージのグリーンベレー教室@
村上ショージのグリーンベレー教室A
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