残暑も一休みという気候で、しのぎやすい日であった。読書などしつつも、夕方頃から、粘土造型の次回作の下絵などを描いてみる。
長引いてきた横綱朝青龍の問題だが、彼が今日モンゴルに帰国ということで、一端決着ということになりそう。大相撲ファンの一人として、事態を静観してきたのだが、どうもモヤモヤした感じがする。
仮病(?)で巡業を休んで、母国で元気にサッカーしてきたことに対して、ペナルティーを課されるのは当然だろう。それに対して、本人からの説明がないのが、よりいっそう疑惑を深めることになった。会見ができないのなら、せめて文書でも何かしらの発言があれば良いのだが、それがなかったのが、事態を悪化させてしまったように思う。
また処分の重さ(2場所出場停止)にショックを受けて、心の病気=解離性障害になったので、帰国して治療させるか否かの問題が起こったが、これは上記の仮病問題とは別のような気がする。
とにかく朝青龍は、黙ること、動かないことで、師匠や相撲協会を動かす形に持っていってしまった。豪快で強気な相撲の横綱らしからぬ対処の仕方である。
大相撲協会は、横綱白鵬が誕生した途端、朝青龍に対して、強く出るようになった感じがする。これまでも騒動を起こしてきた朝青龍へのうっぷんを晴らすような・・・。一人横綱だったから、これまで我慢してきたんだぞ、みたいな。こういう言い方は適当ではないかもしれないが、2場所出場停止は、もしかしたら暗に、引退を促しているのかも・・・。
横綱と協会双方に、何かメンツをぶつけあって、問題が硬直している。朝青龍は、帰国してしまったら、おそらく大相撲界に戻りづらいのではないだろうか。
私としては、あの強気な横綱が、心の病気になったということが信じられない。北の湖理事長は、当初モンゴル帰国は認めないという態度だったが、一変して容認に傾いた。この一貫性のなさも分からない。朝青龍問題に関して、モンゴルの日本大使館でデモがあったりと、外交問題に発展しそうな気配だったので、方向転換をしたのだろうか。六者会合(六カ国協議)の日朝国交正常化作業部会の第2回会合が、明日からモンゴルの首都ウランバートルで開催されることと、関係があるのか・・・。
とにかく、うやむやはよくない。よく分からないのだが、私の結論としては、朝青龍には、今回の騒動に対して説明責任があると感じる。
大相撲協会の対応の一貫性のなさも、分からない。分かったのは、朝青龍を初め、大相撲社会全体が、オープンでないこと。日本のマスコミは、大挙モンゴルに押しかけているというが、もう少し当事者の説明や発言があれば、取材も過熱しないだろうと思われるのだが・・・。痛くないところも、色眼鏡で見られかねない。大相撲相撲協会には、「ただ今の協議について、ご説明致します」と、ハッキリして欲しいものです。
余談ですがー。
昨日の『真打ち競演』(NHKラジオ第一)に出演していた、三遊亭歌武蔵(さんゆうてい・うたむさし)は、元力士。同期は、元関脇貴闘力(現・二子山親方)だったようだ。力士らしい、力強い声と、明快な語り口で、とても面白かった。
※夏も終わる、妖怪の季節も去っていくということで、ゆく夏を惜しみ、妖怪アニメ『ドロロンえん魔くん』(1973年/原作:永井豪/東映)のOPとEDをご覧下さい。
ドロロンえん魔くん OP
ドロロンえん魔くんED
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2007年08月29日
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