2006年04月02日

「仕事ある。故に我あり」

 読書しつつ、時々ウトウトしつつの2時間ほど過ごす。好きなマンガや本を枕元に置いて、布団にぬくぬくしながらの読書は、インドアの私のレジャー。小学生の頃から、このスタイルは変わらないように思う。心安まるひとときなのだ。

 昼食を食べながら、携帯ラジオでTBSラジオの『伊集院光 日曜日の秘密基地』を少し聴く。

 トークのゲストは、俳優柄本明さん。伊集院さんのトークに引き出しが上手くて、柄本さんから面白い話を引き出していた。興味深い発言を、書きだしてみよう。思い出し書きだから、ちょっと間違えているかもしれないけれど。

 柄本さんによれば、俳優や芸人は、潜在的な失業者だという。仕事の依頼があって成り立つので、依頼がなければただの失業者だ(漫画家や文筆家もそうであろう)。

 人は何故仕事をするのかという話題では、柄本さん曰く、何かしてないと自分が何者であるか分からないことになるので、人間は仕事という装置を発明したのではないか。

 世間一般に考えられているのは、資本主義経済に生まれたという観点で、仕事がない=収入がない=死である。だから仕事をするのだろう。しかし人間の実存の問題から考えると、柄本さんの発言はなかなか興味深い考えだろう。何もしていない自分には存在価値を感じられず、仕事を持つことでとりあえず自分の存在価値が見いだせる。実存としての仕事観である。

 私が苦しんでいるのは、社会から必要とされてない存在ということもある。漫画の仕事があったりすると、自分の存在が必要とされており、自分の存在価値があるように感じられ、安心出来る面がある。「我思う。故に我あり」ではなく、「仕事ある。故に我あり」という感じだ。

 だからといって、履歴書書いてバイトの面接を受けるというプロセスに恐怖があり、出来ない私なのであるが。でもここままだと、経済的にも実存的にも「死」が目の前に近づいてくる・・・。

 漫画の仕事にかかったのは、夕方頃から。取りかかりが遅く、あんまりはかどらなかったけれど。イカンなぁと思いつつ。

 作画にコンパスが必要だったが、机の上の山になっている物の下に埋まっているので、発掘作業。色々な物が捨てられずにあったので、いくつかゴミ箱にぶち込みつつ掘り進む。アッ、あった。

 それにしても少し机の上の物がなくなって、気分が少し良くなった。広々とした大きな机で絵を描く夢を見るくらい、綺麗な机に憧れるのだ。そろそろ掃除をしなければ。引っ越しに匹敵する、巨大な事業だ。

 その前に、今やっている漫画を仕上げねばならない。
posted by 諸星ノア at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ラジオ
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