2010年03月25日

ひょこっと見つかる

 カウンセリングが終わり、車で帰る途中、古本屋へ立ち寄る。

 奥がエロ本・エロDVDがドドンとあって、手前がコミックの古本売り場。田舎の郊外にあるタイプの、古本屋です。

 コミック売り場で、何かないかなって、2〜3周していたら、ひょっこりこんなマンガが見つかる。


Kyodain.gif

 メディアファクトリーから1998年に出ていた、石ノ森章太郎ワールドの中の一冊、『宇宙鉄人キョーダイン』。

 1998年当時、石ノ森先生の全集として出されていたのが、章太郎ワールドだったと記憶しています。私は当時、『がんばれ!ロボコン』の1&2巻を買ってます。

 一冊1,000円だったので、そんな筋金入りの石ノ森ファンではないせいもあり、なんとなく、ロボコンだけにしたような気がします。

 そんな全集の中から、本日『宇宙鉄人キョーダイン』だけがひょこっと見つかり、300円なので、買ってしまいました。1976年に『月刊少年マガジン』で連載された作品。

 『仮面ライダー』の大ヒットで、1970年代は、特撮物の原作マンガを多数描いてた、石ノ森先生。『キョーダイン』も、同名特撮作品の原作です。

 帰って、早速読んでみると、内容は正直、う〜んって思ってしまうものなんですけど・・・。忙しい時期だったらしく、絵の描き飛ばし感がすごい。

 それと、話の大どんでん返しが、あまりに大きくて、「センセ〜、そんな」って突っ込みたくなる(笑)。

 短編がいくつか併録されてますが、その中の1本『UFO』が、なかなか面白かったです。見開き2ページを使って、団地群の上空に、UFOの編隊がいる絵は、二色刷原稿で空が赤いせいもあり、シュールな味わいの絵になってました。

 それにしても、1970年代の石ノ森先生って、『キョーダイン』もそうですけど、UFOとかノストラダムスが好きらしく(当時の終末ブームもあるでしょうが)、作品の題材に頻繁に使ってますね。

 絵柄としては、個人的に、1960年代の石ノ森作品の絵が、かわいらしくて好きですね。

 まぁでも、発行から12年の歳月を経て、私の手に落ちるのも縁なので、大切にします。こういう出会いがあるから、古本屋は楽しいな。


※特撮ヒーロー物『宇宙鉄人キョーダイン』(東映)から、挿入歌「ねらった敵はどこまでも」を貼ります。

 作詞/ハ手三郎、作曲・編曲/菊池俊輔、歌/ささきいさお。

 こんな曲があったんですねぇ。菊池サウンドが、ささきアニキの歌唱力で盛り上がり、カッコ良いッス。

宇宙鉄人キョーダイン  ねらった敵はどこまでも

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posted by 諸星ノア at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 古本
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