2009年08月23日

中村佑介画集『Blue』発売記念サイン会

 イラストレーターの中村佑介先生の初画集、『Blue』(飛鳥新社刊)の発売記念サイン会に参加してきました。

 場所は、東京・新宿駅西口にある、ブックファースト新宿店。スバルビルのそばにあるビル、モード学園コクーンタワーにあります。「新宿の目」でお馴染み、スバルビルの近所です。

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↑スバルビル地下の「新宿の目」。

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↑『Blue』。

 発売記念のトークイベントがあったんですが、私がその存在を知った時、すでに整理券が完売。でも、第2部、第3部とサイン会が設けられており、第3部のサイン会の整理券はゲットできたのでした。

 整理券番号は、177番。集合時間は、17時15分。

 集合場所は、コクーンビルの1Fエントランス。早速書店の係員に券を渡すと、サイン会が押していて、集合時間が、18時半になるとか。どぇぇ。

 なんでも中村先生が、サインに絵を入れているので、進行が遅れているらしい。

 仕方ないので、新宿駅地下のロッテリアで時間を潰して、所定の時間に行く。

 すると、長蛇の列ができており、相変わらず進行が遅れているらしい。待ちきれず、帰るお客も二人くらいいた。

 19時半頃、ようやくサイン会場に入ることができた。ブルースクウェアというカフェの奥にあります。

 会場内に入ると、まったりした空気に包まれる。

 中村先生の醸し出す、なんとものんびりした雰囲気が、会場全体を包んでいる感じです。

 私は先生の絵が好きなだけで、先生自身のプロフィールはほとんど知らないで参加したんですが、話し声を聞いていると、関西弁を話されてます。慌てて画集のプロフィールを見ると、先生は宝塚市出身。なるほど。

 30分くらいして、自分の番になりました。それで、素朴な質問を先生にしてみました。


私「先生の絵は、なんで(人物が)横向きが多いんですか?」
中村祐介(以下、中村)「なんででしょうねぇ」
スタッフらしき男性「前に、女の子の身体のラインが描けるからって、答えてたじゃん」
中村「そうだっけ」
私「絵がこれだけ上手いと、顔の正面を描くと思うんですが」
中村「でも、最近は正面を描くことが多いですよ。ボク、最近(女の子の)お尻が好きなんで、お尻を描くようなアングルで描きます」

 ほわ〜んとした関西弁で、ユーモラスにお話になる中村先生。その間、下描きなしに、画集に絵を描いて下さいました。コレです。

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↑サインと絵。

 画集の中には、色んな方が、発売へのお祝いコメントを載せてますが、その中で玉置勉強という方が、中村先生の外見が「ペットントン」に似ていると書いてました。

 私の印象も、ペットントンだなぁって、感じました。そんなことを書くと先生は心外かもしれませんが、おかっぱ頭でたれた目が優しいお顔が、ペットントンに似ています。

 ちなみにペットントンというのは、石ノ森章太郎原作の、特撮コメディー番組の主人公で、宇宙人です。

 中村先生は、容姿だけでなく、その雰囲気や話しぶりから、浮世離れしている感じで、まるで宇宙人のようでもあります。関西弁を話す、宇宙人と言いますか。

 そんな中村先生は、宇宙的な優しさで、200名以上の参加者に、悠然とサインと絵を描かれています。

 長時間の待ち時間で、私は正直イライラしてました。他の参加者も、そうでしょう。でも、先生が真摯に絵を描かれる姿を見れば、そんな疲れも吹っ飛ぶというか、逆にありがとうございますって感じです。 

 頑張って下さいと言って、その場をあとにしました。なお特典として、サイン入りマウスパッドがつきました。コレです。

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↑サイン入りマウスパッド。

 私が会場を出ると、まだ60人くらいのサイン待ちの列ができています。全員のサインを書き終わるのは、21時くらいになってしまうのかなぁ。

 中村先生、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました1


※松田聖子のナンバーから、「夏のジュエリー」(1985年)をどうぞ。

 作詞:/吉田美奈子 、作曲・編曲:/大村雅朗。

松田聖子 夏のジュエリー

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この記事へのコメント
こんばんは。中村先生のサイン会行かれたんですねー。良いなー。待ったかいがありましたね。ぼくも以前、中村先生の特集がある月刊イラストレーターを買いました。とにかく線がキレイですよね。フラットなベタ塗りも好きです。非常に勉強になります。「アジカン」のCDジャケットが有名ですよね。

ぼくも関西の方とは知りませんでした。なるほど、お尻フェチなんですね(笑)。
Posted by 五十嵐三平 at 2009年08月24日 22:11
>五十嵐三平さん
 こんばんは〜。
 
 中村先生のファンでしたか。サイン会の存在をお知らせすれば良かったですね。

 確かに線が綺麗ですよね。最初illustratorのパスで描いていると思ったら、手描きなんですよね。それをPhotoshopで加工して彩色して。手描きで、あんなしなやかなフラットな線を描くんですからね。配色も上手いし、黒の使い方が上手いですね。

 お尻が好きとか、性的な趣味もハッキリお話になるところなど、自分を飾らないユーモラスな方でしたよ。
Posted by 諸星ノア at 2009年08月25日 12:48

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