2016年04月01日

映画『仮面ライダー1号』

 映画『仮面ライダー1号』を観てきました。

 『仮面ライダー』誕生45周年記念映画。

 以下、ネタバレ含みます。ご注意下さい。


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↑映画チラシ。

 主演は、栄光の仮面ライダー第1号=本郷猛。すなわち、藤岡弘、。

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↑本郷猛(演:藤岡弘、)。

 共演は、現役の仮面ライダー、仮面ライダーゴースト=天空寺タケル(演:西銘駿)。それと仮面ライダースペクター=深海マコト(演: 山本涼介)。

 ヒロインは、かつて共にショッカーと戦った立花藤兵衛の孫、立花麻由(演:岡本夏美/元おはガール ちゅちゅちゅ)。

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↑立花麻由(演:岡本夏美)。

 本郷は、藤兵衛の遺言で、両親のいない麻由を娘のように庇護することを託されている。

 現在70歳の藤岡さんが、本郷猛を、貫禄たっぷりに演じる。

 恰幅が良くなったものの、とても70歳とは思えないアクションの切れ!さすがだった。歴代のヒーロー役者で、70歳でこれだけアクション出来る役者は、彼くらいでしょう。

 変身した仮面ライダー1号は、リニューアルデザイン。

 肩パットが入った感じで、胴回りも太めになっている。見た感じはライダー1号だけれども、全身に鎧をまとったような感じ。

 やはり藤岡さんが恰幅が良くなったので、さすがに変身後が、昔のライダーのシュッとした昔のシルエットのままだと不自然。

 本郷猛は、海外の紛争地域で戦いながら、三年ぶりに麻由の元に帰ってきたという設定なので、その間にバージョンアップしたという脳内補完すべきでしょう。

 変身ベルトも、従来の楕円形デザインから長方形のゴツイ形に変わり、変身ポーズとともに左右にカバーが開閉し、中央にタイフーンが現れて回転し、変身完了する。

 麻由は、1人暮らしをしながら、高校へ通う。放課後は、花屋でバイトの日々。

 海外の紛争地域を回ったとか、色々設定などに、役者・藤岡弘、のリアルな体験を、入れ込んでいるのが、本作のテーマになっています。

 すなわち、命の大切さ、尊さ。

 今、この瞬間でも、誰かが命を落としている。だから、命を粗末にしてはならない。

 なぜ、紛争が起こるか。自然破壊が起こるか。人間同士のエゴがぶつかり合うから。

 そこを、藤岡さんは、この映画で訴えたいようです。

 本郷が三年ぶりに帰国し、麻由の元に帰ってきたのに、彼女は許さなかった。

 三年間、自分を一人ぼっちにしたから。

 ただ本郷がなんのために戦い続けてきたか、麻由は理解する。自分一人を守るんじゃなくて、みんなを守るために、猛はいるんだと。

 実は、何故本郷が彼女の元に帰ってきたかと言うと、死期が迫っていたからであった−。長年の激闘で、身体がボロボロになっていたのだった。最期に一目、麻由に会っておきたかった。

 そんな麻由には、ショッカーと、そこから分派したノバ・ショッカーが、彼女を狙っていた。

 麻由の身体には、アレクサンダー大王の眼魂(アイコン)が眠っているからだった。

 眼魂は、『仮面ライダーゴースト』の世界設定なんですが、古今東西の偉人達(宮本武蔵とか、トーマス・エジソンなど)の魂が宿った眼球状のアイテム。それらの眼魂の力を使って戦うのが、仮面ライダーゴーストであり、スペクターです。

 ショッカーの地獄大使(演:大杉漣)は、アレクサンダー大王の眼球と一体化し、仮面ライダー1号と戦おうとしていた。

 ノバ・ショッカーも、どうやら世界を掌握するために狙っているらしい。まずは、日本経済を支配するため、電力会社を装っている。

 麻由を守ろうとする、カケル達。そして本郷猛。
 
 奮闘するも、ショッカー・地獄大使に麻由は拉致される。本郷は死期が迫る中、決死の変身で、激闘の末、麻由を救う。だが麻由の中のアレクサンダー大王の眼魂はショッカーに、更にノバ・ショッカーへと奪われてしまった。

 本郷は絶命−。

 本郷は火葬され、その場で悲嘆に崩れる麻由。

 その時、奇跡が!

 火葬された炎の中から、本郷が再び息を吹き返した!

 ヒーローは死なず!

 太古から未来まで、命は連綿とつなぐ物。生きて生きて、生き続ける。藤岡さんのメッセージが、ここに込められてると思います。

 そして、仮面ライダーは、死んじゃいけない。

 映画のエンドロールが流れた後に、本郷猛=仮面ライダーから文字と声でメッセージが。

「ライダーは、いつも君たちのそばにいる。だから、生きて生きて、生き続けろ」

 なんか、目頭が熱くなったなぁ。

 死んだ人が生き返るなんて、ヒーロー物のご都合主義ではなく、ちゃんとしたテーマがあると解釈すべきでしょう。

 簡単に死んじゃいけないし、死を美徳としちゃいけない。

 命を引き継いでいく。そんなメッセージでした。

 それと、本郷猛から、現役のライダー=天空寺タケルへ語りかける眼差しに、役を越えた何かがあって、ライダー役者としての心構えを託した感じでした。

 これからずっと、ライダーだったことを語られ続ける人生ですし、憧れの眼差しで見られるわけです。

 生き様を見られるわけですから、人としてしっかり生きるんだぞという意味もあったと思うんですね。

 ライダー1号からゴーストへ、ヒーローとしての遺伝子が受け継がれた、そんな作品だったと思います。

 エンドロールで、1号ライダーが、新しいサイクロン号に乗って疾走するシーンが流れるんですけど、そこはなんか、『仮面ノリダー』のOPっぽくて微妙でした(苦笑)。

 今回のライダー1号は、前述の通り胴回りが太くゴツいデザインなので、前傾姿勢がとれず、乗ってる姿勢が上半身直立でオジサンっぽいというか、カッコ良くないんですね。

 それはまぁ、些細なことですけど、全体としては、良い作品でした。


※映画『仮面ライダー1号』予告編です。

映画『仮面ライダー1号』予告編

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posted by 諸星ノア at 23:58| 特撮&VFX作品・特撮ヒーロー・怪獣