戦隊物の恒例映画です。

↑チラシ。
ファーストデーなので、平日夕方とは言え、、お子様連れの家族が、5組くらいいました。まぁガラガラには違いないですけど。
新人役者さん達の成長が見られて、楽しかったなぁ。1年かけて放送するドラマは、民放では、戦隊物か仮面ライダーしかないので。
あとはNHKで大河ドラマ。半年で、朝ドラです。
戦隊(ライダーもそうですが)ほとんど新人が抜擢されるから、1年かけると、演技が成長したなって、実感します。
今回は、ニンニンジャーのアカニンジャー=伊賀崎天晴(いがさき・たかはる/演:西川俊介)が、敵のボス、忍者マニアの闇博士マーブロ(演:山里亮太/南海キャンディーズ)に捕まってしまう。
天晴を救うべく、烈車戦隊トッキュウジャーが駆けつけてきた!トッキュウジャーと協力して、ニンニンジャーの残されたメンバーはマーブロ一味に立ち向かう、というお話。
上記で触れた演技の成長なんですけど、この天晴君の成長が、嬉しかったです。放送当初は、視聴者ながら、滑舌悪いし演技微妙だし・・・って思ってました。
今も滑舌悪いですけど、それなりに克服しようとした感じありますし、微妙な心理の移り変わりも、出来るようになってました。
すごく努力家なんだと思います。周りの先輩に、アドバイスをすごくもらってるんでしょう。
天晴がマーブロに虜にされてしまい、トッキュウジャー&ニンニンジャーがかれを救出に向かうわけですが、それに反対したのが、天晴とシロニンジャー=伊賀崎風花(いがさき・ふうか/演: 矢野優花)の父である、伊賀崎旋風(いがさき・つむじ/演:矢柴俊博)。
旋風は、マーブロの本当の狙いがニンニンジャー全員を誘い出すことで、忍者全員を闇ニンニンジャーにして、世界を闇にすることが最終目標だから、息子の命の心配を押し殺して、断腸の思いで、全員を引き留めたのでした。
ここに、戦隊映画で繰り返し描かれる、父子愛のテーマがあります。
しかし、みんなで帰ってくればいいのだからとアオニンジャー=加藤・クラウド・八雲(演: 松本岳)に逆に諭され笑顔で、旋風は許したのでした。
この映画のみの新キャラで、敵役マーブロを演じた南キャンの山ちゃんが、良い味出してた!
ナチュラルな演技で、十分悪役だから、笑ってしまう。
劇場パンフレットに書かれているんですけど、監督に「子供達に嫌われるような話し方でお願いします」と言われ、山ちゃんが「なるほど」と答えたら、「そう、それです」と言われたそう。彼としては、普通に話しただけだったとか(笑)。
ラジオ番組では、役作りについて聞かれて、衣装着て、ただ笑って写真撮っただけで、役そのままだったことが語られてました(笑)。
先輩戦隊のコラボも、映画の見どころ。
トッキュウ1号こと、来斗(らいと/演: 志尊淳)は、猪突猛進型で、天晴と同じ単細胞型なんですけど、経験を積んで精神的に成熟した感じで、落ち着いてます。
来斗は、見た目大人でも、『トッキュウジャー』を観た人にはご存じなんですが、正体は小学生(10歳)なので、後輩レッドである天晴を導く役どころなのは、面白い。
演じてる志尊クンが、戦隊役者として西川クンより1年先輩というところも重なるから、二人の場面を重層的に見ることが出来ます。
マーブロ達を粉砕して、エンドロールが流れると、私の後ろの席の父子は、さっさと帰ってしまいました。
エンドロールで「なんじゃモンじゃ!ニンジャ祭り!」流れ終わった後、天晴達が旋風の元に帰るシーンになります。
笑顔で旋風「おかえり」のあと、照れくさそうに天晴が、「おお」と小声で微笑む良いシーンで終わる。
これ、さっきの父子見て欲しかった!大事なシーンなのに!子供の無事を願わない、親はいないですから。
ここに、この作品のテーマがあるわけで、戦隊映画が、父子で観る作品というものを意識して作られてる所以だと思うのです。
映画は、エンドロールが終わるまで、席を立たないで欲しいもんです。
※『手裏剣戦隊ニンニンジャー VS トッキュウジャー THE MOVIE』予告編です。
『手裏剣戦隊ニンニンジャー VS トッキュウジャー THE MOVIE』予告編
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