2015年09月04日

大河原邦男展@上野の森美術館(東京)

 上野の森美術館で開催している「大河原邦男展」に行ってきました。

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↑「大河原邦男展」看板。

 大河原邦男さん(1947年生/現在67歳)は、ガンダムや、タイムボカンシリーズのヤッターマンのメカなど、数々のメカを担当された、アニメ作品のメカデザインの第一人者です。

 私は、大河原さんがデザインしたメカが登場したアニメで育ったもんなので、大変楽しめましたね。

 上野の森美術館の壁面には、歴代大河原ロボットの大きさ比較図が描かれていて、絶好の撮影スポットになっております。

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↑大河原ロボットが描かれた壁面。

 大河原さんがタツノコプロに入社して、『ガッチャマン』からキャリアスタート。私もちょうど、そこからずっとリアルタイムで観てきました。

 驚いたのが、タカラ(現タカラトミー)のミクロマンのヘリコプターなどもデザインされていたこと。へー。ミクロマンのおもちゃ、随分買ってもらったなぁ。

 『ゴーダム』、『メカンダーロボ』、『ギンガイザー』、『マシーン飛龍』、『ボルテスV』、『ザンボット3』、『ダイターン3』、『ガンダム』、『ザ☆ウルトラマン』、『ヤッターマン』・・・。

 みんな観てました。懐かしい。

 メカの設定画以外にも、カラーイラストも大迫力。

 ポスターカラーで描かれているんですけど、ありふれた画材でも、画力があれば、これだけの絵が描けるんですね。

 有名なガンダムの「ラストシューティング」場面だって、ポスターカラーですしね。

 ただ大河原さん自身は、インタビューなどで、絵は上手くないし、描くのは好きじゃないと言ってましたけど(苦笑)。

 80年代以降のアニメとなると、『レイズナー』や『ドラグナー』とか、所々見なくなる作品が出てきて。

 90年代以降、『ガオガイガー』や『アイアンリーガー』となると、見てないんですけど、色んな年代で、楽しめるんじゃないでしょうか。

 90年代以降展示、『ガンダムF91』の設定画見て、クスッて思ったのが、安彦良和が大河原さんへの伝言メモが端っこに書いてあって、それが関係者への悪口だったから(笑)。

 撮影フリーコーナーでは、変形可能なロボットとしてデザインした車、「EXM-002-00」の展示がありました。早速、撮影。

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↑EXM-002-00。

 それと今回のために描き下ろされた、大河原さん自選のロボット達の、イラスト。ファンへの感謝を込めて描いた作品とかで、図録の表紙にも使われてます。横長なので、撮影するのが、大変(苦笑)。

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↑描き下ろしおロボットイラスト。

 物販コーナーは、恒例の図録は、ゲット。資料価値ありますので。

 プラモデルは、実はここ限定のダグラムがあったんですけど、完売だったので、残念でした。

 後は話のタネに、「オオカワラ クニオカレー 中辛」を買ってみました。700円だったかな。

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↑左から図録、オオガワラクニオ・カレー。

 大河原さんのメカデザインで育った世代ですから、興味深く拝見出来、内容の濃い、良い展覧会でした。


※大河原邦男さんが関わったアニメとしては、初期の作品。『合身戦隊メカンダーロボ』(1977年/和光プロ)から、OP「トライアタック! メカンダーロボ」です。

 歌は、水木一郎&コロムビアゆりかご会。

 当時、リアルタイムで観てました。東京12チャンネル(現テレビ東京)放映なので、全国的な知名度は低いかな。

 両腕の前腕が回転してミサイルポッドになったり、両腕の前腕の外側についた丸い盾を内側に返し、盾についてるトゲトゲで、敵ロボットの頭部を挟みつけて粉々にするとか、鬼畜な戦法が印象的(笑)。

合身戦隊メカンダーロボ


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posted by 諸星ノア at 18:55| アニメ・声優など