2015年07月30日

「THE 世界名作劇場展」@東武百貨店池袋本店8F催事場

 池袋・東武百貨店8F催事場にて開催、「THE 世界名作劇場展」を鑑賞です。

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↑ポスター。

 会場前に行ってみると、ちょうどラスカルが来てました! 私と背丈は、変わらない。

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↑かわいいよ、ラスカル!。

 けっして、大きいなー、人間大だと、言わないよーに(笑)。その場の皆さん、可愛いの連呼!撮影可能なので、シャッターチャンス。

 さっそく、会場へ。

 世界名作劇場は、日本アニメーションが制作し、フジテレビ系で放映された、ファミリー向けアニメシリーズ。日曜19時30分の枠ですね。

 第一作は、1975年の『フランダースの犬』。

 これ以前の、『ムーミン』や『山ねずみのロッキーチャック』、『アルプスの少女ハイジ』は、ズイヨー映像の作品なので、カウントされないようです。

 ですので、展覧会の原画展示は、『フランダースの犬』からです。

 当時の原画の展示は、迫力あるというか、やっぱり手描き、肉筆の迫力ですねー。

 動物の愛らしさ!それと、背景画の緻密さ!背景画など、タブローでも良いんじゃないか、という。世界観がしっかりしている。

 背景に確かな生活感があり、嘘がないから、人物を支えるし、ドラマを支えられるんですね。

 宮崎駿や高畑勲の師匠の、森やすじの描いた、動物キャラの原画(『シートン動物記 くまの子ジャッキー』)がころころと愛らしい。初期の東映動画のフォルムですなー。

 日本アニメーションのキャラクター描写は、線が柔らかいですよね。あれがいい。こなれた線というか、確かなデッサン力に支えられた線ですよね、あれは。

 不満は、高畑勲&宮崎駿コンビの『赤毛のアン』展示が、少な目ってことですか。明らかに、皆さんが一番見たいキモだと思うんですけど。

 ウィキによれば、宮さんは『アン』が嫌いみたいで、これ以後、世界名作劇から去るので、それが影響しているのかも?

 名作劇場展示は、地上波放送最終作『家なき子 レミ』(1996年)と、BS放送での最終作『こんにちはアン』(2009年)まで。

 番外で『未来少年コナン』。さらにフジテレビ系で現在放映中の『ちびまる子ちゃん』です。

 また、『あらいぐまラスカル』や『アルプスの少女ハイジ』などの主題歌の作詞を手がけた、詩人・岸田衿子(えりこ/2011年没)の直筆詞も展示されてます。岸田衿子は、女優で、ムーミンの声でも知られる岸田今日子(2006年没)の実姉。

 ラストは、物販コーナーで、図録をゲット。

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↑図録。

 それと、盲導犬の募金コーナーがそばにあり、ワンちゃん(セントバーナードかな?)もいっしょにいたので、可愛いので思わず募金。すると、フランダースの犬のフィルム状しおりをもらえました。

 全体的に、女性客が8割の展覧会でした。


※アニメ『あらいぐまラスカル』(1977年)OP、「ロックリバーへ」です。歌は、大杉久美子、セントメリーチルドレンコーラス、コロムビアゆりかご会。

ロックリバーへ

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posted by 諸星ノア at 23:33| アニメ・声優など