2015年01月10日

映画『海月姫』

 映画『海月姫(くらげひめ)』を観てきました。


 以下、ネタバレありますので、未見の方ご注意下さい。


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↑『海月姫』チラシ。

 原作は東村アキコの同名マンガで、ドラマ『あまちゃん』でお馴染み、能年玲奈主演の映画です。

 私は原作は読んだことないんですが、可愛い能年ちゃんが出てるのと、マンガ原作の楽しそうな作品なので、観に行った次第。

 イラストレーターを目指す少女、倉下月海(つきみ/演:能年玲奈)は、海月(くらげ)オタク。

 都内の男子禁制アパート、天水館に住んでいる。

 ここには、鉄道オタクのばんばさん(演:池脇千鶴)、三国志オタク・まやや(演:太田莉菜)、枯れ専・ジジ様(演:篠原ともえ)、そして管理人の娘で、韓流スターを追っかけて家を留守にしている母親の代わりにアパート管理の代行を務める和物オタク・千絵子(演:馬場園梓/アジアン)という、各界オタク女子の巣窟。

 しかし月海は、同じオタク仲間ということで、心安らぐ場である。

 そこに、ひょんなことから、女装男子でプレイボーイ、そしてファッションデザイナーを目指す、鯉渕蔵之介(演:菅田将暉)が月海と出会い、天水館に転がり込んでくる。

 彼は、実は時の首相、鯉渕総理(演:平泉成)の次男である。しかも、愛人の子供。

 さらに、蔵之介の兄(実子)で、総理の秘書・鯉渕修(演:長谷川博巳)が、月海と出会って、彼女に一目惚れ。修は三十過ぎても童貞という、超真面目人間。

 蔵之介は、修と月海の恋を応援するが、徐々に兄に嫉妬する自分に気づく。

 そんな中、天水館のある地区を、鯉渕総理が、大手不動産会社・稲荷翔子(演:片瀬那奈)らと結託し、地域活性化の名の下に、再開発することとなる。天水館も、立ち退かなければならない。

 蔵之介は、現実逃避し、ひきこもろうとする月海達を鼓舞し、再開発阻止の為に立ち上がる!

 非常にベタベタな、王道逆転ドラマです。それとシンデレラストーリー。

 それとベタベタな、三角関係ドラマ。

 でもそれが、私には心地よかったです。

 基本は、王道少女マンガです。

 ですから、月海、蔵之介、修の恋心の揺れを中心に描くので、そこら辺に感情移入出来ないと、辛いかも知れません。

 それと蔵之介の存在で、月海がどんどん成長していく姿が良いし、天水館のオタク達が変わろうとする姿も良いですね。

 人は誰しもダメな部分はあるし、だからこそ、変わろうとする。

 そういう意味でも、共感できるだろうと思います。

 ただ、オタクが嫌いというか、ひきこもりやニートが嫌いというか、ここでひっかかってしまうと、もう登場人物に感情移入も出来ないでしょうし、逆転劇も、単に陳腐にしか見えないでしょう。


 蔵之介が要所要所で、月海に、キレイな服やメイクをほどこすんですけど、それがまた、じつに可愛い!!!

 いくら役でオタクの恰好をしても、元がやっぱりあの能年ちゃんですから、やばいくらい可愛いです。

 改めて、能年ちゃんの可愛さが、再認識出来る作品でもあります。

 それと脇で池脇千鶴や篠原ともえが出ていたって、終わってパンフレット読んでから気づきました(苦笑)。

 それくらい、髪型や衣装で、分からないです。

 思い返せば、池脇千鶴って、三井のリハウスガールでデビューして、ちょうど今の能年ちゃんのポジションだった人ですからね。篠原ともえだって、可愛さで売ってたし。

 ですから、20年後くらいに能年ちゃんも、その時のアイドル女優さんを脇で支える役で出てるのかなって想像すると、何やら先が楽しみになったりします。

 気分が明るくなる作品ではあるので、観て損はないかなって、思います。


※映画『海月姫』予告編です。

映画『海月姫』予告編

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posted by 諸星ノア at 20:20| 映画