2014年09月01日

『なぎら健壱 バチ当たりの昼間酒』

 『なぎら健壱 バチ当たり昼間酒』(なぎら健壱/漫画:魚乃目三太/少年画報社刊)読了。

 コンビニ本『思い出食堂』に連載中のマンガが、ついに単行本化。

Bachiatari-Hiruma-S.gif
↑表紙。

 フォークシンガー・なぎら健壱が、浅草を中心に、都内の知られざる大衆的な飲食店などで、お昼過ぎからお酒を飲む様を、エッセイ風に漫画化した作品。

 『思い出食堂』を一度買ったことがあり、そこで読んだことあったので、買った次第。

 魚乃目先生の、ゆるい描線と等身の短い人物が、昭和を感じさせて、好みです。

 なぎら先生は、自分の脚で調べた、馴染みのお店ばかりなので、話す言葉にも説得力があります。

 「なんでもマヨネーズかけちゃだめって、都会人の私から言わせれば、なんでもかけろよ!」

 「メンチやコロッケは、ソースの味を楽しむもの。なんなら「づけ」にしたいところ」

 銀座生まれ葛飾育ちの、江戸っ子ならではの、ひねりの効いた「なぎら節」が冴え渡るマンガとなっておりました。

 読むと、そのお店に行きたくなります。

 私は下戸(げこ)ですけれども、そういう人でも楽しめます。


※なぎら先生の「フォーク理論」映像です。

 坂崎幸之助(THE ALFEE)と、おもしろおかしく、日本フォークの歴史を講義。

 スタジオには、ムッシュかまやつと岡部まり。

 NHK BS2(2011年廃止)『BSフォークソング大全集』だったと思います。当時ビデオに録画して観た記憶があるので。90年代半ばくらいの放送ですね。

なぎら健壱のフォーク理論

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posted by 諸星ノア at 17:01| 読書感想(マンガ含む)