2014年08月09日

宮崎克先生&吉田浩二先生サイン会@丸善本店(東京)

 マンガの神様・手塚治虫の知られざる姿を描いたマンガ、『ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜』第5巻の発売を記念したサイン会に参加です。


 場所は、JR東京駅、丸の内北口出てすぐにある、丸善本店の2階。

 時間は、14時より。

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↑丸善本店、外観。

 サインは、原作者の宮崎克(まさる)先生と、作画の吉本浩二先生のお二人に入れて貰えます。

 宮崎先生は、複数のペンネームで活躍しておられ、写楽麿の名前では、『人形草紙あやつり左近』(作画/小畑健)も書いておられます。

 吉本先生は、『昭和の中坊』シリーズや、ドキュメント漫画『さんてつ〜日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録〜』を描かれてます。

 ーって、先ほどネットで調べた知識なんですが(汗)。

 実は私は『ブラック・ジャック創作秘話』で、初めてお二人の存在を知ったんです。

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↑『ブラック・ジャック創作秘話』第5巻。

 今回サイン会で、どんな方なのか、初めてお顔を拝見することになります。

 さてー

 手塚治虫先生について、漫画界では、俗に「白テヅカ」「黒テヅカ」と言われています。

 手塚先生に薫陶を受けた藤子不二雄先生ら「トキワ荘グループ」は、憧れであり、お世話になった大恩もありで、慈悲深く神のような「白テヅカ」を描いてきました。

 一方で常に完璧な作品を描きたいゆえのわがままで、担当編集者やスタッフらを振り回す「黒テヅカ」面は、あまり多く書かれてきませんでした。

 『ブラック・ジャック創作秘話』は、そんな手塚治虫の「黒テヅカ」面というか、人間的な面にスポットを当て、関係者からの取材を元に、漫画化したものなのです。 

 吉田先生の、泥臭い絵が、新たな手塚治虫像を演出しております。


 サイン会は、定刻通りスタート。

 丸善のサイン会は、並んだ順でサインをもらえる形式。私は開始40分前くらいから並んでました。

 それでも、前に6人くらいいましたけども。私の後ろには、ザッと見40名くらいでしょうか。

 圧倒的に、男性ファンが多いですね。しかもおそらく40代以上。

 サインの順番は、吉田先生→宮崎先生。

 まずは、吉田先生にサインを描いて頂きます。

 手塚治虫のイラストを入れた後に、サインです。

 吉田先生は大柄な体躯ながら、ナイーブな感じの方で、照れたようにして目を伏せて、お話はされません。

 代わりに、隣の宮崎先生が、結構話して下さいます。ほっそり小柄な方。

 宮崎先生曰く、「手塚先生はもちろん、神様なんだけども、人間的な部分を描いて初めて、全体像が描けるんだと思うんです」

 『神様のベレー帽』(『ブラック・ジャック創作秘話』をベースにし、SMAP草g剛が手塚治虫を演じたドラマ)も良かったですねと申しますと、「でも草g君は、(手塚先生に)似てないよね(苦笑)」と本音をポロリ(笑)。私も同感。

 なお宮崎先生は「文字が下手だから」という理由で、この日のために制作したというハンコを押してくれました。

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↑吉田先生のイラスト入りサイン&宮崎先生特製ハンコ。

 
 今作は、これが最終巻ですけども、残念ですね。

 ただ当初は読み切りだったそうで、それが5巻まで連載がたまるというのは、好評だったゆえですね。

 宮崎先生、吉田先生、サイン会お疲れ様でした!


※春風亭昇太の演じる、手塚治虫の映像です。

 昇太さんの演じる手塚先生の方が、似てる気がしますね。

手塚治虫 春風亭昇太が演じる


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posted by 諸星ノア at 19:53| マンガ・マンガ家